周年企画を共同で実施  KBS、エフエム京都

編集部

京都放送とエフエム京都は昨年7月から12月にかけて、両局の周年記念キャンペーンを共同で実施した。これまでに防災特番の同時生放送や京都駅ビルで開催したイベントでも協力してきた2局。京都放送は開局70周年、エフエム京都は開局30周年を迎えたのを機に、両社長の話し合いの中から今回の取り組みが生まれた。人とのつながりが希薄化するコロナ禍で新たなつながりを生み出し、京都におけるラジオの盛り上げを狙った。

キャンペーンのメイン企画として、共同特番「KBS京都・α―STATION Wアニバーサリースペシャル『ラジオで、つながる。』」を放送。収録は京都放送で行い、両局が異なる日時に放送した。地域活性化やSDGs、医療など"今つなげたい"テーマを毎月設定し、それにまつわる専門家をゲストに迎えた。ナビゲーターは両局のアナウンサーやDJが月替わりで務めた。

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<共同特番(初回放送分)の出演者。
一番左・エフエム京都DJ 川原ちかよさん、中央3人・ゲスト、
一番右・KBS京都アナウンサー 森谷威夫さん>

共同でのセールス・制作を行ったことで、単局では難しい新規クライアントを獲得できた。両局合わせて9社600万円を超える収入があり、営業的な成果も大きかったという。京都放送の湯浅勝取締役は「今回得たエフエム京都との信頼関係を基に、機会があれば今後も取り組みたい」と語った。

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