その他

放送文化基金が「イベント事業部門」の助成を新設 4月1日から申請を受け付け
放送文化基金が「イベント事業部門」の助成を新設 4月1日から申請を受け付け
編集広報部

放送文化基金は放送文化の発展に寄与することを目的に、これまで「技術開発部門」「人文・社会部門」の助成を行ってきたが、2024年度から「イベント事業部門」を新たに設け、4月1日から申請を受け付ける。 「イベント事業部門」は、放送を中心としたメディア文化の向上に資するイベントや事業が対象。▷放送・インタ

メディアリテラシー活動企画 記事まとめ
メディアリテラシー活動企画 記事まとめ
編集広報部

各社が実施しているメディアリテラシー向上のための活動を取材し、随時企画としてお届けしています。 ・千葉テレビ放送 高校生制作番組を放送 情報発信への意識高める ・山形テレビ 小学生がナレーション原稿作りに挑戦 ・中京テレビ放送 メタバース空間で取材体験

第50回放送文化基金賞 応募受付中
第50回放送文化基金賞 応募受付中
編集広報部

放送文化基金は、4月3日(水)まで第50回放送文化基金賞の募集を行っている。 対象となるのは、2023年4月1日から今年3月31日までに初めて放送・配信された「番組・コンテンツ」と同期間に活躍した「個人・グループ」。「番組・コンテンツ」はドキュメンタリー、ドラマ、エンターテインメント、ラジオの4部門

TBSドキュメンタリー映画祭2024 3月15日から全国6都市で順次開催
TBSドキュメンタリー映画祭2024 3月15日から全国6都市で順次開催
編集広報部

「TBSドキュメンタリー映画祭2024」が、3月15日から東京・ヒューマントラストシネマ渋⾕を皮切りに全国6都市(東京・大阪・名古屋・京都・福岡・札幌)で順次開催される。 4回目となる今回は、新たな取り組みとして、人種や戦争、社会問題など現代を取り巻く重要なテーマを考える作品を選んだ「ソーシャル・セ

シリーズ企画「民放報道の現場から」記事まとめ
シリーズ企画「民放報道の現場から」記事まとめ
編集広報部

民放連では、民間放送の価値を高め、それを内外に広く伝えることに力点を置いた「民間放送の価値を最大限に高め、社会に伝える施策」を策定し、2022-2023年度の2年間にわたり取り組んでいます。その具体的取り組みとして、報道委員会(委員長=大橋善光・読売テレビ放送社長)は、報道現場を熟知する担当者による

放送日誌 2023年12月
放送日誌 2023年12月
編集広報部

放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。*2023年12月分を掲載。 【民放連】12.1 放送計画委員会と技術委員会、「テレビ中継局の共同利用に関する説明会」を開催。総務省、NHK、民放連で構成する「中継局共同利用推進協議会」に関する対応の一環で、3者から

シリーズ「テレビ70年企画」"これまで"と"これから" 記事まとめ(随時更新)
シリーズ「テレビ70年企画」"これまで"と"これから" 記事まとめ(随時更新)
編集広報部

テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星12社の発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリーズ

連続企画「第100回箱根駅伝中継・担当者の声」 記事まとめ
連続企画「第100回箱根駅伝中継・担当者の声」 記事まとめ
編集広報部

2024年で第100回を迎えた東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)。選手たちの走りを伝える側の想い、工夫、つないできた歴史など、中継を行った日本テレビ、文化放送、RFラジオ日本の各担当者に振り返ってもらいました。 ・文化放送編 先人たちが作ってきたものをより良く 黒川麻希氏(文化放送 報道スポーツ

放送日誌 2023年11月
放送日誌 2023年11月
編集広報部

放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。*2023年11月分を掲載。 【民放連】11.2 内閣府の知的財産戦略推進本部に「AI時代における知的財産権」に関する意見を提出。知的財産権のリスク回避の観点から技術による対応を行うことに賛同するとともに、「ディープ

放送日誌 2023年10月
放送日誌 2023年10月
編集広報部

放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。*2023年10月分を掲載。 【民放連】10.1  (株)ジャパネットブロードキャスティングが民放連に準会員として入会。会員社数は208社に。 10.13 放送基準審議会、全国考査責任者会議をオンラインで開催。1日に

2023年民放連賞 テレビグランプリ受賞のことば テレビ静岡 『テレビ静岡55周年記念「イーちゃんの白い杖」特別編』
2023年民放連賞 テレビグランプリ受賞のことば テレビ静岡 『テレビ静岡55周年記念「イーちゃんの白い杖」特別編』
橋本 真理子

2023年11月7日、民放大会でグランプリ受賞が決定した瞬間、番組の主人公・イーちゃんこと小長谷唯織(こながや・いおり)さんの家族と過ごした25年が走馬灯のようによみがえりました。 全盲の姉と重度障がいの弟。互いの顔を見たことがない姉と弟。どんな過酷な人生が待っているのか、この社会にある課題を一緒に

2023年民放連賞 テレビ準グランプリ受賞のことば 朝日放送テレビ 『こどもホスピス ~いのち輝く"第2のおうち"~』
2023年民放連賞 テレビ準グランプリ受賞のことば 朝日放送テレビ 『こどもホスピス ~いのち輝く"第2のおうち"~』
長谷川 健

やわらかい春の陽を浴びながら、色鮮やかなグリーンの芝生にカラフルなシートを広げ、この日は家族みんなでピクニック。きょうだいでバドミントンをしたり、原っぱを追いかけっこしたり。お父さんは芝生の上でちょっとお昼寝。お母さんはスタッフみんなと紅茶を飲みながら、ほっと一息ついておしゃべりを楽しむ――。 「T

2023年日本民間放送連盟賞(民放連賞)記事まとめ(随時更新)
2023年日本民間放送連盟賞(民放連賞)記事まとめ(随時更新)
編集広報部

「民放online」では2023年日本民間放送連盟賞(民放連賞)の「審査講評」と「受賞のことば」を掲載します。ぜひご覧ください! 民放各社が制作し、高い評価を受けた番組を幅広く皆さまに知っていただけるよう、受賞番組の一部を以下のバナーから配信しています。 【グランプリ・準グランプリ】<ラジオ> 審査

2023年民放連賞 ラジオグランプリ受賞のことば 四国放送 『中四国ライブネット 全国で1000台突破!移動スーパーとくし丸~見えてきた、さらなるくらしの困りごと~』
2023年民放連賞 ラジオグランプリ受賞のことば 四国放送 『中四国ライブネット 全国で1000台突破!移動スーパーとくし丸~見えてきた、さらなるくらしの困りごと~』
芝田 和寿

徳島県で生まれたから「とくし丸」。社会奉仕の心にあつい「篤志(とくし)」の意味も込めました。2012年に軽トラック2台で始まり、いま全国で1,000台超。それほどに需要を伸ばしてきたのは、独自のビジネスモデルがあったから。 買い物に会員登録や会費もいりません。気になる値段は、店頭価格に20円プラス(

2023年民放連賞 ラジオ準グランプリ受賞のことば 北日本放送 『KNB報道スペシャル 統一教会と富山政界』
2023年民放連賞 ラジオ準グランプリ受賞のことば 北日本放送 『KNB報道スペシャル 統一教会と富山政界』
数家 直樹

今回の番組は、安倍晋三元首相の銃撃事件があった2022年7月から2023年5月までの、富山県内での旧統一教会と政治家および行政との関わりについて、その都度ニュースとして伝えてきた結果をまとめた、いわば、私たち報道局全体の集大成です。 振り返ると、富山県知事選で新人候補の新田八朗氏(のちに当選・現知事

放送日誌 2023年9月
放送日誌 2023年9月
編集広報部

放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。*2023年9月分を掲載。 【民放連】9.21 「民間放送の価値を最大限に高め、社会に伝える施策」第2回中間報告を発表。2022年9月から民放連が各専門委員会で検討を進めている4本柱37項目のうち「番組出演者の保護」

【2023年民放連賞審査講評(グランプリ審査:テレビ)】 問題を自分ごとにする映像の力
【2023年民放連賞審査講評(グランプリ審査:テレビ)】 問題を自分ごとにする映像の力
滝沢 文那

