自民党・情報通信戦略調査会「今後の情報通信政策に関する提言」を岸田首相に申し入れ

編集広報部
自民党・情報通信戦略調査会「今後の情報通信政策に関する提言」を岸田首相に申し入れ

自民党の情報通信戦略調査会(会長=野田聖子・衆議院議員)は827日、「今後の情報通信政策に関する提言」を取りまとめ、92日に岸田文雄総理大臣へ申し入れを行った。

提言は、ネット上の偽・誤情報対策等、(Ⅱ)放送制度及び放送コンテンツの在り方、(Ⅲ)情報通信インフラの強靱化等の3つのテーマについて政府に提言するもの。

(Ⅰネット上の偽・誤情報対策等では、表現の自由の基盤を確保して健全な民主主義を守る観点、経済安全保障・情報安全保障の観点や安全な国民生活を守る観点から強力な対策が必要として、▼既存法令の厳格な執行と執行状況の公表、▼幅広い世代のネット利用者に対するリテラシー教育等、▼意識啓発・リテラシー向上、▼偽・誤情報対策技術の研究開発の推進、▼偽・誤情報の出所や情報のラベリングの実装、▼健全な広告マーケットの育成、▼オンライン上の偽・誤情報に係る新しい犯罪類型化、▼偽・誤情報対策に関する更なる制度整備の検討――を求めている。

(Ⅱ)放送制度及び放送コンテンツの在り方では、(1)信頼性の高い情報である放送コンテンツのアクセスを確保することが必要として、▼伝送路にとらわれない放送制度の検討、▼放送コンテンツの真正性の確保、▼放送ネットワークのブロードバンド代替を提言、また、(2)我が国の放送コンテンツ産業を強化することが必要として、▼放送コンテンツ産業の競争力強化に向けた総合的支援、▼放送事業者の垂直型のビジネスモデルの転換、▼働き方改革の促進や製作取引適正化――を提言している。

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