放送サービス高度化推進協会（A-PAB）は12月4日に記者発表会を都内で開き、今年7月末に4K8K衛星放送の視聴可能機器台数が2,000万台の大台を突破したことを記念し、NHK BSP4K、BS日テレ4K、BS朝日4K、BS-TBS4K、BSテレ東4K、BSフジ4K、NHK BS8Kの6チャンネルのイチオシ番組と「BS4K8K衛星放送で超100‼見ようよキャンペーン」を発表した。
A-PABの加増良弘理事長（BSテレビ東京社長）は、「テレビには大きなパワーがある。皆さんの心を揺さぶるパワーがある。年末年始はぜひテレビの特に4K8Kのパワーを認識していただきたい」とあいさつ。12月に放送されるイチオシ番組が紹介された。
＜BS4K8Kイチオシ番組一覧＞
■NHK BSP4K『The Covers' Fes. in 広島』12月21日（土）21:00～22:29
■BS日テレ4K『島っぷ』12月24日（火）21:00～22:54
■BS朝日4K『BS朝日開局25周年記念 ウェルビーイングスペシャル上野樹里 クジラの生きる星 ―ニュージーランドそして南の海へ―』12月15日（日）21:00～23:00
■BS-TBS4K『迷湯パラダイス 湯かりの人2』12月21日（土）19:00～20:54
■BSテレ東4K『道を拓く～上高地・槍ヶ岳二百年物語～』12月30日（月）19:00～20:54
■BSフジ4K『日本遺産物語 佐渡島の金山～世界を動かした日本の鉱山遺産～』12月27日（金）19:00～21:00
■NHK BS8K『Ｎ響「第９」演奏会』12月18日（水）19:00～20:20※生中継
NHKのBSP4Kのイチオシ番組『The Covers' Fes. in 広島』でMCを務める上白石萌歌さんがスペシャルゲストとして登場、4K8Kキャラクターの「ヨンハチさん」もかけつけた（＝冒頭写真）。役者、アーティスト、そして視聴者としてさまざまな角度から4Kコンテンツに触れる上白石さんは、4K8Kの高精細な映像について「映像の世界に踏み入り、余計なことを考えず、その世界に浸る経験が4Kでできると思う。ぜひ皆さんにも体験を超えた没入を感じてもらいたい」と魅力を語った。
さらに「BS4K8K衛星放送で超100‼見ようよキャンペーン」では、12月13日（金）～22日（日）に、4K8K放送で100を超える番組を編成する。民放4K衛星放送5局では、日ごろは2Kと同じ番組を放送している時間帯に、各局10番組程度の4K番組を放送予定だ。「4Kテレビを持っている方に、リモコンの4Kボタンをプッシュしてもらう機会にしたい」と、A-PABで、同キャンペーンを検討するBS編成担当者会議の荒井昭博主査（BSフジ常務取締役）は狙いを語った。放送予定の番組を含めて、キャンペーン特設サイトから詳細は確認できる。
また、衛星放送は2025年に新たなチャンネルがスタートする。年明けすぐの1月10日は、BSJapanextとスターチャンネルがひとつになった新しいBSチャンネルBS10が誕生する。記者発表会に登壇したBSJapanextの佐藤崇充社長執行役員は「われわれはテレビの通信販売で育てていただいた会社だ。BS放送をしっかり盛り上げていくことでお返ししていきたい」と新チャンネルBS10への意気込みを明かした。BS右旋帯域4K放送として新たに認定を受けたショップチャンネル4K、4K QVC、OCO TVの3社も登壇し、それぞれのチャンネルの魅力を伝えた。なお、ショップチャンネル4Kおよび4KQVCは2025年4月1日からBS4K右旋での放送を開始する。
このほか、良質な先進映像作品へ贈られる「ルミエール・ジャパン・アワード2024」についても紹介された。
＜ヨンハチさんの決め台詞「4Kボタンをプッシュ！」のポーズを決める上白石さん＞
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