【10月12日審査】審査委員長=丹羽美之(東京大学教授、テレビ朝日番組審議会委員)審査員=加藤駿(共同通信社 文化部記者)最相葉月(ノンフィクションライター、フジテレビジョン番組審議会委員)澤村厚之(キッコーマン食品 プロダクト・マネジャー室マーケティング統括マネジャー、日本アドバタイザーズ協会テレ

【2023年民放連賞審査講評(グランプリ審査:ラジオ)】 音を通し伝わる制作者の熱意
【2023年民放連賞審査講評(グランプリ審査:ラジオ)】 音を通し伝わる制作者の熱意
佐々木 崇之

【10月12日審査】審査委員長=林和男(ぴあ 相談役Co-founder、J-WAVE番組審議会委員長)審査員=石塚恵理(読売新聞 文化部記者)加藤タキ(コーディネーター、文化放送番組審議会副委員長)佐々木崇之(時事通信社 文化特信部記者)辻本聡(トヨタ・コニック・プロ 第1ブランディング部専任部長

放送日誌 2023年8月
放送日誌 2023年8月
編集広報部

放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。*2023年8月分を掲載。 【民放連】8.1 2023年日本民間放送連盟賞の中央審査がCM部門を皮切りに始まる(~23日)。CM部門、技術部門、特別表彰部門(青少年向け番組、放送と公共性)番組部門テレビドラマを除く番

2023年民放連賞最優秀受賞のことば(放送と公共性) テレビ静岡 イーちゃんの白い杖 25年継続取材と全国発信プロジェクト
2023年民放連賞最優秀受賞のことば(放送と公共性) テレビ静岡 イーちゃんの白い杖 25年継続取材と全国発信プロジェクト
橋本 真理子

2023年8月下旬、私は番組主人公・イーちゃん(33歳)と民放連賞「特別表彰部門・放送と公共性」の最終プレゼンテーション(Zoom)に臨みました。あんまマッサージ指圧師のイーちゃんは、この日仕事が休みだったため、取材する側とされる側が互いにどう感じてきたのか、普段私たちがどんなふうに舞台挨拶している

民放連研究所 ローカル民放経営セミナー 11月30日
民放連研究所 ローカル民放経営セミナー 11月30日
編集広報部

民放連研究所は11月30日(木)13時30分―16時50分に2023年度の「ローカル民放経営セミナー」"DX時代の民放経営を考える"をオンライン形式(Zoomウェビナー)で開催する。 第1部は、南海放送の大西康司社長が自社での近年の経営上の取り組みを踏まえ「『私たちは、愛媛主義』~未来を切り拓くため

2023年民放連賞審査講評(放送と公共性) 強い問題意識と丹念な取材の積み重ね
2023年民放連賞審査講評(放送と公共性) 強い問題意識と丹念な取材の積み重ね
石澤 靖治

8月23日中央審査【参加/17社=17件】審査委員長=石澤靖治(学習院女子大教授・元学長)審査員=草野満代(フリーアナウンサー)、増田明美(スポーツジャーナリスト)、水島久光(東海大教授)、山﨑晴太郎(セイタロウデザイン代表、クリエイティブディレクター) 今回もまた、力のこもった、そして強い思いに裏

ACC 「TOKYO CREATIVE CROSSING」を11月1―2日にオンライン開催
ACC 「TOKYO CREATIVE CROSSING」を11月1―2日にオンライン開催
編集広報部

ACC(All Japan Confederation of Creativity)は、11月1―2日に「TOKYO CREATIVE CROSSING」をオンライン開催する。 「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」のグランプリや全入賞作品の発表、クリエイターらによるトークセッシ

2023年民放連賞最優秀受賞のことば(技術部門) テレビ北海道 バーチャルマスターオペレーターの開発
2023年民放連賞最優秀受賞のことば(技術部門) テレビ北海道 バーチャルマスターオペレーターの開発
高橋 康二

マスターをリモートで監視できないか? という話が出たのは、2022年の春。新型コロナの感染者が出てもマスター業務を止めることはできない......。コロナの終息が見通せなかったなか、自宅や別室からのリモートの実現が切に求められた。当初は2019年に開発したマスター運行支援システム(IM-NEXT)を

2023年民放連賞審査講評(技術部門) テレビ北海道「バーチャルマスターオペレーターの開発」が最優秀
2023年民放連賞審査講評(技術部門) テレビ北海道「バーチャルマスターオペレーターの開発」が最優秀
民放連 企画部

8月17・18日中央審査【参加/15社=19件】審査員=民放連技術委員会「技術表彰選考小委員会」委員 技術部門は、民放連会員各社の放送技術に関する開発・改良などにより、民放事業に貢献し、その発展に寄与した事績に賞を贈る。 本年は15社19件の申請があり、民放連技術委員会「技術表彰選考小委員会」が、有

2023年民放連賞最優秀受賞のことば(青少年向け番組) 関西テレビ放送 ザ・ドキュメント ウクライナ、9×9の歌 明日をつくる子どもたちへ
2023年民放連賞最優秀受賞のことば(青少年向け番組) 関西テレビ放送 ザ・ドキュメント ウクライナ、9×9の歌 明日をつくる子どもたちへ
井上 真一

「あがぁな地獄を誰にも体験してほしくないんよ。戦争は恐ろしいんじゃけ。歴史を繰り返しちゃいけん」10年ほど前に亡くなった祖母が、私に残してくれた言葉です。 78年前の8月6日、女学生だった祖母は、爆心地から2キロ離れた軍需工場で被爆しました。祖母は工場のひさしの下にいたため、熱線により焼け死ぬことな

放送人の会 「放送人の証言」アーカイブプロジェクト YouTubeなどで過去のインタビュー映像を公開
放送人の会 「放送人の証言」アーカイブプロジェクト YouTubeなどで過去のインタビュー映像を公開
編集広報部

民放、NHK、プロダクションなどの番組制作に携わっている人・携わっていた人などが個人として参加する「一般社団法人 放送人の会」は1999年から、放送に関わってきた人々にインタビューした映像を「放送人の証言」として記録してきた。これまでに民放やNHK、制作会社、広告会社などの200人以上を取材。その証

2023年民放連賞審査講評(青少年向け番組) 共感や社会的課題を意識させる
2023年民放連賞審査講評(青少年向け番組) 共感や社会的課題を意識させる
金山 勉

8月22日中央審査【参加/24社=24本】審査委員長=金山 勉(ノートルダム清心女子大学教授)審査員=最相葉月(ノンフィクションライター)、佐藤博之(日本PTA全国協議会理事)、藤田真文(法政大学社会学部教授) 家庭で親子が番組を視聴したり、子ども自身が興味をもって良質な番組視聴をしたりすることを願

2023年民放連賞最優秀受賞のことば(テレビドラマ番組) 関西テレビ放送 エルピス-希望、あるいは災い-
2023年民放連賞最優秀受賞のことば(テレビドラマ番組) 関西テレビ放送 エルピス-希望、あるいは災い-
佐野 亜裕美

このたびは素晴らしい賞をいただきありがとうございます。 放送終了から半年以上がたちましたが、「エルピス」のことを思い出す時にいつも最初に頭に浮かぶ光景があります。今から6年以上前、2017年の春。皆が帰った後の薄暗い小さな会議室で、当時は「平成パンドラ」という仮タイトルが付いていたこのドラマの第3話

2023年民放連賞審査講評(テレビドラマ番組) 視聴者を魅了した作り手の"覚悟"と"矜持"
2023年民放連賞審査講評(テレビドラマ番組) 視聴者を魅了した作り手の"覚悟"と"矜持"
桧山 珠美

8月22日中央審査【参加/22社=22本】審査委員長=大友啓史(映画監督)審査員=岡室美奈子(早稲田大学文学学術院教授)、桧山珠美(フリーライター)、ブルボンヌ(エッセイスト、女装パフォーマー) ※下線はグランプリ候補番組 配信ドラマや海外ドラマが躍進するなか、目の肥えた視聴者の心を摑むには何が必要

