中国放送 文化庁芸術祭賞ラジオ部門で大賞

編集広報部

文化庁は12月26日、2022年度(第77回)「芸術祭賞」の受賞作を発表。民放からラジオ部門(ドキュメンタリーの部)で中国放送の『生涯野球監督 迫田穆成 ~終わりなき情熱~』が大賞を受賞した。

選手時代だけでなく、監督としても甲子園を制覇し、83歳の今も高校野球部を指揮する迫田監督の人生を描いた作品。「彼の卓抜とした世界観、野球観を巧みな構成と編集で描いた傑作」と評価された

22年10―11月に放送された参加作品の中から有識者の審査で選ばれた。贈呈式は2月15日に東京・新宿区のリーガロイヤルホテルで行われる。このほかのテレビ・ラジオ各部門の受賞作は次のとおり。

【テレビ・ドラマ部門】
〈大賞〉
NHK=『忠臣蔵狂詩曲NO.5 中村仲蔵 出世階段』
〈優秀賞〉
▽NHK=『よるドラ「恋せぬふたり」』
▽WOWOW=『連続ドラマW いりびと-異邦人-』

【テレビ・ドキュメンタリー部門】
〈大賞〉
NHK=『BS1スペシャル「正義の行方~飯塚事件30年後の迷宮~」』
〈優秀賞〉
▽琉球放送=『還らざる日の丸~復帰50年 沖縄と祖国~』
▽東海テレビ=『はだかのER 救命救急の砦2021―2022』
▽BS-TBS=『通信簿の少女を探して~小さな引き揚げ者 戦後77年あなたは今~』

【ラジオ部門】
〈優秀賞〉
▽(ドラマの部)山形放送=『鉄格子に顔押しつけて 21枚に刻み込んだ〝抵抗〟』
▽(同)NHK=『FMシアター「琥珀のひと」』
▽(ドキュメンタリーの部)ニッポン放送=『ニッポン放送報道スペシャル あの日の「誓い」から10年・始まった共生社会への挑戦!』

なお、文化庁は芸術祭の参加公演・参加作品の募集および贈賞は今年度で終了すると発表している。

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