増える配信ニュース視聴 米NBCローカル局 Rokuチャンネルに追加

編集広報部

配信プラットフォーム事業者のRokuが6月末、米NBCUのローカルニュース局を独自のAVOD(アドバタイジング・ビデオ・オンデマンド)であるRokuチャンネルに追加した。各地のニュース速報、続報、天気予報、そのほかのライブイベントをRokuチャンネルの視聴者に提供していく。まずはニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴ、フィラデルフィア、ダラス・フォートワース、ワシントンDC、ハートフォード(コネチカット)、南フロリダのローカル局から始め、それら以外地域も随時追加していく計画だ。

配信プラットフォーム上でのニュースコンテンツ需要は、米国で急増している。そのニーズを受け、CTVや各種配信デバイスにはVUitLocal NowStirrNewsOnHaystack Newsなどのニュース視聴アプリが搭載されている。RokuチャンネルでもNBCを含む全米ニュースはすでに提供しているが、ユーザーから特に希望が多かったのがローカルニュースコンテンツの追加だった。それが今回のNBCUとのローカル局提携に踏み切った理由だという。Rokuユーザーは居住地に関係なく、Rokuチャンネルに追加された全てのローカルニュース局を視聴できる。

NBCUも今年1月から、自社配信サービス・ピーコックで自局のローカルニュース配信サービスを開始。今回Rokuに追加されたローカル局は、すでにピーコックにもコンテンツを提供している。NBCUは「ローカルニュースはこれまで以上にその必要性を増してきている。Rokuとの提携で、より多くの米国の人たちに地元ニュースを届けられることをうれしく思う」とコメントしている。

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