FM NACK5『ミライラジオ研究所』（火、25:45～26:00、＝冒頭写真）は、楽器音響機器メーカーのヤマハと協力し、番組のトーク内容をリアルタイムに文字化し、PCやスマホに文字情報を表示しながら楽しめる実証サービスを５月14日から10月24日まで行っている。
これは、SoundUD技術を用いた「おもてなしガイド」を活用したもので、音声を聞き取りにくい方だけでなく、多言語化（英語・中国語・韓国語）もされるため外国の方も、ラジオの内容を文字で理解できる。スマホや音声認識技術を活用することにより、専用機や人手を介さずにサービス提供が可能となっている。ユーザーは、放送時間内にＰＣやスマホから専用ＵＲＬにアクセスすれば、文字情報を見ながら、番組を聴取できる。なお、聞き逃し配信では利用できない。
番組の反響について、担当者は「音の出せない環境でもラジオ番組が楽しめる、多少の誤認識はありつつも意味は伝わる、などリスナーの反応は好評です。この技術が広がっていけば、聴覚に障がいがある人や、日本語がわからない外国の人など、より多くの方にラジオ放送をお届けできると感じています」と語った。