世界ラジオ連盟発足 米国など14団体が参加 ベストプラクティスを共有

編集部

ラジオの国際的な業界団体として「世界ラジオ連盟(World Radio Alliance)」が2月10日、世界ラジオデー(同13日)に先立って創設された。創設メンバーはヨーロッパ(オーストリア、ベルギー、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、オランダ、スペイン、英国)、米国、カナダ、オーストラリアの13カ国の各1団体に、欧州のテレビ・ラジオ広告会社の業界団体egta(本部:ベルギー)を加えた計14団体。米国からはRAB(Radio Advertising Bureau)が参加している。会長を務めるのは、英ラジオ業界団体Radiocentreのクライアントディレクター、ルーシー・バレット氏。

WRAは「業界が国境を超えて団結し、ベストプラクティスを共有することで、メディア市場におけるラジオ/オーディオのパワーを広く示していく」と発表している。オーディオ市場がマルチプラットフォーム化する過渡期の今、リスナーと業界をどうつなげていくかを模索し、最新テクノロジーの導入を含め、ラジオ産業の一層の発展を世界レベルで達成していくことが最大の目的だ。バレット会長は、今回の新組織の創設が時代のニーズに即したタイムリーなものであることを強調している。

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