米IAB(Interactive Advertising Bureau)が4月12日、最新の報告書を発表した。調査はPwC社が行っている。その結果、2021年のデジタル広告費は合計1,890億ドルで前年比35%増。19年から20年の上がり幅12.2%を上回り、過去15年間で最大の上がり幅だった。
それをけん引したのが動画配信とデジタルオーディオ・プラットフォームだ。動画配信広告は前年比50.8%増の395億ドル、デジタルオーディオ広告は同57.9%増の49億ドル。IAB戦略担当チーフのリビー・モーガン氏は、「21年のデジタルビジネスの急成長は予測していたものの、その加速度には驚いた。21年の成長幅は20年の3倍だ」とコメントしている。また、ソーシャルメディア広告は前年比39.3%増の577億ドル、検索エンジン広告は32.8%増と報告されている。