信越放送『78年目の和解~サンダカン死の行進・遺族の軌跡~』にJCJ賞

編集広報部

日本ジャーナリスト会議(JCJ)は2024年度(第67回)JCJ賞(大賞1件、JCJ賞4件)を決定し、9月9日に発表した。

大賞に輝いたのは、しんぶん赤旗日曜版の『自民党派閥パーティ資金の「政治資金報告書不記載」報道と、引き続く政治資金、裏金問題に関する一連のキャンペーン』。

民放連会員社からは信越放送のSBCスペシャル『78年目の和解~サンダカン死の行進・遺族の軌跡~』(2024年3月13日放送)がJCJ賞を受賞した。同番組は太平洋戦争末期に現在のマレーシア・ボルネオ島で起きた「サンダカン死の行進」といわれる悲劇に遭った英豪軍の捕虜や現地住民をはじめ、元日本軍兵士の遺族らが一緒に戦跡を巡り、加害者と被害者の立場を越えてそれぞれが背負った歴史に向き合う姿を追った。このほかの受賞事績は次のとおり。

【JCJ賞】
▷上丸洋一『南京事件と新聞報道 記者たちは何を書き、何を書かなかったか』(朝日新聞出版)
▷後藤秀典『東京電力の変節 最高裁・司法エリートとの癒着と原発被災者攻撃』(旬報社)
▷NHKスペシャル『"冤(えん)罪"の深層~警視庁公安部で何が~』『続・"冤(えん)罪"の深層~警視庁公安部・深まる闇~』(NHK総合テレビ/23年9月24日、24年2月18日放送)

贈賞式は10月5日に行われる。詳細はJCJのウェブサイト(外部サイトに遷移します)参照。同賞はJCJの主催で新聞・放送・出版・ネットメディアにおける優れたジャーナリズム活動や作品を顕彰している。

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