2023年民放連賞最優秀受賞のことば(テレビエンターテインメント番組) テレビ静岡 テレビ静岡55周年記念「イーちゃんの白い杖」特別編
2023年民放連賞最優秀受賞のことば(テレビエンターテインメント番組) テレビ静岡 テレビ静岡55周年記念「イーちゃんの白い杖」特別編
橋本 真理子

ニュース取材・番組制作に携わる者にとって、日本民間放送連盟賞は憧れのコンクールです。この栄えある賞で、特にテレビエンターテインメント部門で番組内容が認められた――これは、イーちゃん(小長谷唯織/いおり)の家族が認められたことを意味します。涙が止まりませんでした。全盲のイーちゃんが幸せをつかむまでの道

2023年民放連賞審査講評(テレビエンターテインメント番組) 審査の難しさもエンターテインメントの面白さ
2023年民放連賞審査講評(テレビエンターテインメント番組) 審査の難しさもエンターテインメントの面白さ
鏡 明

8月21日中央審査【参加/101社=101本】審査委員長=鏡 明(評論家、元電通顧問、ドリル エグゼクティブ・アドバイザー)審査員=奥貫 薫(俳優)、北脇朝子(マガジンハウス『an・an』編集長)、たかのてるこ(地球の広報・旅人・エッセイスト) ※下線はグランプリ候補番組 2023年の番組部門「テレ

第60回民放技術報告会 幕張メッセ・国際会議場にて11月15―17日に開催
第60回民放技術報告会 幕張メッセ・国際会議場にて11月15―17日に開催
編集広報部

民放連技術委員会(羽牟正一委員長)は、11月15―17日に「第60回民放技術報告会」を千葉市の幕張メッセ・国際会議場で開催する。内容は民放各社による制作技術や送出・配信などの研究、開発実績に関する報告など。 16日13時30分からの特別企画では「テレビにおける『バーチャルプロダクション』の進化と未来

2023年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオエンターテインメント番組) 東海ラジオ放送 音を拾って~僕らの演奏海~
2023年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオエンターテインメント番組) 東海ラジオ放送 音を拾って~僕らの演奏海~
宮田 勝司

2022年の夏、とあるショップの店内で彼らのインストア・ライブを見て一気に惹き込まれました。演奏していたのは今回番組で取材した「海洋ゴミ楽器集団 ゴミンゾク」です。彼らの存在を教えてくれたのは今回番組MCを務めた空木マイカさん。ゴミから民族楽器を作って演奏しているからゴミンゾク? と興味本位くらいの

2023年民放連賞審査講評(ラジオエンターテインメント番組) "音"だけで心揺さぶられる力作たち
2023年民放連賞審査講評(ラジオエンターテインメント番組) "音"だけで心揺さぶられる力作たち
嶋 浩一郎

8月21日中央審査【参加/62社=62件】審査委員長=嶋 浩一郎(博報堂執行役員・エグゼクティブクリエイティブディレクター)審査員=大谷奈緒子(東洋大学社会学部教授)、長島有里枝(写真家)、やきそばかおる(コラムニスト) ※下線はグランプリ候補番組 音だけでリスナーの想像力をどこまで羽ばたかせること

2023年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオ生ワイド番組) 北陸放送 おいね☆どいね Holiday Special ~境界線を考える~
2023年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオ生ワイド番組) 北陸放送 おいね☆どいね Holiday Special ~境界線を考える~
宮下 潤

平日のワイド番組を放送する中で、遠方からのゲストをお迎えすると「番組名のおいねどいねって、どういう意味ですか?」とよく聞かれます。石川県の方言で【おいね】は「そうだよね」といった肯定や同調、【どいね】は「それどうなの?」という疑問や否定を意味します。物事の善し悪しや明暗を取り上げよう、という意図が番

2023年民放連賞審査講評(ラジオ生ワイド番組) あらためて考えさせられた「生ワイド」の意義
2023年民放連賞審査講評(ラジオ生ワイド番組) あらためて考えさせられた「生ワイド」の意義
青木 江梨花

8月18日中央審査【参加/47社=47本】審査委員長=青木江梨花(脚本家、日本脚本家連盟理事)審査員=亀渕昭信(通信文化協会理事)、西村達郎(演出家、作詞家)、やすみりえ(川柳作家) ※下線はグランプリ候補番組 今年の入選番組はすべてAM局制作、深夜番組がひとつもなかったのが特徴的でした。いずれも甲

放送批評懇談会セミナー2023「ChatGPTを使いこなせ!! 放送現場の生成AI攻略法」 10月25日開催
放送批評懇談会セミナー2023「ChatGPTを使いこなせ!! 放送現場の生成AI攻略法」 10月25日開催
編集広報部

放送批評懇談会は10月25日(水)17時30分―20時に「放送批評懇談会セミナー2023  ChatGPTを使いこなせ!! 放送現場の生成AI攻略法」をオンライン形式(Zoomウェビナー)で開催する。 登壇者は、西脇資哲氏(日本マイクロソフト エバンジェリスト・業務執行役員)で、放送現場におけるCh

第43回「地方の時代」映像祭 11月18―24日開催
第43回「地方の時代」映像祭 11月18―24日開催
編集広報部

第43回「地方の時代」映像祭2023(主催=民放連、NHK、関西大学などで組織する実行委員会)が11月18日(土)―24日(金)、大阪府吹田市の関西大学千里山キャンパスで開かれる。18日はコンクール贈賞式、窪島誠一郎氏(「無言館」館主)の記念講演やシンポジウム『危機の時代に、メディアはどう立ち向かう

2023年民放連賞最優秀受賞のことば(テレビ教養番組) 鹿児島テレビ放送 20年目の花火
2023年民放連賞最優秀受賞のことば(テレビ教養番組) 鹿児島テレビ放送 20年目の花火
四元 良隆

日々、起きる事件・事故。私たちメディアは競うようにその様子を伝えています。次の大きな事柄が起きれば、そのニュースは忘れられ、また新たな現場が報じられていく......。 今から20年前の2003年、鹿児島で花火事故が起きました。死者10人、建物損壊129棟、「戦後最悪」と言われた大事故でした。現場に

2023年民放連賞審査講評(テレビ教養番組) テーマに向き合う姿勢と、長期取材が生むメッセージ
2023年民放連賞審査講評(テレビ教養番組) テーマに向き合う姿勢と、長期取材が生むメッセージ
城戸 久枝

8月18日中央審査【参加/110社=110本】審査委員長=城戸久枝(ノンフィクションライター)審査員=市川紗椰(モデル、タレント)、金川雄策(Yahoo!ニュース エキスパート ドキュメンタリー チーフプロデューサー)、布施英利(美術批評家、東京藝術大学教授) ※下線はグランプリ候補番組 教養番組と

2023年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオ教養番組) ラジオ沖縄 Basketball island OKINAWA~沖縄バスケ100年の歴史~
2023年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオ教養番組) ラジオ沖縄 Basketball island OKINAWA~沖縄バスケ100年の歴史~
杉原 愛

「沖縄のみなさん、おめでとーう」 2022―2023シーズン、初めてBリーグの頂点に立った琉球ゴールデンキングス。沖縄バスケの歴史をたどる60分番組は、チームを率いた桶谷大ヘッドコーチ の歓喜の声から始まります。バスケットボール文化が根付く沖縄では、熱狂的な琉球ゴールデンキングスファンも数多く、念願

北海道文化放送 ドキュメンタリー番組を映画化 初の全国公開
北海道文化放送 ドキュメンタリー番組を映画化 初の全国公開
編集広報部

北海道文化放送はこのほど、2021年12月に放送したドキュメンタリー番組『無理しない ケガしない 明日も仕事!新根室プロレス物語』を映画化すると発表した。同社が企画制作した映画を商業映画として全国公開するのは初めて。 同番組は、北海道・根室市の「フツーのおじさん」たちがネットオークションでリングを購

2023年民放連賞審査講評(ラジオ教養番組) 聴きやすく、楽しく、そして深い番組を
2023年民放連賞審査講評(ラジオ教養番組) 聴きやすく、楽しく、そして深い番組を
石井 彰

