秋田県の民放テレビ局とNHK 防災・減災で合同キャンペーン

編集広報部
秋田県の民放テレビ局とNHK 防災・減災で合同キャンペーン

秋田放送(ABS)、秋田テレビ(AKT)、秋田朝日放送(AAB)、NHK秋田放送局の秋田県テレビ4局は、6月14日から9月30日まで、防災・減災を呼びかける合同キャンペーンを実施する。「秋田4局合同キャンペーン みんなで防災!減災!~あなたと大切な人を守るために~」と題し、4局のアナウンサーが出演して、大雨や土砂災害への注意点などをまとめた30秒のスポットを放送する。

2023年7月に秋田県を襲った記録的大雨被害を受け、雨のシーズンにあたって実施するもので、4局がコラボする取り組みは3回目となる。20年4月に新型コロナウイルスの感染拡大防止を呼びかけるスポットを共同で制作・放送。同年8月には「キャスターが見た"祭りのない夏"」と題したニュース企画をそれぞれ制作して放送し合った。今回は、その第3弾として、民放3社の社長とNHK秋田放送局長の4者が発議、報道・編成の現場責任者が内容を協議して、実施に至った。

スポットは、1社2本の計8種類を制作。▷ハザードマップで浸水リスクを事前に確認すること、▷冠水した道路を歩いて避難する際の注意点、▷大きな河川は雨が止んだ後も注意が必要――などを伝える。冒頭と終わりに4局のアナウンサーが呼びかけるパートは共通になっている。このスポットは各局の地上波放送以外にもウェブサイトやSNSなどで展開する予定。

ABSの工藤正直・取締役報道制作局長は、「テレビは変革期にあるが、エリアにおける使命は益々大きくなっていくと考える。日常の局間の競争の中で、共創のスクラムも強めていきたい」と語った。

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