こども家庭庁「児童福祉文化賞」 CBCテレビの『劇場版 僕と時々もう1人の僕~トゥレット症と生きる』が受賞

編集広報部
こども家庭庁「児童福祉文化賞」 CBCテレビの『劇場版 僕と時々もう1人の僕~トゥレット症と生きる』が受賞

こども家庭庁が主催する2025年度「児童福祉文化賞」の表彰式が5月9日に東京都内で行われた。映像・メディア等部門はCBCテレビのドキュメンタリー映画『劇場版 僕と時々もう1人の僕~トゥレット症と生きる』が受賞した。特別部門は「放送メディアを通じて児童福祉文化の向上に貢献してきた活動」が認められ黒柳徹子さんが選ばれた(冒頭画像は表彰式。前列中央の三原じゅん子内閣府特命担当大臣の右隣が、同作品の構成と統括を担当したCBCテレビ報道局の大園康志さん/提供=こども家庭庁)。

『僕と時々もう1人の僕』は幼いころから自分の意思に反して体が動いたり大きな声が出てしまうという、チック症が慢性化した「トゥレット症」の若者たちの苦悩を記録した番組。2023年5月にCBCで初めてローカル放送され、その後、TBSテレビの『報道特集』や『ドキュメンタリー「解放区」』などでも放送。2024年には劇場版に再編集され公開された。同作品を含む一連の活動は同年の第61回ギャラクシー賞で報道活動部門の優秀賞、2024年民放連賞特別表彰部門「放送と公共性」で優秀を受賞している。

児童福祉文化賞はこども家庭庁のこども家庭審議会が推薦する児童福祉文化財のなかから、「出版物」「舞台芸術」「映像・メディア等」の3部門で特に優れた作品各1点と、広く児童の健全育成に貢献した事績に対して贈られる。放送局の受賞は2019年度の『イーちゃんの白い杖』(テレビ静岡)以来となる。

児童福祉文化賞のこのほかの受賞はこちら、児童福祉文化財の一覧はこちら(外部サイトに遷移します)。

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