8月18日中央審査[参加/55社=55本]審査委員長=石井 彰(放送作家)審査員=阿部るり(上智大学文学部教授)、カライスコス・アントニオス(龍谷大学法学部教授)、城戸真亜子(洋画家) ※下線はグランプリ候補番組 ラジオ教養参加本数は、昨年から5本減って55本。ただ各地区から選ばれた番組は、報道色の

2023年民放連賞最優秀受賞のことば(テレビ報道番組) 朝日放送テレビ こどもホスピス ~いのち輝く"第2のおうち"~
2023年民放連賞最優秀受賞のことば(テレビ報道番組) 朝日放送テレビ こどもホスピス ~いのち輝く"第2のおうち"~
長谷川 健

国内に2万人――。がんや心臓病などの重い病気と日々闘っている子どもたちの数だ。闘病の間は友達と遊べない、きょうだいとも一緒に過ごせない。そんな子どもたちがたくさんいるのだ。 取材を始めたのは、"新型コロナ"が日本に上陸して1年がたとうとする2021年初めのころだった。このころまでに、国内の医療機関は

2023年民放連賞審査講評(テレビ報道番組) 人に接し、市民のため伝える価値
2023年民放連賞審査講評(テレビ報道番組) 人に接し、市民のため伝える価値
澤 康臣

8月17日中央審査【参加/95社=95本】審査委員長=澤康臣(ジャーナリスト、専修大学文学部教授)審査員=遠藤薫(学習院大学名誉教授)、森まどか(医療ジャーナリスト)、吉岡忍(作家) ※下線はグランプリ候補番組 戦争、差別、国家犯罪、公害、病とケアと家族など社会を描く作品のいずれも人の言葉と表情を通

2023年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオ報道番組) 北日本放送 KNB報道スペシャル 統一教会と富山政界
2023年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオ報道番組) 北日本放送 KNB報道スペシャル 統一教会と富山政界
数家 直樹

旧統一教会と富山政界の関係を調べ始めたのは、安倍晋三元首相銃撃事件から1週間ほど後のことでした。過去の選挙取材の中で教団名を聞いたという記者がいたからでした。2020年の富山県知事選挙で、新人候補(のちに当選・現知事)が"ある集会"で演説することを知り、撮影取材を申し出たところ、陣営側が拒んできたこ

放送日誌 2023年7月
放送日誌 2023年7月
編集広報部

放送日誌 2023年7月 放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。*2023年7月分を掲載。 【民放連】 7.3 民放連・日本アドバタイザーズ協会・日本広告業協会で構成する「字幕付きCM普及推進協議会」、「字幕付きCM通信」の第1号を発行し、字幕付きCM

2023年民放連賞審査講評(ラジオ報道番組) 「音のメディア」の可能性を再確認
2023年民放連賞審査講評(ラジオ報道番組) 「音のメディア」の可能性を再確認
藤代 裕之

8月17日中央審査【参加/34社=34本】審査委員長=藤代裕之(ジャーナリスト、法政大学社会学部教授)審査員=錦光山雅子(フリーランスライター)、三谷文栄(日本大学法学部准教授)、山本康一(三省堂辞書出版部部長兼大辞林編集部編集長) ※下線はグランプリ候補番組 中央審査に各地区から選ばれた7番組のう

2023年民放連賞最優秀受賞のことば(テレビCM) CBCテレビ 公共キャンペーン・スポット/「人生100年時代を考える」~きぬさんは"看護師"一筋80年
2023年民放連賞最優秀受賞のことば(テレビCM) CBCテレビ 公共キャンペーン・スポット/「人生100年時代を考える」~きぬさんは"看護師"一筋80年
横山 朋未

2020年、新型コロナウイルスによる世界的なパンデミックが起きました。医療崩壊で医療従事者からも悲鳴が上がり、人々は常に感染へのストレスを抱え、将来への不安も重なり疲弊しました。そんな暗いムードが続く2022年、現役看護師としてハツラツと働いていた当時97歳の池田きぬさんと出会いました。優しい笑顔、

2023年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオCM第2種) 朝日放送ラジオ 中央軒 企業CM/記者会軒 篇
2023年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオCM第2種) 朝日放送ラジオ 中央軒 企業CM/記者会軒 篇
野本 友恵

場面はメジャーリーグに移籍する野球選手の記者会見。集まった記者から次々と質問が寄せられます。 一つ一つ丁寧に熱い思いを伝えていく選手。そのコメントの中に「FA権」「好条件」「優先権」「交渉権」「得点圏」「主導権」「成層圏」「初体験」「大冒険」「永住権」「著作権」そして選手自身の名前「川原健」も含めて

2023年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオCM第1種) エフエム栃木 三和住宅 企業CM/居留守
2023年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオCM第1種) エフエム栃木 三和住宅 企業CM/居留守
岡本 明子

三和住宅は、栃木県那須塩原市に本社を置き、県内に8拠点を有する、賃貸住宅・不動産管理会社です。地方局である当社制作のCMがこのような大きな賞をいただけたことは、当社のみならず、大都市圏以外のラジオ局や地方の中小のスポンサー企業にとっても非常に励みになることと感じています。ありがとうございました。 ご

2023年民放連賞審査講評(CM部門) むきだしの強さに、心揺さぶられる
2023年民放連賞審査講評(CM部門) むきだしの強さに、心揺さぶられる
佐藤 舞葉

8月1日中央審査[参加/ラジオ第1種22社=45本、第2種21社=31本、テレビ10社=19本]審査委員長=入山章栄(早稲田大学ビジネススクール教授)審査員=佐藤舞葉 (コピーライター/CMプランナー)、田中淳一(クリエイティブディレクター)、松野みどり(サイバーエージェント次世代生活研究所上席研究

関東大震災100年とメディア 特集企画 記事まとめ
関東大震災100年とメディア 特集企画 記事まとめ
編集広報部

2023年9月1日、関東大震災が起きてから100年を迎えた。「民放online」では、災害とメディアの関係に着目し、災害時のメディアの役割や災害時に広がるうわさやデマ、関東大震災時の手記から見えるもの――などを取り上げました。 ①再考・災害時のメディアの役割とは 武田 徹氏(専修大学文学部ジャーナリ

在京テレビキー5局とNHK 「ぼうさいこくたい」に参加 9月17―18日開催
在京テレビキー5局とNHK 「ぼうさいこくたい」に参加 9月17―18日開催
編集広報部

在京テレビキー5局とNHKは、9月17日(日)―18日(月・祝)、防災推進国民大会2023実行委員会(内閣府、防災推進協議会、防災推進国民会議)が主催する防災イベント「ぼうさいこくたい」に参加する。会場は横浜国立大学。入場は無料。 17日は、12・30―13・30に「6局キャラクターが大集合!いのち

放送日誌 2023年6月
放送日誌 2023年6月
編集広報部

放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。*2023年6月分を掲載。 【民放連】6.1 ㈱新潟放送が民放連に入会(正会員)。旧新潟放送のテレビと中波・FM補完中継局の免許を継承。認定放送持株会社に移行した旧新潟放送は退会し、会員社総数207社は変わらず。 6

「テレビが記録したヒロシマ~NHK・民放番組上映会2023~」 8月16―20日開催
「テレビが記録したヒロシマ~NHK・民放番組上映会2023~」 8月16―20日開催
編集広報部

NHK広島放送局、中国放送、広島テレビ放送、広島ホームテレビ、テレビ新広島の在広テレビ5局は8月16日(水)―20日(日)、これまでに制作した核・平和関連番組を共同で上映する「テレビが記録したヒロシマ~NHK・民放番組上映会2023~」を開催する。被爆70年を迎えた2017年からスタートし、今回で7

 放送日誌 2023年5月
放送日誌 2023年5月
編集広報部

放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。*2023年5月分を掲載。 【民放連】5.19 放送基準審議会、「放送人基礎研修(民放連とNHK共催)」をオンライン形式で開催。2日間の同一プログラムを27日までに2回実施。民放とNHKから入社間もない若手社員を中心

【会員社向け】「ラジオの特性・広告効果に関する研究」報告会 8月2日に開催
【会員社向け】「ラジオの特性・広告効果に関する研究」報告会 8月2日に開催
編集広報部

