第76回芸術選奨 放送部門は四元良隆氏、柴田岳志氏、新井順子氏、バカリズム氏が受賞

編集広報部
第76回芸術選奨 放送部門は四元良隆氏、柴田岳志氏、新井順子氏、バカリズム氏が受賞

芸術分野で優れた業績をあげた個人を顕彰する文化庁主催の第76回芸術選奨が3月2日に発表された。放送部門では四元良隆氏と柴田岳志氏が文部科学大臣賞、新井順子氏とバカリズム氏が文部科学大臣新人賞をそれぞれ受賞した。

鹿児島テレビ放送の四元氏は、ディレクターとして20年にわたり難病の少年とその家族を見つめた『負ケテタマルカ‼』(2025年5月20日)、プロデューサーを務め鹿児島県警の不祥事隠蔽疑に迫った『警察官の告白~鹿児島県警情報漏洩事件を問う~』(2025年5月31日)などのドキュメンタリーが評価され、「その仕事は"故郷のために"テレビは何ができるのかという問いかけに貫かれている」と称えられた。

柴田氏は、WOWOWが制作し、NHK にて戦後80年ドラマとして放送された『八月の声を運ぶ男』(2025年8月13日)の演出を手掛けた。同作は、千人以上の被爆者の声を録音した放送記者を主人公にした物語。「ほぼ会話だけで構成される難易度の高い物語が一瞬も目を離せない仕上がりになったのは、柴田岳志氏の熟練かつ卓抜した演出手腕によるものである」とし、繊細かつ骨太なドラマを世に出し続ける姿勢が高く評価された。

TBSスパークルの新井氏は、プロデューサーを務め、TBSテレビで放送されたドラマ『海に眠るダイヤモンド』での成果が評価された。

お笑い芸人のバカリズム氏は、日本テレビ放送網で放送された『ホットスポット』での脚本家としての活動が評価された。

芸術選奨は、文化庁が1950年から毎年、演劇、映画、音楽、舞踊、文学、美術(2部門)、メディア芸術、放送、大衆芸能、芸術振興、評論の12部門から優れた業績や新生面を開いた個人を対象に、芸術選奨文部科学大臣賞(原則70歳未満)、同新人賞(同50歳未満)を贈ることで芸術活動の奨励と振興に資するもの。

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