第31回坂田賞決まる 新設の海外取材支援に民放2記者

編集広報部

関西を拠点にした優れた報道活動を顕彰する「第31回坂田記念ジャーナリズム賞(2023年)」(坂田賞/坂田記念ジャーナリズム振興財団主催)がこのほど決まり、3月27日に受賞式を開催した。

民放連会員社からは第1部門(スクープ・企画報道)の「放送の部」で毎日放送報道情報局番組センターの吉川元基ディレクターが『映像'23「小児性犯罪~当事者たちの証言~」』で同賞を受賞した。

また、今回から新設された「第1回海外取材サポート事業」で、読売テレビ報道局の佐藤翔平記者と関西テレビ報道センターの竹中美穂記者にそれぞれ取材費用の一部として50万円が贈られた。同事業は記者のアウトバウンドを促し、関西や日本とつながる海外取材の企画を募った。今回の発表時点では訪問国や取材先、テーマなどは非公表。その成果などは来年の同賞発表にあわせて公表する。このほかの受賞は次のとおり(敬称略)。

【第1部門】(スクープ・企画報道)
「新聞の部」
京都新聞京都アニメーション放火殺人事件取材班 代表=京都新聞社報道部社会担当部長・渋谷哲也
 京都アニメーション放火殺人事件 シリーズ連載「理由」と公判報道

【第2部門】(国際交流・国際貢献報道)
「新聞の部」
朝日新聞ネットワーク報道本部記者・玉置太郎
 「大阪・ミナミで暮らす移民家庭との共生に向けた取り組み」に関する一連の報道

「放送の部」
▷BS1スペシャル取材班 代表=NHK大阪放送局チーフプロデューサー・佐藤祐介
 「
BS1スペシャル『ボクと自由と国安法と 香港600時間の映像記録』」

【第1回海外取材サポート事業】
▷産経新聞大阪本社社会部記者・小川恵理子、地方部記者・池田祥子(100万円)

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