民放連研究所は、8月2日(水)10―11時20分に、民放連会員社の役職員を対象にした「ラジオの特性・広告効果に関する研究」報告会をオンライン形式(Zoomウェビナー)で開催する。 「民間放送の価値を最大限に高め、社会に伝える施策」の一環として、▷生活者にとっての「ラジオメディア」の価値とポジションの

連続企画「旧統一教会報道の現在地」記事まとめ
連続企画「旧統一教会報道の現在地」記事まとめ
編集広報部

2022年7月8日、安倍晋三元首相が演説中に銃撃され死亡した。殺人罪などで起訴された山上徹也被告の供述をきっかけに、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)について指摘されている不当な布教活動などの問題があらためて注目され、政治家とのつながりや被害の実態が明るみになった。 事件から1年。放送局はどのように

BPO発足20年 連載企画 記事まとめ
BPO発足20年 連載企画 記事まとめ
編集広報部

2003年の発足から7月1日で20年となるBPO(放送倫理・番組向上機構)。「民放online」では、BPOの設立の経緯や果たしてきた役割、その成果などを振り返り、現在の立ち位置と意義を再認識するための連載を企画しました。  ①自律の実績とコミュニケーションが鍛える自由~BPOの20年から~(濱田純

放送日誌 2023年4月
放送日誌 2023年4月
編集広報部

放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。*2023年4月分を掲載。 【民放連】4.1  BSよしもと(2022年3月21日開局)、BS松竹東急(同3月26日開局)の2社が、民放連に準会員として入会。また、認定放送持株会社に移行し、商号を「KBCグループホー

放送ライブラリー 夏休み特別企画2023
放送ライブラリー 夏休み特別企画2023
編集広報部

放送番組センターが運営する放送ライブラリーは、7―8月に小中学生向けにテレビ中継の仕組みを学んだり、アナウンサーやDJの仕事を体験するなどの特別企画を実施する。 日時や内容などは以下のとおり。 ▷【日テレ体験教室 中継車がやってくる!】日本テレビの技術スタッフが、カメラワークや音声、照明の実演、テレ

連続企画「コロナ禍を振り返る」 記事まとめ
連続企画「コロナ禍を振り返る」 記事まとめ
編集広報部

2019年12月初旬、中国・武漢市で新型コロナウイルスの感染者が報告され、翌年3月にWHOがパンデミックを宣言するに至った。感染症対策として「マスク」「リモート」「アクリル板」などが日常的なものとなり、放送の現場でも対応を余儀なくされた。そして、2023年5月8日、新型コロナウイルス感染症は感染症法

『はりぼて』など上映 チューリップテレビが「ドキュメンタリーフェスティバル」開催へ
『はりぼて』など上映 チューリップテレビが「ドキュメンタリーフェスティバル」開催へ
編集広報部

チューリップテレビは6月9日(金)―11日(日)に「ドキュメンタリーフェスティバル2023」を富山市で開催する。同社が劇場公開用に制作した『はりぼて』などに加え東海テレビの『さよならテレビ』など他社の作品も含め5作品を上映するほか、同社のテレビドキュメンタリー7作品をラインアップ。各作品の上映後にデ

「データが語る放送のはなし」連載記事まとめ(米国篇、英国篇)
「データが語る放送のはなし」連載記事まとめ(米国篇、英国篇)
編集広報部

民放連 研究所長・木村幹夫氏による連載「データが語る放送のはなし」から、米国篇と英国篇をまとめました。 【米国ローカルテレビ篇】 part1:放送エリアのはなし①~「データが語る放送のはなし」⑨(2022/11/11) part1:放送エリアのはなし②~「データが語る放送のはなし」⑩(2022/11

放送日誌 2023年3月
放送日誌 2023年3月
編集広報部

放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。*2023年3月分を掲載。 【民放連】3.16 2022年度第9回理事会を開催。▷2023年度事業計画・予算▷4月1日付の「九州朝日放送」(分割準備会社の九州朝日放送から放送局免許を承継予定)入会(正会員)と、「BS

放送日誌 2023年2月
放送日誌 2023年2月
編集広報部

放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。*2023年2月分を掲載。 【民放連】2.2 民放連と日本弁護士連合会(日弁連)の第31回「報道と人権に関する懇談会」で旧統一教会(世界平和統一家庭連合)に関する報道をめぐり意見を交わす。民放連は報道委員会(大橋善光

連続企画「新放送人に向けて」 記事まとめ
連続企画「新放送人に向けて」 記事まとめ
編集広報部

放送業界に新たに仲間入りする新放送人に向けて、経営者や先輩たちからのメッセージなどを連続企画でお届けします。 【2023年】 ①虫明洋一・毎日放送代表取締役社長=作り手としての「こころ」忘れずに ②塚田祐之・元NHK専務理事=いまなぜテレビなのか 若手制作者の挑戦 ③小西美穂・関西学院大学特別客員教

放送日誌 2023年1月
放送日誌 2023年1月
編集広報部

放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。今年1月分から随時、掲載予定です。 【民放連】1.18 「文化審議会著作権分科会法制度小委員会報告書(案)」の意見募集に対する意見を文化庁に提出。民放連は簡素で一元的な権利処理方策と対価還元について、▷新しい権利処理

書籍『デジタル変革時代の放送メディア』
書籍『デジタル変革時代の放送メディア』
編集広報部

民放連研究所は、客員研究員会(座長=三友仁志・早稲田大大学院教授)の研究成果をまとめた書籍『デジタル変革時代の放送メディア』を11月20日、勁草書房から刊行した。 デジタル技術の進展が社会変革の中心的な役割を果たし、メディアにも変革をもたらしている現状を踏まえ、放送あるいはメディアが直面するさまざま

2022年日本民間放送連盟賞(民放連賞)記事まとめ
2022年日本民間放送連盟賞(民放連賞)記事まとめ
編集広報部

「民放online」では2022年日本民間放送連盟賞(民放連賞)の関連記事を多数掲載しています。このページではグランプリ・準グランプリや部門ごとにそれらの記事を整理してみました。ぜひご覧ください! 【グランプリ・準グランプリ】<ラジオ> 審査講評 / グランプリ受賞のことば / 準グランプリ受賞のこ

2022年民放連賞 テレビ準グランプリ受賞のことば CBCテレビ 『やったぜ!じいちゃん』
2022年民放連賞 テレビ準グランプリ受賞のことば CBCテレビ 『やったぜ!じいちゃん』
藤井 稔

「おかげ」などとは口が裂けても言えない。しかし、全世界を揺るがしたコロナの影響で、番組『やったぜ!じいちゃん』が生まれたことは間違いない。 会社に届いた一通の手紙。「私の父、舟橋一男は生まれてすぐ脳性まひで障がい者となり、話すことも歩くこともままなりません。50年前、そんな父をCBCテレビが番組にし

2022年民放連賞 テレビグランプリ受賞のことば 山形放送 『三つめの庄内~余計者たちの夢の国~』
2022年民放連賞 テレビグランプリ受賞のことば 山形放送 『三つめの庄内~余計者たちの夢の国~』
三浦 重行

この番組で最初に取材したのは、2017年3月に山形県鶴岡市の善宝寺で営まれた満州開拓親子地蔵尊の70年法要でした。開拓関係の碑というと、「拓魂」とか勇ましい感じのものを多く目にしますが、地蔵さまから伝わってきたのは煎じ詰めたような悲しみです。建てられたのは敗戦の2年後。食うや食わずの暮らしの中で、生

2022年民放連賞 ラジオ準グランプリ受賞のことば エフエム東京 『村上RADIO特別版 戦争をやめさせるための音楽』
2022年民放連賞 ラジオ準グランプリ受賞のことば エフエム東京 『村上RADIO特別版 戦争をやめさせるための音楽』
延江 浩

ロシアの無差別攻撃でウクライナの犠牲者が増え続けていた。村上春樹文学の読者は現地にもいる。「戦争について何かやりませんか」と村上さんにメールを送ると、「やろう」とすぐに返信があり、「戦争をやめさせるための音楽」というメモも。『村上RADIO』は毎月最終日曜だが一刻も早くと、フルネットの特別枠、CM抜

