中国放送、広島テレビ放送、広島ホームテレビ、テレビ新広島の広島県４局は、新たなお土産開発を競い合う共同プロジェクト「広島4局対抗 ミヤゲキングダム」をスタートし、それぞれ同タイトルで番組を制作、３月16ー24日に放送した。
本プロジェクトは、「サミットで盛り上がった広島に人を呼ぶような施策ができないか」と、エリアビジネス活性化を模索する博報堂ＤＹメディアパートナーズと協力し、広島県４局合同での番組企画に至った。
番組は、湯﨑英彦広島県知事から「広島に新土産を誕生させたい」との命をうけ、各局が「自分たちにしか作れない究極のお土産＝王土産」の開発に挑むもの。４局それぞれがこれまでの取材で培われた知見を活かし、広島県の地元企業と協力し、王土産の開発に挑戦する。各局のアナウンサーをはじめ、広島にゆかりのあるSTU48のメンバーが出演し、番組を盛り上げた。
４番組ともナレーションは声優の若本規夫さんが担当し、共同プロジェクトならではの統一感を演出。完成した王土産は「広島レモンサーモンキムチ、広島菜キムチ（中国放送）」「かきフライにしか見えない柿ケーキ（広島テレビ放送）」「広島カヌレじゃけん（広島ホームテレビ）」「島まるごと餃子（テレビ新広島）」と４局４様の個性が光る。各局とも３月25日からTVerで一斉見逃し配信を行っており、県外へも王土産を通じて広島の魅力を届ける。
担当者は「４局同タイトルという初の試みができたことは、新たな試みにつながると感じている。放送後から、開発した商品が店舗やHPで思った以上に売れ、期間限定ではなく継続して販売することも考えているとの声をお店からいただいた」と手応えを語る。今後も広島を盛り上げる取り組みを考えたいとのことだ。