「Paramount+with Showtime」1月8日に始動 ケーブルと配信を"統合" パラマウントにWBDとの合併の噂も浮上

編集広報部

パラマウントグローバル社は2024年1月8日から有料ケーブルチャンネルのShowtimeを正式に「Paramount+ with Showtime」にリブランドし、Showtimeは47年の歴史に幕を下ろす。新たなケーブルチャンネルParamount+ with Showtimeには配信サービス「Paramount+」から厳選したコンテンツが追加される。

パラマウントグローバルはこの計画を23年初頭に発表。その第1ステップとして同年6月、配信サービス「Paramount+」のプレミアムプラン(広告なし)にケーブルのShowtimeコンテンツを加え、すでにParamount+ with Showtimeと命名していた。今回は、逆にケーブルチャンネルにParamount+のコンテンツを統合し、チャンネル名も配信プランと同じものを採用。これにより、リニアと配信の統合計画が完了する。

パラマウントはこのリブランディングを「業界初の配信とリニアのマルチプラットフォーム」とアピール。ShowtimeもParamount+も利用者層を広げる可能性があり、テレビと配信のバンドルなど新たなビジネスモデルの模索にさらに拍車がかかるとの見方もある。

ただし、Paramount+の全コンテンツがケーブルのParamount+ with Showtimeで見られるわけではなく、サービス名も配信のものをそのまま使っているため、従来からの有料ケーブルチャンネル契約者に混乱を招くといった懸念もある。

パラマウントに売却・合併の可能性!?

こうしたなか、パラマウントグローバルとワーナー・ブラザーズ・ディスカバリー(WBD)の米メディア大手2社が合併交渉に――こんな速報が12月20日に飛び交った。米オンラインメディアのAxiosによると、同19日、双方のCEOがニューヨークで会合し、合併の可能性を探ったという。その場では両社の配信サービスParamount+とMAX を統合し、NetflixやDisney+に対抗することや、CBSとCNNを統合してグローバルニュース局とすることなども話し合われたと伝えられている。

パラマウントグローバル売却のうわさは11月半ば、2年以内に経営権を喪失した場合の経営陣の退職金や処遇を明記した書類を米証券取引委員会(SEC)に提出したことで再燃していた。さらに、親会社であるナショナル・アミューズメント社の売却の可能性も浮上している。WBDとの合併交渉が速報されたのに先立つ12月10日付で米各メディアが一斉に報じたところによると、ナショナル・アミューズメントのシャリ・レッドストーン社長自身が保有する株式の売却を検討しているという。交渉先は映画製作会社のスカイダンス・メディアと伝えられ、さまざまな憶測が飛び交っている。

パラマウントとWBDの合併が実現すると、さらなるメディア業界の再編への引き金になると見られており、24年は大きな動きがありそうだ。

最新記事