ニッポン放送『オールナイトニッポンGOLD』の1月19日(金)の放送に金沢市にある北陸放送(MRO)の谷川恵一アナウンサーが出演。令和6年能登半島地震の被災地の声をMROのスタジオから生放送で全国に届けた。
電話でつないだリスナーから、発災当時の様子や避難所で気をつけていること、いま必要なこと、漁業の被害状況、発災時にバスの中にいた人の体験談などを聞いたほか、「地域を支えてほしい」という切実な声を伝えた。また、ニッポン放送のスタジオからは内田雄基アナウンサーから、リスナーからのメールなどで届いたメッセージを伝えた。
番組後半はゲストが出演、発災当時の様子などを語った。このなかで、発災翌日に輪島市を取材した北陸放送の牛田和希アナウンサーは、ライフラインが止まり、食料・飲み物もほとんどなく、情報も入らない状況で被災者たちがもっとも不安を抱えていた時期で、取材するのが苦しかったと明かすなど、被災地域の現状をリポート。谷川アナも、火災で焼失した輪島市の朝市通りの取材エピソードとともに輪島市民の思いを伝え、「地元放送局として被災者に寄り添って伝えていこう」と二人の意気込みを述べた。
<MROのスタジオから伝えた谷川アナ㊧と牛田アナ>
谷川アナはこの放送を終え「被災者に発災当時を振り返ってもらうのは酷かとも思った。しかし、話すことで気が楽になるという人もいる。前向きな声に勇気をもらえたとの反響もあり、うれしかった。被災地の思いに日々向き合いたい」とコメントした。
『オールナイトニッポンGOLD』(金、22・00ー24・00)はニッポン放送をキーステーションに全国ネットで週替わりパーソナリティで放送している。