🏈米スーパーボウル2026🏈 平均1億2,560万人が視聴 ピーク時は米テレビ史上最高の視聴者数に

編集広報部
🏈米スーパーボウル2026🏈 平均1億2,560万人が視聴 ピーク時は米テレビ史上最高の視聴者数に

北米最大のスポーツイベント「NFLスーパーボウル2026」が2月8日にカリフォルニア州サンタクララで開かれ、18時40分~22時28分(米東部時間)に地上波のNBC、配信のPeacock、スペイン語放送のテレムンドで中継された。60回目となった今回はシアトル・シーホークスがニューイングランド・ペイトリオッツを29-13で破り、視聴者数の平均は1億2,560万人と米国のテレビ史上2番目となった(ニールセン調べ)。NBCの発表では第2クオーター(19時45分〜20時)の時間帯は1億3,780万人と史上最高の視聴者数を記録した。。

🏈ニールセンは新たな測定方式で臨む
この1億2,560万人という数字にはNBC、配信のPeacock、スペイン語放送テレムンドに加え、NBC Sports Digital、NFL+の視聴も含まれ、前年の「スーパーボウル2025」(FOX〔FOX、Tubi、テレムンド、NFL+〕で放送・配信)の平均1億2,770万人(既報)に次ぐものとなった。ニールセンは今回初めて「Big Data+Panel」方式を全面的に導入。これまでの「ライブ+同日」のパネル測定に加え、セットトップボックスやスマートTV由来の大規模データを統合して測定した。

人気ラッパーのバッド・バニーが登場した恒例のハーフタイムショーは、1億2,820万人と試合全体の平均視聴者数を上回った。ハーフタイムショーのソーシャルメディアにおける24時間以内の接触が世界で40億回にのぼったとのデータもある。また、NBCUによるとテレムンドは平均330万人が視聴し、スペイン語によるスーパーボウル中継として過去最高に。Peacockもスーパーボウル、ミラノ・コルティナオリンピック、オリジナルドラマシリーズ『The Burbs』の初回配信があり、視聴者数・視聴時間の両面でプラットフォーム最高を記録した。

🏈NBCはオリンピックとの相乗効果も奏功
試合終了後の視聴動線にも特徴があった。NBCはスーパーボウルの直後にそのままオリンピック中継を編成し、プライムタイム番組を含むオリンピック中継全体で平均4,200万人が視聴したと発表。2014年のソチ大会以来、NBCの冬季オリンピックで最大の視聴者を集めた。2022年北京大会時のスーパーボウル後の中継と比べても7割超の増加と、スーパーボウルからオリンピックへと視聴者を引き継ぐ戦略が功を奏した。

こうした好調ぶりは広告市場にも直結。NBCUは1月末、30秒のCM枠をスーパーボウル史上初めて1,000万㌦(約15億3,000万円)超で販売したと明らかにしている。60秒枠やその複数購入を希望する広告主が増えたことで需給が引き締まり、単価を押し上げたという。さらにスーパーボウルとオリンピックを組み合わせたパッケージ販売を強化し、広告主の7割以上が両大会に出稿したという(関連既報)。また、試合中に挿入された全66本のCMのうち約4分の1にあたる15本が何らかの形でAIをテーマとしていた。OpenAIやAnthropicといった生成AI大手が60秒枠を複数確保するなど関連企業の存在感が際立った。

放送技術面でもNBCUは2月8日、スーパーボウルとオリンピック中継を地上波と配信で17時間連続、同時に4K・HDRで中継した。単なる高画質・高音質化にとどまらず、大規模ライブイベントにおける放送と配信の融合を実証する目的があったようだ。

🏈NFLとESPNの協業も取引が完了
アメフトに関連した最新の話題としては、Disney傘下のESPNとNFLが2月2日、2025年8月に合意していたNFLのメディア資産のESPNへの売却取引完了を発表(関連既報)。司法省など規制当局の承認を受けてのもの。ESPNがNFLネットワークおよびNFLファンタジー(NFL Fantasy Football=実在のNFL選手を使って仮想チームを編成し、実際の試合成績に基づいてポイントを競うオンラインゲーム)などリーグのデジタル資産を取得する代わりに、NFLがESPNの株式10%(推定20億〜30億㌦規模)を取得する。スポーツリーグ側が主要メディア企業の株主となって放送権と配信戦略を一体化させる新たな関係性がどう展開していくのかも注目される。

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