テレビ東京、最新のテクノロジーを加え新しいホラー体験を作りだす会社である(株)闇、ローソンエンタテインメントは、「行方不明展」を7月19日から9月1日まで、東京の日本橋室町三越前・福島ビルで開催する。冒頭写真は入口のようす。開催時間は、11:00~20:00、料金は2,200円(一部日程は日時指定券が必要)。
同展は、怪談作家の梨さん、闇代表の頓花聖太郎さん、テレビ東京で『イシナガキクエを探しています(TXQ FICTION)』などを担当した大森時生さんがクリエイターとして参加し、行方不明をテーマに、行方不明にまつわるポスターや掲示板などを創作、"身元不明――「ひと」の行方不明""所在不明――「場所」の行方不明""出所不明 ――「もの」の行方不明""真偽不明 ――「記憶」の行方不明"の4つの分類ごとに展示する。なお、この展示は全てフィクションである。
<壁一面の行方不明ポスターの展示>
筆者は18日、オープン前に行われたメディア向けの内覧会に参加し体験した。「行方不明になった人」という架空の存在をエッセンスに創作された手紙、映像、ポスター、遺留品の数々は、初めて見たにもかかわらず、なぜか幼いころに見たことがあるような既視感を覚える。すでに人は行方不明であるにもかかわらず、当時の空気を色濃く残したままにもの・場所だけが現存し続けている展示には、「行方不明」と遺留品の関係性のアイロニーを感じた。
「行方不明展」は、展示物が語る物語をじっくり楽しみ、また考察するなど、訪れた人が自由に楽しめる。チケット情報などの詳細は、公式ホームページ(外部サイトに遷移します)からご確認いただきたい。
<会場中央の公衆電話ボックス、どこにつながるのか......>
なお、7月19日にテレビ東京で放送された『行方不明展 特別番組』が、ネットもテレ東(外部サイトに遷移します)で8月31日まで配信している。