総務省は8月30日、2025年度予算の概算要求を発表した。一般会計要求額は18兆8,327億円で、24年度予算額から6,221億円の増加。地方交付税等財源繰り入れや恩給費を除いた政策的経費は6,124億円で同2,580億円増加。このほか、「重要政策推進枠」として472億円を計上した。放送関係の主な事業は次のとおり(1,000万円未満は四捨五入、かっこ内は24年度予算額)。
▼地上基幹放送の小規模中継局等のブロードバンド等による代替等支援事業=11.1億円〔新規〕
▼放送コンテンツの海外展開推進に向けた配信プラットフォームに関する実証事業=4.4億円〔新規〕
▼海外展開に資する高品質コンテンツ製作促進事業=2.8億円〔新規〕
▼インターネット上の偽・誤情報等への総合的対策の推進=20.0億円〔新規〕
▼字幕番組、解説番組、手話番組等の制作促進=7.0億円(6.0億円)
▼放送コンテンツ等のネット配信の促進に関する調査研究=1.5億円(0.4億円)
▼放送政策に関する調査研究=1.6億円(2.1億円)
▼国際見本市を通じた放送コンテンツの海外展開=1.7億円(0.7億円)
▼放送ネットワーク整備支援事業=2.2億円(1.3億円)
▼放送コンテンツ製作取引における相談・紛争解決促進事業=0.8億円(0.4億円)
▼地上基幹放送等に関する耐災害性強化支援事業=3.6億円(0.5億円)
▼民放ラジオ難聴解消支援事業=2.9億円(2.8億円)
▼アクセシブルなICT機器等の総合的な開発普及推進事業(旧称:「通信・放送分野における情報バリアフリー促進支援事業」及び「ICTアクセシビリティ推進事業」)=2.9億円(2.4億円、23年度補正1.0億円)
▼Lアラートによる災害情報の確実な伝達の推進=1.5億円(1.0億円)