字幕付きCM普及推進協議会(以下字幕CM協議会、日本アドバタイザーズ協会・日本広告業協会・民放連の3団体で構成)は11月11日、字幕付きCMの放送実態調査を公表した。TBSテレビ、日本テレビ放送網、テレビ朝日、フジテレビジョン、テレビ東京を対象に、2025年10月1日午前5時~10月8日午前5時の総CM放送時間数を調べた。
2023年から年2回(4月・10月)、東京エリアにおける字幕付きCMの観測調査を行っていたが、より正確な結果を出すため、今回から調査期間を1週間として期間中番宣CMを除いた全ての字幕付きCMの放送時間数について調査。また、ゴールデン帯に限定した放送割合を初めて算出した。期間中の全てのCMのうち、字幕付きCMの全時間帯の放送割合は21.6%で、ゴールデン帯(19:00~22:00)の放送割合は31.0%となった。詳細は、字幕付きCM PORTAL WEB SITE(※外部サイトに遷移します)で確認できる。
字幕CM協議会は、「聴覚障害者や聴こえにくい方への情報アクセシビリティを確保する字幕付きCMの社会的意義はますます高まっている」とし、「東京2025デフリンピックをさらなる普及の契機とし、視聴者の暮らしをより豊かにし、テレビCMの価値向上に取り組む」としている。
