テレビ朝日は3月23、24の両日、グループ・系列各社が開発した最新の機器やサービス、先端技術を紹介する技術展示会「ゴーテック2022」をオンラインで開催した。
13年から関係者向けにテレビ朝日の本社内で開いていたが、昨年、コロナの影響でオンラインでの実施に。さらに、今年は初めてバーチャルの展示会場をメタバース上に構築。参加者はアバターを操作して23のブースを巡ることができた。一般公開も行い、例年を大幅に超える約3,000のユニークユーザーが参加した。また、学生にテレビ局の技術を知ってもらおうと企画したツアーやインスタライブも好評で、就職活動に関する質問などが寄せられた。
<デジタルアートの配信中>
関係者向けに2つのイベントも同時開催。音に合わせて映像が変化するサウンドリアクティブ技術を使用したライブ演奏や、産業用のロボットアームを用いたデジタルアートの展示を行った。また、3月から稼働した新たな4K中継車の内覧会は多くの制作者の関心を集めた。
<新たな4K中継車の内覧会>
「一般の人にもテレビ朝日の技術の取り組みを知ってもらえたのでは」と、技術局技術運用センターの大川戸元昭氏。「時代の流れを先取りしながら、今後の開催方法などを考えていきたい」と話す。