放送文化基金が「イベント事業部門」の助成を新設 4月1日から申請を受け付け

編集広報部
放送文化基金が「イベント事業部門」の助成を新設 4月1日から申請を受け付け

放送文化基金は放送文化の発展に寄与することを目的に、これまで「技術開発部門」「人文・社会部門」の助成を行ってきたが、2024年度から「イベント事業部門」を新たに設け、4月1日から申請を受け付ける。

「イベント事業部門」は、放送を中心としたメディア文化の向上に資するイベントや事業が対象。▷放送・インターネットの社会的・文化的な価値向上に資するもの▷放送・インターネットを活用した地域活性化に資するもの▷放送の未来を担う人材育成・交流▷放送に関する記録、アーカイブス、著作物などの保存・活用▷放送を基盤とした国際協力――などを想定。同基金の梅岡宏専務理事は本誌への寄稿で「放送の新たな突破口を開きたいという挑戦」「放送の存在感を向上させる事業や放送の未来を担う人材育成事業」などの分野で民放の地方局に積極的な応募を呼びかけている。

申請は【前期】24年8月―25年7月に実施するもの、【後期】25年3月―26年2月に実施するもの――の2期に分けて受け付ける。前期分の申請は4月1日―4月30日、後期は10月1日―31日に、専用サイトからウェブで申し込む。詳しくはこちらから。

助成金は6月から始まる「技術開発部門」「人文社会部門」の3部門あわせて7,000万円を予定(1件あたりの申請限度額は500万円)。イベント事業部門の採否は【前期】が24年7月中旬、【後期】が25年2月中旬。贈呈式は25年3月上旬を予定している。

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