群馬テレビ、地域密着のVOD「mirun」始動 "見たい群馬"を全国へ

編集広報部
群馬テレビ、地域密着のVOD「mirun」始動 "見たい群馬"を全国へ

10群馬テレビ(愛称「ぐんテレ」、中川伸一郎代表取締役社長)は、独自の動画配信サービス「mirun(ミルン)」の提供を2025年10月31日から開始した。プラットフォームには株式会社PLAYの「PLAY VIDEO STORES」を採用。サービス名は「見るの?」を群馬弁風に言い換えた「見るん?」に由来する。1971年の開局以降、同社が放送で培った地域の映像資産を、無料配信と有料の個別課金・パック料金を組み合わせて展開し、県内外へ広く届ける狙いだ。

ラインアップは、看板バラエティ『ダイアンのガチで!ごめんやす』の過去エピソード、2025年に創立80周年を迎えた群馬交響楽団の舞台裏ドキュメンタリーやアーカイブ番組、全国高校サッカー選手権大会・群馬県大会の歴代名勝負フルマッチ動画(選手権アーカイブ)など、"群馬ならでは"を前面に出す。

料金は番組単位またはパックでの視聴課金を基本とし、例えば『ダイアンのガチで!ごめんやす』は1週間レンタルが各330円(税込)。選手権アーカイブの見放題パックは990円(税込)と個別レンタルよりお得に設定。無料で視聴できるコンテンツも用意し、ライト層からコア層までの受け皿を整える。

同社が独自VODを立ち上げた背景には、「局のファンを増やしたい」という思いがある。ネット配信はTVer・YouTube・mirunの3つを役割分担で運用。TVerは偶然の出会いを生む"全国へのショーウィンドウ"、YouTubeは群馬をより深く知ってもらう"関心喚起メディア"、そしてmirunは放送とは異なる価値を提供する"実証の場"に位置づける。具体的には、TVerでは、バラエティ番組を始め、地元スポーツ応援番組『GO!GO!グリーンウイングス』や幼児教育番組『ピコラネ』など4番組を配信。YouTubeでは、ニュースや特集の見逃し配信のほか、注目の会見・選挙候補者の第一声などのノーカット素材を素早く届ける。そしてテレビ、TVerおよびYouTubeなどでファンになった視聴者を、mirunでの有料コンテンツへつなげる設計だ。

手応えも見え始めた。群馬交響楽団の創立80周年に合わせて、テレビと同時に定期演奏会を生配信したところ、関東地方のほか西日本在住の視聴者などからも多くのアクセスがあり、地理的な放送エリアを越えるインターネットの役割を感じたという。「映像メディアとしてmirunの活用でさまざまな視聴者ニーズに対応できる」と群馬テレビ担当者は語る。

mirunはURL(https://mirun.stores.play.jp/)からアクセスできる。コンテンツの目玉は前述の3本柱だが、今後の展開について担当者は「視聴者のリクエストに柔軟に対応できる媒体として自社プラットフォームを導入した。ニーズを見極めたうえで、開局55年のアーカイブ素材を活用したコンテンツなど新たな価値を提供していきたい」とのこと。今後のmirunの展開に注目だ。

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