2022年民放連賞 ラジオグランプリ受賞のことば 青森放送 『カエレナイ街から ~翔子さんと実穂さんと私たち~』
2022年民放連賞 ラジオグランプリ受賞のことば 青森放送 『カエレナイ街から ~翔子さんと実穂さんと私たち~』
夏目 浩光

このような賞をいただき、うれしい気持ちでいっぱいです。何よりも青森県だけでなく、全国の人に聴いて、考えていただける機会を得たことは感謝の言葉もありません。宇佐美翔子さんと岡田実穂さんが願う、性的少数者が暮らしやすい社会になればと思います。 「パートナーシップ制度が使えるところに生きる人は使える、それ

【2022年民放連賞審査講評(グランプリ審査:テレビ)】 問題山積の「今」を考え直すきっかけに
【2022年民放連賞審査講評(グランプリ審査:テレビ)】 問題山積の「今」を考え直すきっかけに
旗本 浩二

【10月13日審査】審査委員長=山田覚(博報堂DYメディアパートナーズ 取締役執行役員、日本広告業協会メディア委員会委員)審査員=井上由美子(脚本家、フジテレビジョン番組審議会委員)菊地由美子(時事通信社 文化特信部記者)小谷実可子(JOC常務理事、シンクロプロデューサー、テレビ朝日番組審議会委員)

【2022年民放連賞審査講評(グランプリ審査:ラジオ)】 「今だからこそ伝えたい」という制作者の強い思い
【2022年民放連賞審査講評(グランプリ審査:ラジオ)】 「今だからこそ伝えたい」という制作者の強い思い
松原 由佳

【10月13日審査】審査委員長=ロバートキャンベル(早稲田大学特命教授、エフエム東京番組審議会委員長)審査員=小川一至(共同通信社 文化部記者)奥貫薫(俳優、J-WAVE番組審議会委員)後藤洋平(朝日新聞 編集委員)齋藤幸蔵(マッキャンエリクソン 取締役メディアブランズCOO、日本広告業協会メディア

2022年民放連賞審査講評(放送と公共性)プロセスとしての「公共性」
2022年民放連賞審査講評(放送と公共性)プロセスとしての「公共性」
水島 久光

8月26日中央審査【参加/16社=16件】審査委員長=水島久光(東海大教授)審査員=石澤靖治(学習院女子大教授・元学長)、音 好宏(上智大教授)、草野満代(フリーアナウンサー)、田家秀樹(音楽評論家、ノンフィクション作家) 3年ぶりの「対面」での審査会は、白熱した議論となった。16事績とエントリー数

2022年民放連賞最優秀受賞のことば(技術部門) 日本テレビ放送網 AI業務支援システム「エイディ」の社内開発と運用
2022年民放連賞最優秀受賞のことば(技術部門) 日本テレビ放送網 AI業務支援システム「エイディ」の社内開発と運用
篠田 貴之

放送局にとって映像の出口は増加傾向にあり、番組を制作するうえで、いかに"効率よく"そして"質の高い"コンテンツを生み出せるかが今後さらに重要となります。これらの課題に対してアプローチすべく、AI業務支援システム「エイディ」を社内開発しました。 最初は1人でのプログラム開発から始まりましたが、今では4

2022年民放連賞審査講評(テレビエンターテインメント番組)  コロナ後のテレビ番組に新たな萌芽
2022年民放連賞審査講評(テレビエンターテインメント番組)  コロナ後のテレビ番組に新たな萌芽
鏡 明

8月22日中央審査【参加/103社=103本】審査委員長=鏡 明(評論家、元電通顧問、㈱ドリル エグゼクティブ・アドバイザー)審査員=上田紀行(東京工業大学副学長・リベラルアーツ研究教育院教授)、奥貫 薫(俳優)、たかのてるこ(旅人、エッセイスト) ※下線はグランプリ候補番組 2022年のテレビエン

2022年民放連賞審査講評(技術部門) AI業務支援システム「エイディ」の社内開発と運用が最優秀
2022年民放連賞審査講評(技術部門) AI業務支援システム「エイディ」の社内開発と運用が最優秀
民放連 企画部

8月25・26日中央審査【参加/15社=19件】審査員=民放連技術委員会「技術表彰選考小委員会」委員 技術部門は、民放連会員各社の放送技術に関する開発・改良などにより、民放事業に貢献し、その発展に寄与した事績に賞を贈る。 本年は15社19件の申請があり、民放連技術委員会「技術表彰選考小委員会」が、有

2022年民放連賞最優秀受賞のことば(青少年向け番組) ytvドキュメント みのだん 〜夢 コロナ 青春 強豪ダンス部の1年〜
2022年民放連賞最優秀受賞のことば(青少年向け番組) ytvドキュメント みのだん 〜夢 コロナ 青春 強豪ダンス部の1年〜
大中 一

「青春ってすごく密なので」。夏の甲子園の優勝インタビューで仙台育英高校の須江航監督が語ったこの言葉から、自然と"みのだん"と過ごした1年半を思い返している自分がいました。 大阪府立箕面(みのお)高校ダンス部、通称"みのだん"。彼らの取材を開始したころ、世間では新型コロナによる自粛ムードが高まっており

2022年民放連賞審査講評(青少年向け番組) 普遍的なメッセージ込める
2022年民放連賞審査講評(青少年向け番組) 普遍的なメッセージ込める
やすみ りえ

8月23日中央審査【参加/12社=12本】審査委員長=やすみりえ(川柳作家)審査員=井上祐紀(児童精神科医、福島県立矢吹病院副院長)、加藤 理(文教大学教授)、金田 淳(日本PTA全国協議会会長) 優れた内容の番組が多く、最終的に入賞へ届かなかった惜しいものもいくつかありました。その中でも特に、ドキ

2022年民放連賞最優秀受賞のことば(テレビドラマ番組) TBSテレビ 『最愛』
2022年民放連賞最優秀受賞のことば(テレビドラマ番組) TBSテレビ 『最愛』
新井 順子

このたびは、栄誉ある素晴らしい賞を頂きありがとうございます。この作品はサスペンスでありながら、さまざまな深い愛情を描いた人間ドラマにしたいと企画しました。湊かなえさん原作の『夜行観覧車』『Nのために』『リバース』を一緒に作った脚本の奥寺佐渡子さんと清水友佳子さん、そして塚原あゆ子監督をはじめとする優

2022年民放連賞審査講評(テレビドラマ番組) 新しいドラマの開拓に高い志
2022年民放連賞審査講評(テレビドラマ番組) 新しいドラマの開拓に高い志
岡室 美奈子

8月23日中央審査【参加/19社=19本】審査委員長=大友啓史(映画監督)審査員=岡室美奈子(早稲田大学坪内博士記念演劇博物館館長)、布施英利(美術批評家、東京藝術大学教授)、ブルボンヌ(エッセイスト、女装パフォーマー) ※下線はグランプリ候補番組 長引くコロナ禍で配信コンテンツを視聴する習慣が根づ

2022年民放連賞最優秀受賞のことば(テレビエンターテインメント番組) CBCテレビ やったぜ!じいちゃん
2022年民放連賞最優秀受賞のことば(テレビエンターテインメント番組) CBCテレビ やったぜ!じいちゃん
藤井 稔

ある日、会社に届いた1通の手紙。「私の父、舟橋一男は生まれてすぐ障がい者になり、話すことも歩くこともままなりません。50年前、そんな父が障がい者の友人と旅行する様子をCBCテレビが番組にしてくれました。障がい者が家族にいることすら隠すような時代。障がい者だけで旅をするという世間的には非常識なこと、そ

第59回民放技術報告会 幕張メッセ・国際会議場にて11月16―18日に開催
第59回民放技術報告会 幕張メッセ・国際会議場にて11月16―18日に開催
編集広報部

民放連技術委員会(羽牟正一委員長)は、11月16―18日まで、「第59回民放技術報告会」を千葉市の幕張メッセ・国際会議場で開催する。民放各社が制作技術や送出・配信などの研究、開発実績に関する技術報告を行う。 17日14時からの特別企画では「ファイルベースの"これまで"と"これから"~テープからディス

