ACジャパンの2025年度公共広告作品が決定した。新たな作品は7月1日から1年間、メディア会員社(テレビ・ラジオ・新聞等)の持つ広告枠を通して発信される。キャンペーン広告は5種類で、計22作品となった。
①全国キャンペーン:多くの人に共通する社会問題をテーマに制作し、全国のメディアを通じて発信する。
②地域キャンペーン:7つのエリアがそれぞれ抱える問題の中からテーマを見つけて広告を制作し、 その地域メディアを通して展開する。
③支援キャンペーン:広告を通して、公共福祉や医療・国際貢献等に取り組む非営利団体の活動を支援する。
④ACジャパン・NHK共同キャンペーン:ACジャパン制作のCMをNHKで、NHK制作のCMを民間放送で放映する。
⑤ACジャパン広告学生賞:会員校の学生が実際に公共広告のTVCM・新聞広告を制作して応募し、BS民放10局、および新聞全国5紙で放送・掲載される。
各作品の概要は以下のとおり。
①全国キャンペーン
▷全国キャンペーンA「フェイクは、ホンモノみたいな顔をする。」(=冒頭画像)
別人をAIで有名人の顔にするという"うそ"で、デジタル技術を悪用する事案に警鐘を鳴らす。
▷全国キャンペーンB「We are モッタイネーティブ」
フリマアプリなどでさまざまなモノを当たり前にシェアする若い人たちは、自然に「もったいないの精神」に即した行動をしているということを訴求していく。
<We are モッタイネーティブ>
②地域キャンペーン
▷北海道「はるか遠くへ-北海道からの挑戦-」
▷東北「響け、助け合いsoul」
▷名古屋「部活動は防災部」
▷大阪「たこやき乗り」
▷中四国「入念な準備。それが防災の一歩。」
▷九州「つける気持ち」
▷沖縄「渋滞が命取りにならないように」
③支援キャンペーン
▷全国こども食堂支援センター・むすびえ「仲間」
▷ジャパンハート「ジャパンハートは能登にいた」
▷日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会「耳漫才」
▷キッズドア「子どもたちの未来をひらく、ドアになる。」
▷日本骨髄バンク「キミの中に流れている力」
▷日本盲導犬協会「盲導犬みいつけた!」
▷日本糖尿病協会「糖尿病のほんとう」
▷日本食品衛生協会「小島よしおと『てあらウィ~!』」
④ACジャパン・NHK共同キャンペーン
▷NHK提供「"やさしい"人」
▷ACジャパン「入念な準備。それが防災の一歩。」(地域キャンペーンの中四国作品)
⑤ACジャパン広告学生賞
【テレビCM部門】
▷グランプリ:長岡造形大学「不満のバトン」
▷準グランプリ:東京音楽大学「小さなゴミ箱?」
【新聞広告部門】
▷グランプリ:東北芸術工科大学「矢印の詐欺師」
▷準グランプリ:岡山県立大学「冷やし中華、つづけます」