米パラマウントグローバル社の配信サービス「Paramount+」が12月1日(金)、日本でサービスを開始する。WOWOWと J:COMがサービスを提供する。WOWOWは加入者限定の無料配信「WOWOWオンデマンド」、J:COMはVODサービス「J:COM STREAM」を通じて、どちらも加入者は追加料金なしで楽しめる。
他国も同じようなかたちで提供されており、韓国ではエンターテインメント大手CJ ENM、イタリア・英国・ドイツではSKY、フランスではCanal+と提携している。アジア市場では2022年6月の韓国に続く2番目となるだけに、米国の各メディアも大きく報じている。
Paramount+が提供するコンテンツは『スター・トレック』の新シリーズ『Star Trek: Strange New Worlds』や、映画『ローマの休日』『ミッション: インポッシブル』『バンブルビー』『G.I.ジョー』、地上波CBSの長寿人気テレビ番組『CSI: 科学捜査班』『NCIS ネイビー犯罪捜査班』、アニメはニコロデオンの『スポンジ・ボブ』、コメディセントラルの『サウス・パーク』など。有料ケーブルチャンネルのShowtimeからも『デクスター』や『レイ・ドノヴァン』などの人気ドラマシリーズが配信される。
パラマウント+インターナショナル社のマルコ・ノビリ上級副社長は「日本が加わったことで、Paramount+は世界の主な市場をほぼカバーできた。今回の日本進出は大変重要な一歩」とコメント。手を組むWOWOWの田中晃社長も「米国の映画界・ドラマ界をリードし続けてきたParamountの作品はWOWOWでも20年以上にわたって加入者の高い評価をいただいてきた。今回の提携でこれまで以上に大きなボリュームで(同ブランドのコンテンツを)届けたい」とプレスリリースで期待を寄せている。