2022年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオエンターテインメント番組) 西日本放送 街の小さな文学賞 特別版 ~ラジオストーリープロジェクト~
2022年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオエンターテインメント番組) 西日本放送 街の小さな文学賞 特別版 ~ラジオストーリープロジェクト~
出石 亜弥

香川県高松市にある小さなカフェバー「珈琲と本と音楽 半空(なかぞら)」が主催する「半空文学賞」。 本好きのオーナー岡田陽介さん(=写真㊧)が店内で文章を書いている人を見て「何を書いているのか読んでみたい」と、好奇心を抱いたところから誕生した文学賞です。 2015年に「珈琲」というテーマで第一回がスタ

2022年民放連賞審査講評(ラジオエンターテインメント番組) 未来に希望を抱かせ、人の心を動かす
2022年民放連賞審査講評(ラジオエンターテインメント番組) 未来に希望を抱かせ、人の心を動かす
やきそばかおる

8月22日中央審査【参加/62社=62本】審査委員長=やきそばかおる(コラムニスト)審査員=犬山紙子(エッセイスト)、嶋浩一郎(博報堂執行役員・エグゼクティブクリエイティブディレクター)、長島有里枝(写真家) ※下線はグランプリ候補番組 コロナ禍に入り2年半が経過した昨今。ライブやイベントが少しずつ

2022年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオ生ワイド番組) ニッポン放送 佐久間宣行のオールナイトニッポン0
2022年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオ生ワイド番組) ニッポン放送 佐久間宣行のオールナイトニッポン0
冨山 雄一

テレビ東京の社員として、数々のバラエティ番組を手がける現役のテレビプロデューサーである佐久間宣行さん(2021年3月31日退社)が「オールナイトニッポン0」のパーソナリティに就任したのは19年4月のことでした。他の放送局の現役社員がオールナイトニッポンのレギュラーパーソナリティに就任するのは、55年

2022年民放連賞審査講評(ラジオ生ワイド番組) パーソナリティの魅力やリスナーとの交流が醍醐味
2022年民放連賞審査講評(ラジオ生ワイド番組) パーソナリティの魅力やリスナーとの交流が醍醐味
近藤 則子

8月19日中央審査【参加/45社=45本】審査委員長=近藤則子(老テク研究会事務局長)審査員=青木江梨花(脚本家、日本脚本家連盟理事)、亀渕昭信(通信文化協会理事)、西村達郎(演出家、作詞家) ※下線はグランプリ候補番組 ラジオの生ワイド番組はパーソナリティの魅力とともに、各地の文化やリスナーとの交

2022年民放連賞最優秀受賞のことば(テレビ教養番組) 山形放送 三つめの庄内~余計者たちの夢の国~
2022年民放連賞最優秀受賞のことば(テレビ教養番組) 山形放送 三つめの庄内~余計者たちの夢の国~
三浦 重行

番組に関わっていただいた全ての方に感謝します。取材に応じていただいた方のうち、分かっているだけで3人が亡くなっています。本当に残念ですが、つらい話も誠心誠意していただいて、心からありがたく思っています。 「なぜ父は私たちを満州に連れて行ったのだろう。そうしなかったらこんな思いをしなくて済んだのに」.

2022年民放連賞審査講評(テレビ教養番組) 「誰も取り残さない社会」をまなざす真摯な作品群
2022年民放連賞審査講評(テレビ教養番組) 「誰も取り残さない社会」をまなざす真摯な作品群
遠藤 薫

8月19日中央審査【参加/114社=114本】審査委員長=遠藤 薫(学習院大教授)審査員=金川雄策(Yahoo! Japanクリエイターズプログラム チーフ・プロデューサー)、榊原美紀(弁護士)、竹内 薫(サイエンス作家) ※下線はグランプリ候補番組 今回、最優秀候補としてノミネートされた作品はいず

2022年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオ教養番組) 信越放送 SBCラジオスペシャル 『黒猫』田口史人のレコード寄席~『昭和の校長先生』編
2022年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオ教養番組) 信越放送 SBCラジオスペシャル 『黒猫』田口史人のレコード寄席~『昭和の校長先生』編
清沢 康夫

「レコードを一番いい音で再生するのがこのプレーヤーです」と、昭和50年代によく見かけた小さなポータブル・プレーヤーのケースを開き、ターンテーブルに次から次へとレコード盤をのせていく「本と雑貨と音楽の店 黒猫」店主の田口史人(ふみひと)さん。昭和の歌謡曲から商店街の祭り唄、さらには、大事件の中継音声、

2022年民放連賞審査講評(ラジオ教養番組) 言葉や音だけだからこそ伝わる
2022年民放連賞審査講評(ラジオ教養番組) 言葉や音だけだからこそ伝わる
石井 彰

8月19日中央審査[参加/60社=60本]審査委員長=石井 彰(放送作家)審査員=阿部るり(上智大学教授)、洞口依子(俳優)、山本康一(三省堂辞書出版部部長兼大辞林編集部編集長) ※下線はグランプリ候補番組 ラジオ教養ほど間口の広いジャンルはない。社会派ドキュメンタリー、音楽番組、生ワイド番組のコー

2022年民放連賞最優秀受賞のことば(テレビ報道番組) 石川テレビ放送 日本国男村
2022年民放連賞最優秀受賞のことば(テレビ報道番組) 石川テレビ放送 日本国男村
五百旗頭 幸男

この番組の制作を始めたのは、新型コロナの第一波が猛威を振るっていた2020年4月。未知のウイルスの脅威に、為政者も市民も振り回されていた。社会はいとも簡単に一つの方向に流され、一つの色に染められていく。未知のウイルスにあぶりだされた本質。目の当たりにした「目に見えない空気」。映像化しようと決めた。

2022年民放連賞審査講評(テレビ報道番組) 新たな伝え方で地域への責任果たす報道を
2022年民放連賞審査講評(テレビ報道番組) 新たな伝え方で地域への責任果たす報道を
金山 勉

8月18日中央審査【参加/94社=94本】審査委員長=金山勉(学校法人摺河学園姫路女学院中学校・高等学校 副理事長・副校長)審査員=城戸久枝(ノンフィクションライター)、森まどか(医療ジャーナリスト)、吉岡忍(作家) ※下線はグランプリ候補番組 引き続くコロナ禍と混沌とする社会情勢の中で、テレビ報道

2022年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオ報道番組) MBSラジオ ネットワーク1・17スペシャル~盛土崩壊
2022年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオ報道番組) MBSラジオ ネットワーク1・17スペシャル~盛土崩壊
亘 佐和子

番組制作のきっかけは2020年秋、防災番組『ネットワーク1・17』のキャスター交代に際し、前キャスターの千葉猛アナウンサー(当時)が「最後の出演で、どうしてもリスナーに伝えたいことがある」と切り出したことでした。「これは自分にしか言えないことなのだ」と言うのです。 千葉アナの仙台の実家は、2011年

2022年民放連賞審査講評(ラジオ報道番組) 問われる"表現の工夫"と"報じる立ち位置"
2022年民放連賞審査講評(ラジオ報道番組) 問われる"表現の工夫"と"報じる立ち位置"
藤代 裕之

8月18日中央審査【参加/37社=37本】審査委員長=藤代裕之(ジャーナリスト、法政大学教授)審査員=錦光山雅子(フリーランスライター)、澤 康臣(ジャーナリスト、専修大学教授)、田中早苗(弁護士) ※下線はグランプリ候補番組 審査員それぞれが推す作品が異なり議論が続いたのは、テーマが多様で、聴きど

2022年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオCM第1種) MBSラジオ 栃木県庁 大阪センター 関西での栃木県の認知度向上/栃木県 実際どうなん 篇
2022年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオCM第1種) MBSラジオ 栃木県庁 大阪センター 関西での栃木県の認知度向上/栃木県 実際どうなん 篇
藤岡 佑輔

