放送コンテンツ輸出額 2020年度は約571.1億円

編集広報部

総務省は6月3日に「放送コンテンツの海外展開に関する現状分析(2020年度)」を発表した。2020年度の日本の放送コンテンツの輸出額は約571.1億円で前年度比46.1億円増だった。海外販売作品数は3,539 本で、前年度(3,903本)から減少した。

輸出額の構成内訳は、商品化権220.1億円(38.5%)、インターネット配信権185.9億円(32.6%)、番組放送権116億円(20.3%)、番組フォーマット・リメイク権16.7億円(2.9%)、ビデオ・ DVD化権6.7億円(1.2%)、その他25.7億円(4.5%)。ジャンル別では、アニメ496.3億円(前年度441.9億円)、バラエティ30.4億円(同35.5億円)、ドラマ25.4億円(同25.3億円)と続く。

輸出の主体はNHKおよび民放キー局43.3%、民放在阪準キー局5.4%、ローカル局0.1%、衛星放送事業者など0.1%、プロダクションなど51.1%だった。輸出先はアジアが53.5%で、北米27.3%、ヨーロッパ8.0%の順だった。

調査は地上基幹放送事業者、衛星放送事業者、ケーブルテレビ事業者、プロダクションなどを対象に実施し、292社(うち地上基幹放送事業者はNHKを含む91社)の回答を得た。

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