民放連営業委員会(委員長:石川一郎・テレビ東京社長)は4月12日、テレビの広告効果に関する特設サイトを開設し、動画「マンガでわかるテレビの広告効果」の公開を始めた。
テレビCMの価値を正しく評価し、広告会社とともにデータリテラシーを高め、広告主のマーケティング活動に役立つ企画提案を――動画は民放連研究所が2022年7月にまとめた「テレビの広告効果に関する研究」第2回調査結果をもとに制作。同調査で明らかになった「テレビCMは動画広告と比較して、広告認知から購買に至るまで、コスト効率で上回る」といったポイントをわかりやすくまとめたマーケティングの入門編だ。若い営業担当者が学びながら、新たな得意先獲得に向けて奮闘する物語形式に仕立てた。在京キー局5社のアナウンサーが声優を務めているのも聞き逃せない。
特設サイトでは約14分の動画本編と4分のダイジェスト版が視聴できる。動画内で使用した調査結果のPDF版データもダウンロードでき、地域の視聴者や広告主、広告会社などステークホルダーへの説明にも活用できる。また、民放連会員社向けに特設サイトのバナーも用意し、各社の営業ポータルサイトやSNS、YouTubeなどでの掲載を奨励。担当した民放連業務部は「新規採用者や新たに営業部門に配属された人だけでなく、広く社内で動画をご覧いただき、テレビCMの価値に関する理解を深めるきっかけにしてほしい」としている。
なお、この企画は民放連が取り組んでいる「民間放送の価値を最大限に高め、社会に伝える施策」の一環。