日本ジャーナリスト会議(JCJ)は8月31日の選考会議で、2022年度(第65回)JCJ賞を決定し、発表した。大賞に選ばれたのは、毎日放送報道情報局の斉加尚代氏が監督を務めたドキュメンタリー映画『教育と愛国』。2017年に放送した『映像ʼ17 教育と愛国~教科書でいま何が起きているのか』に追加取材をして再構成した作品だ。
また、民放からはJCJ賞に北海道放送のドキュメンタリー『ネアンデルタール人は核の夢を見るか~"核のごみ"と科学と民主主義』が選ばれた。
このほかの受賞作品は次のとおり。
【JCJ賞】
▷「土の声を『国策民営』リニアの現場から」(信濃毎日新聞)
▷風間直樹/井艸恵美/辻麻梨子『ルポ・収容所列島 ニッポンの精神医療を問う』(東洋経済新報社)
▷北海道新聞社編『消えた「四島返還」 安倍政権 日ロ交渉2800日を追う』(北海道新聞社)
【JCJ特別賞】
▷沖縄タイムス社と琉球新報社
贈賞式は9月24日に行われる。詳細はJCJのウェブサイトにて。同賞はJCJが主催し、新聞・放送・出版などにおける優れたジャーナリズム活動を顕彰している。