NHKは6月2日、インターネットでの社会実証(第一期)の結果を発表した。
同実証は、4月22日から5月6日にかけてテレビを「全く」もしくは「ほとんど」見ない人たち約3,000人を対象に実施。インターネットを通じて番組や情報を届ける7つのサービスイメージを提供し、アンケート調査でNHKに期待される役割を「理解の深化や気付き」など3つの機能について検証・評価した。
前田晃伸・NHK会長は、6月6日の定例記者会見で同結果について「機能やサービスに対して高い評価が得られたが、これはNHKの取り組みが不足していることでもある。NHKが放送で果たしてきた役割をインターネットでも果たしていくことが必要」と述べた。また、インターネットでの視聴からも受信料を徴収することは「考えていない」と否定した。
NHKは、今回の社会実証で得られた知見は民放事業者や他の関係機関と共有するとしている。第二期以降の実施時期や内容は決まり次第、NHKのウェブサイトなどで公表する予定。