朝日放送ラジオ（ABCラジオ）とradiko社は、第106回全国高等学校野球選手権大会（夏の甲子園）の全試合を開始から終了まで"完全中継"する無料の音声配信サービス「オーディオ高校野球」をradikoで提供すると、６月13日にABCラジオ東京支社で行った記者会見で発表した。
同サービスは、大会期間限定でradikoの各放送局が並ぶ枠の１つに、専門チャンネルとして表示される。ABCラジオの地上波中継と同内容で、同局が地上波で高校野球中継を編成しない時間帯も試合終了まで配信。エリア制限なく無料で聴取することができる。生配信のみでタイムフリーは非対応。イニング間などは、ターゲティングのできるラジコオーディオアドが流れる。ABCラジオは約２年前から配信での全試合中継を検討しており、radiko社とタッグを組み実現に至った。
会見で、ABCラジオの高橋靖史社長（写真㊧）は、「高校野球は『芸能人格付けチェック』や『M-1グランプリ』などに並ぶ、ABCグループを代表するコンテンツだと考えている。音声コンテンツとして全国の皆さまにお届けできるようになったことは、大変うれしい」と話した。また、radiko社の青木貴博社長（写真㊨）は、「成功事例を作り、来年以降も継続させていくことが重要。radikoをとおして中継を聞いていただくだけでなく、画面上に対戦カードや点数、選手情報などの付加情報をradikoのＵＩ上で確認できることを来年に向けて検討したい」と語った。
