【放送関連の新刊紹介】『踏ん張れ地方局 片隅からのジャーナリズム』ほか

編集部
【放送関連の新刊紹介】『踏ん張れ地方局 片隅からのジャーナリズム』ほか

▼『踏ん張れ地方局 片隅からのジャーナリズム』 著者はRSKホールディングス・RSK山陽放送両社の会長兼社長を務める原憲一氏。ラジオ・ディレクター、テレビ報道記者、海外特派員、ローカル局初の「報道特集」キャスターなど、半世紀にわたる自身の取材・報道活動を振り返り、地方局の報道現場で活躍する後輩の記者たちにエールを送る。発行=山陽新聞社、2,000円(税込)。

▼『放送コンテンツの海外展開 デジタル変革期におけるパラダイム』 編著者は大場吾郎・佛教大教授。同氏と小泉真理子・京都精華大准教授が放送文化基金から助成を受けた研究の成果を書籍化した。日本の放送コンテンツの海外展開について、国際テレビ番組見本市、世界の映像流通政策、フォーマット開発、権利処理などの視点から多角的に考察する。両氏のほか、永野ひかる(朝日放送テレビ)、日向央(TBSテレビ)、内山隆(青山学院大教授)、浅利光昭(メディア開発綜研)などの各氏が執筆している。発行=中央経済社、2,970円(税込)。
 
▼『日本ローカル放送史 「放送のローカリティ」の理念と現実』 著者は樋口喜昭・東海大文化社会学部広報メディア学科特任教授。戦前のラジオ放送から戦後のテレビ登場、ローカルテレビ局の開局と系列化、地デジ移行までの歴史を概観し、日本型の放送のローカリティを分析。その理念と実態の間の隔たりを明らかにする。発行=青弓社、3,300円(税込)。

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