「Warner Bros.」と「Discovery Global」に 米ワーナーブラザース・ディスカバリーが分社後の新社名発表

編集広報部
「Warner Bros.」と「Discovery Global」に 米ワーナーブラザース・ディスカバリーが分社後の新社名発表

2026年半ばに分社予定の米ワーナーブラザース・ディスカバリー(WBD)は7月28日、新会社の名称を発表した(これまでの経緯は既報)。制作と配信を担うのは「Warner Bros.」(ワーナーブラザース)、ケーブルチャンネルや欧州向けのサービスを行う国際事業部門は「Discovery Global」(ディスカバリー・グローバル)に決まった。

新会社「ワーナーブラザース」の名称は映画やテレビの制作スタジオのブランドとしての100年以上の歴史と伝統を継承する。HBOやDC StudiosWarner Bros. TelevisionWarner Bros. Motion Picture Group、配信サービスのHBO Maxなどが統合される。一方の「ディスカバリー・グローバル」は、CNNやTNT Sports、Discoveryなどのケーブルチャンネル群に加え、欧州の地上波チャンネルやデジタルサービスのDiscovery+やBleacher Reportなどを傘下に抱える。ロンドンを拠点にする国際制作スタジオ「Warner Bros. International Television Production」(WBITVP)は「ワーナーブラザース」ではなく「ディスカバリー・グローバル」の傘下に入る。

なお、WBDは7月に欧州とアジアの各国で新たにHBO Maxの配信サービスを開始した。アルバニア、アルメニア、アイスランド、キプロス、カザフスタン、キルギス、ジョージア、タジキスタン、エストニア、ラトビア、リトアニア、マルタの計12カ国で、提供地域は世界90市場を突破した。分社が完了する2026年にはドイツ、イタリア、イギリスでの開始も予定している。

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