山陰放送 「山陰ウーマンズラボ」 会員制オンラインコミュニティで地域活性化を目指す

編集広報部
山陰放送 「山陰ウーマンズラボ」 会員制オンラインコミュニティで地域活性化を目指す

山陰放送(BSS)は4月1日から、会員制オンラインコミュニティ「山陰ウーマンズラボ」を運営している。山陰地方(鳥取県・島根県)の女性を主な対象として、衣食住領域の情報提供や交流を行う。暮らしがより良くなり、イキイキと輝く女性が増えることと、女性の声やアイデアを自治体や企業に活用してもらい、「ラボ」の名の通り、集まった力をかけ合わせて生まれる化学反応を山陰地方の地域活性化につなげていくことを目指す。

BSSの丸山聡美アナウンサー(=冒頭写真の左から3番目)が所長、鳥取県・島根県に在住するインフルエンサーで暮らしに関連する5人の専門家(づんさん【家計】、桐村里紗さん【医療】、渡部ゆうこさん【食】、中井みずほさん【子育て】、隅美保子さん【美容】)が研究員として活動する。また、助手をBSSの岡政人メディア戦略室部長が担当している。

会員プランは、所長・研究員による情報提供や会議を「見て楽しむ」が500円、これに山陰ウーマンズラボ主催のイベントでの双方向交流が加わり、深い学びや個々の事例に沿ったアドバイスを得られる「交流して楽しむ」が3,000円(いずれも税込みで月額)の2つ。

丸山アナは3回の産休・育休を経験。子育てと仕事の両立の難しさを実感し、試行錯誤や葛藤を繰り返しながら、仕事を続けてきた。メディア戦略室が新規ビジネスにつながる取り組みを検討する中で、丸山アナの経験が同じ悩みを持つ女性にとって価値があるのではないかと考えたことや丸山アナ自身も能力や資格のある女性が、両立の難しさからその力を眠らせるのはもったいなく、何かできないかという思いを持っていたことから、女性活躍支援の方向で新しいビジネスの具体化が進んだ。その後、会員制オンラインコミュニティの立ち上げを決め、2022年秋から準備を開始し、実現した。

自社のテレビ、ラジオCMやSNSを通じて、エリア内でのサービス名認知度は高まり、企業からの問い合わせが増えてきているという。

6月後半には、山陰ウーマンズラボが放送と連動する企画として、レギュラーの自社制作情報バラエティ『生たまごBang!』(水、19・00―19・54)内の料理コーナー「あすメシ」でのコラボを予定している。

今後の展望について丸山アナは、「引き続き会員向けサービスを充実させて基盤を作り、女性が働くため、子育てをするために必要な支援策といった山陰ウーマンズラボだからできるアイデアを行政に提案するなど、社会課題解決につながる取り組みも行いたいと岡と話をしている」と語った。

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