【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(ラジオ生ワイド)】エフエム北海道 IMAREAL

森本 優
【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(ラジオ生ワイド)】エフエム北海道 IMAREAL

「面白くない」「つまらない」「嫌い」。番組開始当初、SNSで浴びた言葉です。4年半前の私は、学生の頃から夢見ていた自分の生ワイド番組に浮足立っていました。あの頃も今も変わらず「あなた」に向けてラジオをやっていますが、あの頃の私は99の応援よりも1の刃に敏感になり、気付けばスタジオに入ると咳が止まらない体になっていました。

そんな時に救ってくれたのがリスナーからの「うれしい」「楽しい」「面白い」という言葉でした。言葉を扱うラジオで、言葉に傷つき言葉に救われました。番組開始から半年が経ったころ、私には"イマリアルリスナー"という最強の仲間ができました。つくづくラジオを面白くしてくれるのは、リスナーの「あなた」だと思わざるを得ません。

生ワイドはその名のとおり生ものです。放送が始まってから終わるまで、どんなメールが来て、どんなリクエストが来て、どんなリスナーとつながっていくか、それによって番組の内容が変わります。今回の受賞は、リスナーや、学校訪問で出会った学生や先生、番組と楽しいことをしてくれる企業の皆さんと一緒に作り続けてきたからこそ実現できたことだと思います。

「ラジオの入口作り」を掲げ、週に1度の学校訪問を続けて1万人以上に出会いました。コロナ禍でも学生の声で"イマ"の"リアル"な思いを届け続けました。私一人では何もできません。番組を一度でも聴いてくれた「あなた」が最優秀です。おめでとうございます。これからも一緒に! イマリエール!


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