エフエム徳島は第1回「防災ラジオドラマ」シナリオコンテストを実施、8月6日に入賞作品を発表した。防災意識の啓発を目的に、県や徳島大環境防災研究センターと3者で実行委員会を設立し、産官学で連携し運営した。災害への備えを意味する「事前復興」をテーマにシナリオを募集し、今後の防災活動に不可欠であるコロナ対策の要素も要件とした。
シナリオは3月1日から6月4日まで募り、18―73歳の幅広い年齢層から204件の応募があった。これを地元出身の脚本家などが審査し、知事賞(最優秀賞)1編、優秀賞2編、入選3編を選出した。上位3作品はラジオドラマ化し、11月5日の「津波防災の日」に特番として放送する予定。
担当した浜野里奈営業部長兼東京支社長は「今回の企画にあわせて生ワイド内で『ラジオドラマ シナリオ講座』を実施したところ大きな反響があった。受賞作品のレベルも高く、継続して実施したい」と手応えを語った。