北陸朝日放送は10月2日、「HAB開局30周年記念番組 TVが好きだっ!3時間生放送」(12・00―15・00)で同社初の長時間生放送に挑んだ。北陸新幹線の開業や街並みの変遷など、同社がこれまでに取材した秘蔵映像で石川の30年を振り返るとともに、地域でユニークな活動を行う企業からの中継などを行った。また、若い世代の視聴者に届ける狙いで、大学生への密着取材やTikTokでニュース配信に挑戦する模様を放送。幅広い層が視聴し、反響も良いという。編成担当者は「この実践でノウハウを積むことができた。今後の番組制作にも活かしたい」と話す。開局日の1日には地元紙などに広告(=図版)を掲載。QRコードを読み取ると、開局以来の県内の出来事を思い起こすニュース映像が見られる仕掛けを施した。
※現在、ニュース映像の公開は終了しています。
同じく10月に開局30年を迎えた青森朝日放送は、「おかげさまで開局30周年!感謝の5夜連続!深夜の生放送!!NEW!」(23・10―24・10)を4日から放送。同社で長くレギュラー番組を担当するあべこうじをメインMCに、グルメやお笑いなど日替わりでテーマを設け、地元出身のゲストらが番組を盛り上げた(=写真)。相徳公正社長も連日出演し、自らクイズや食リポにチャレンジ。ひな壇に座る社長の姿に、視聴者からは驚きの声が寄せられた。番組担当者は「経験のない深夜帯の生放送はスタッフのスキルアップにもつながった」と番組の意義を本紙に語った。