米NAB ルジェット新会長が就任 新規格の普及など課題

編集部

米NAB(全米放送事業者連盟)の新会長に、カーティス・ルジェット氏が1月1日付で就任した。前会長のゴードン・スミス氏(オレゴン州選出の元共和党上院議員)は、顧問としてNABに残る。

ルジェット氏は11年にNABに入り、20年から最高執行責任者(COO)を務めていた。NABに加わる以前は、連邦上院司法委員会委員長だったパトリック・リーヒ上院議員(民主党・バーモント州)の上級顧問として、知的財産や反トラスト法、言論および報道・集会の自由を定めた合衆国憲法修正第1条関連の問題などに取り組んできた。

新会長としての当面の課題は、配信・メディア業界内での新たな吸収合併傾向への対処、新放送規格ATSC3.0の普及、高画質・高音質技術とインタラクティブ機能の導入による放送局の機能強化などが挙げられている。

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