米NBCUのミラノ・コルティナオリンピック広告枠が完売 2月のNFLスーパーボウル、NBAオールスターゲームも

編集広報部
米NBCUのミラノ・コルティナオリンピック広告枠が完売 2月のNFLスーパーボウル、NBAオールスターゲームも

米NBCユニバーサル(NBCU)は、2月6日に開幕する第25回オリンピック冬季競技大会(ミラノ・コルティナオリンピック)の広告枠が完売したと1月6日に発表した。具体的な売上額は未公表だが、冬季大会としてNBCUの中継史上最高水準(リニア+デジタル)を記録したという。広告主の数も過去最多で、新規広告主も100社を超えた。

NBCUにとって2026年2月は前例のないスポーツ中継月間となる。ミラノ・コルティナオリンピックに加えNFLスーパーボウル(2月8日)、NBAオールスターゲーム(2月15日)とビッグイベントが集中する。このためNBCUは"Legendary February(伝説の2月)"と銘打ち、他のメディアにはない規模とリーチ力を広告主と視聴者にアピール(冒頭画像はNBCUのリリースから)。すでにNFLスーパーボウルとNBAオールスターゲームの広告枠も完売している。

NBCUによると、ミラノ・コルティナオリンピックでは広告主の85%以上がデジタル分野に出稿。配信サービスPeacockにおける広告関連の新機能やフォーマットを採用する広告主は2024年のパリ夏季大会から31%増加したという。テレビと配信を横断するクロスプラットフォーム展開が各広告主に受け入れられているようだ。なかでも注目されるのが、広告主約60社が採用する"独自のマーケティング要素"だ。従来型のスポットCMにとどまらず、競技中継や番組内容と連動した広告、デジタル配信におけるインタラクティブ広告、ブランド協賛によるオリジナルコンテンツなどを含む。メダル獲得状況やハイライト映像の提供広告主、視聴者の関心や視聴行動に応じて表示内容が変わるターゲット型広告、関連の特集企画と紐づけた広告露出などだ。この手法は2022年の北京冬季大会と比べて174%増加しており、広告の「量」だけでなく「質」の変化を象徴している。

視聴体験の高度化も今回のオリンピック戦略の柱。NBCUはAIを活用した視聴ガイド「OLI(Olympics Live Interface)」を刷新し、1月20日から本格稼働した。2024年のパリ大会で初めて導入され、今回はGoogle Cloudの生成AI「Gemini」を基盤に機能を拡張した。NBCとPeacockで提供される数千時間に及ぶオリンピックの中継・配信から、視聴者それぞれの関心に応じて選手のプロフィールや好みに応じたハイライト動画、競技日程のカレンダー通知などを統合し、「いつ、どこで、なにが見られるか」をAIが支援する。公式サイトのNBCOlympics.com や NBCSports.com をはじめニュースサイトやローカル局のデジタル媒体など計19のNBCUのデジタルプラットフォームで提供される。大会期間中は"Legendary February"を構成するNFLスーパーボウルやNBAオールスターゲームの番組情報もあわせて表示され、2月全体の大型スポーツ編成の視聴導線づくりを担うという。

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