番組と配信連動 地域産品をPR 「ロコの星」第2弾

編集広報部

ローカルテレビ局が連携して地方の魅力を発信する「ロコの星プロジェクト」の第2弾が展開された。主催は熊本県民テレビ(KKT)。3月5、8、10の3日間、参加各局の番組とライブ配信を連動させながら、約60のグルメや工芸品を紹介した。

プロジェクトの立ち上がりは2020年。放送外収入を模索する放送局と、コロナ禍で打撃を受けた地域産品の販路開拓という課題解決のため、系列やエリアを越えた民放9局が手を組んだ。今回は、KKTと青森放送、テレビ岩手、山形放送、新潟放送、日本海テレビ、あいテレビ、高知放送、長崎国際テレビ、テレビ大分、宮崎放送、沖縄テレビの計12局に枠組みが拡大。各局の自社制作番組と、LivePark社のライブコマースサービスをつなぎ、3日間で合計16時間超のライブ配信を行った。

回を重ねるごとにアクセス数は増え、最終日の10日には延べ13万5,000人が視聴した。売り上げ面や、"良いものを伝えること"と"購買意欲をかき立てること"のバランスなどで課題は残ったものの、テレビによる周知を通じて、ライブコマースというイベントへの導線は機能したと担当者はみている。ローカル局が連携し、生中継を入れ込みながら一つのコンテンツを作り上げたという点からも、新しい地方の売り方への可能性を感じているという。

最新記事