ローカルコンテンツで地域活性を促進 系列や地域超えて4局が新会社「合同会社LCB」設立

編集広報部
ローカルコンテンツで地域活性を促進 系列や地域超えて4局が新会社「合同会社LCB」設立

毎日放送、テレビ西日本、北海道テレビ放送、テレビ宮崎の4社は、地域情報コンテンツの流通を促進し地域の活性化への貢献を目指す新会社「合同会社LCB」を2025年10月29日に共同で設立した。本社は大阪市北区の毎日放送内に置かれる。

LCB(Local Contents Bank)は、全国のローカル局が制作する情報番組の一部を切り出し、グルメや観光、祭り、地域の暮らしなどをテーマにした映像を集約する仕組み。2024年度から一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A-PAB)が実証実験を進めており、2025年度は63社が参加。新会社はこの仕組みを社会実装するための準備会社となる。(関連記事:ネット配信に「地域情報」という新しいジャンルを A-PAB「Local TV Go Go」担当チームに聞く

今後は、国内外の配信プラットフォームや観光PR、教育、防災啓発など幅広い用途での活用を想定。生成AIやメタデータ技術を活用し、映像情報の付与を効率化することで、ローカル局のDX推進にもつなげる。

11月19日から千葉県幕張メッセで開催される「InterBEE2025」のコンファレンスでは、LCBに関わるメンバー4人が概要説明とパネルディスカッションを行い、地域価値最大化に向けた戦略を議論する予定だ。詳細は以下のとおり。

「ローカルコンテンツが拓く、地域価値最大化戦略 〜テレビ発地域イノベーションの可能性 〜」
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日時: 11月19日(水)16:00~17:00
場所: 国際会議場2F 201会議室

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