侮辱罪厳罰化、改正刑法成立

編集広報部

「刑法等の一部を改正する法律」が6月13日の参議院本会議において、賛成多数で可決・成立した。

改正により、侮辱罪が厳罰化された。現行の「拘留(30日未満)または科料(1万円未満)」に「1年以下の懲役・禁錮もしくは30万円以下の罰金」が追加される。近年のインターネット上の誹謗中傷対策として、法定刑が引き上げられた。6月17日に公布、7月7日から施行される。なお、施行から3年を経過した時点で、施行の状況について、外部有識者を交えて検証を行い、必要な措置を講じる規定が盛り込まれた。

また、これまでの「懲役・禁錮」に代えて「拘禁刑」が創設された。拘禁刑は、「刑事施設に拘置し、改善更生を図るため、必要な作業を行わせ、必要な指導を行うことができる」と規定している。公布から3年以内に施行される。

最新記事