このたびは、大変栄誉ある賞を頂きありがとうございます。このCMを共に制作した栃木県庁大阪センターのみなさま、サウンドロゴを制作していただいた株式会社彩図のみなさま、ナレーションを担当したMBSアナウンサーの上田悦子アナ、大村浩士アナにあらためて感謝申しあげます。 私はMBSラジオのオーディオビジネス

2022年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオCM第2種) エフエム東京 明治薬科大学 企業CM/三毛猫 篇
2022年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオCM第2種) エフエム東京 明治薬科大学 企業CM/三毛猫 篇
山口 景子

まず、確率の話から。宝くじの一等に当選する確率、ゴルフのホールインワンの確率、どれぐらいかみなさんはご存じでしょうか。諸説ありますが、年末ジャンボ宝くじで一等が当たる確率は、およそ2,000万分の1、ホールインワンの確率はプロ・アマ問わず、3,500分の1だそうです。ホールインワンは、たまに達成した

2022年民放連賞最優秀受賞のことば(テレビCM) 東海テレビ放送 公共キャンペーン・スポット/生理を、ひめごとにしない。
2022年民放連賞最優秀受賞のことば(テレビCM) 東海テレビ放送 公共キャンペーン・スポット/生理を、ひめごとにしない。
桑山 知之

「タブー」という言葉の語源は、ポリネシア語で「生理」だそうです。生理はタブー。そんなふうに考える人が世界各地で存在します。日本国内も例外ではありません。相撲界やお祭りの一部催事などでは「女人禁制」が今も続いています。 仲の良い両親と三兄弟の末っ子として育った私。恥ずかしいことに、生理というものをきち

2022年民放連賞審査講評(CM部門) 「ギリギリ残る」心地よい裏切り感と、真実の言葉の強さ
2022年民放連賞審査講評(CM部門) 「ギリギリ残る」心地よい裏切り感と、真実の言葉の強さ
森 綾

8月4日中央審査[参加/ラジオ第1種18社=46本、第2種22社=38本、テレビ7社=13本]審査委員長=谷口 優(宣伝会議出版担当取締役兼月刊『宣伝会議』編集長)審査員=佐藤尚之 (コミュニケーション・ディレクター)、治部れんげ(東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授)、田中淳一(クリエイティ

【閲覧コーナー】地方発報道・番組の背景 深掘り『地方メディアの逆襲』/美術セットがもたらす効果を解説『テレビドラマの間取り』
【閲覧コーナー】地方発報道・番組の背景 深掘り『地方メディアの逆襲』/美術セットがもたらす効果を解説『テレビドラマの間取り』
編集部

前回に続き、昨年出版された放送・メディア関係の書籍を紹介する。今回は、テレビに関する書籍5冊と雑誌の論考をまとめた。 「webちくま」での連載をまとめた松本創『地方メディアの逆襲』(ちくま新書)は、民放ローカルテレビ3局と地方紙3紙を舞台に、近年話題となっている地方発の報道・番組の背景を深掘りした。

【閲覧コーナー】映像祭の歴史と未来つづる『地域発ドキュメンタリーが社会を変える』/ ラジオ記者の目線で発信『ラジオ報道の現場から』
【閲覧コーナー】映像祭の歴史と未来つづる『地域発ドキュメンタリーが社会を変える』/ ラジオ記者の目線で発信『ラジオ報道の現場から』
編集部

放送やドキュメンタリー、ジャーナリズムにまつわる書籍が多数刊行された2021年。2回にわたりこれらを紹介する。今回は、報道現場の実態やジャーナリズムの根源を検討した9冊を取り上げる。 ドキュメンタリー、報道の実相 2020年で40回目を迎えた「地方の時代」映像祭。その歴史を振り返り、今後のあり方を深

10代の気持ちに返って~学生向けラジオ番組パーソナリティ座談会 ラジオをみんなの居場所に③
10代の気持ちに返って~学生向けラジオ番組パーソナリティ座談会 ラジオをみんなの居場所に③
編集部

座談会当日の模様(左上:三浦ちあきさん、右上:やきそばかおるさん、左下:大窪シゲキさん、右下:辻満里奈さん) 大窪シゲキさん(広島エフエム「大窪シゲキの9ジラジ」メインパーソナリティ) 三浦ちあきさん(和歌山放送「WA!ERA」元メインパーソナリティ) 辻満里奈さん(RKB毎日放送アナウンサー、「カ

"全肯定"で受け止める~学生向けラジオ番組パーソナリティ座談会 ラジオをみんなの居場所に②
"全肯定"で受け止める~学生向けラジオ番組パーソナリティ座談会 ラジオをみんなの居場所に②
編集部

座談会当日の模様(左上:三浦ちあきさん、右上:やきそばかおるさん、左下:大窪シゲキさん、右下:辻満里奈さん) 大窪シゲキさん(広島エフエム「大窪シゲキの9ジラジ」メインパーソナリティ) 三浦ちあきさん(和歌山放送「WA!ERA」元メインパーソナリティ) 辻満里奈さん(RKB毎日放送アナウンサー、「カ

若い世代の挑戦広げたい~学生向けラジオ番組パーソナリティ座談会 ラジオをみんなの居場所に①
若い世代の挑戦広げたい~学生向けラジオ番組パーソナリティ座談会 ラジオをみんなの居場所に①
編集部

座談会当日の模様(左上:三浦ちあきさん、右上:やきそばかおるさん、左下:大窪シゲキさん、右下:辻満里奈さん) 大窪シゲキさん(おおくぼ・しげき)1979年生まれ。大阪府出身。2000年に開始した広島エフエム「9ジラジ」でADを担当した後、07年から「大窪シゲキの9ジラジ」メインパーソナリティ。同番組

【2021年民放連賞 ラジオ準グランプリ受賞のことば】『オールナイトニッポン』を通じて全国のリスナーに寄り添う
【2021年民放連賞 ラジオ準グランプリ受賞のことば】『オールナイトニッポン』を通じて全国のリスナーに寄り添う
冨山 雄一

今から10年前、2011年3月18日(金)深夜1時、1つのラジオ特番が放送されました。番組名は『サンドウィッチマンのオールナイトニッポン』。東日本大震災から1週間、日本全体が未曾有の大災害に直面する中でした。震災発生から緊急報道が続き、全国ネットで放送する『オールナイトニッポン』も休止を余儀なくされ

【2021年民放連賞 テレビ準グランプリ受賞のことば】「おひさま家族」の姿 これからも追い続ける
【2021年民放連賞 テレビ準グランプリ受賞のことば】「おひさま家族」の姿 これからも追い続ける
中村 潔

私が清麟太郎君(18)と出会ったのは12年前。祖母・文子さんが『りんくんとおひさまとしゃぼんだま』という本を自費出版したことがきっかけです。 「りんくんは おひさまのひかりに あたることができないびょうきです。だからりんくんは あさはやく おひさまがでていないこうえんで じいじとあそびます」という書

【2021年民放連賞 テレビグランプリ受賞のことば】ゆっくり築いた関係が持続可能な取材を開く
【2021年民放連賞 テレビグランプリ受賞のことば】ゆっくり築いた関係が持続可能な取材を開く
鈴木 祐司

愛知県豊橋市に「久遠(くおん)チョコレート」という手作りの専門店があります。代表は、夏目浩次さん(44歳)。「チョコレートな人々」は、その夏目さんの17年間を追った番組です。 2002年、豊橋の寂れゆくシャッター商店街で夏目青年に出会いました。障がいのあるスタッフ3人とパン屋を始めようと空き店舗に入

【2021年民放連賞 ラジオグランプリ受賞のことば】ラジオが持つ機能の「本質的恐さ」 制作者としてリアルに伝えたい
【2021年民放連賞 ラジオグランプリ受賞のことば】ラジオが持つ機能の「本質的恐さ」 制作者としてリアルに伝えたい
関根 英生

民間放送70周年という節目の民放大会で「軍属ラジオ」が最高賞であるところのグランプリを頂戴できたことはこの上ない喜びです。審査に当たっていただきました審査員の皆様にあらためて感謝を申しあげます。 また、来年2月までに全国の民放ラジオで放送していただけるとのこと、これは制作者としては最高の喜びであり、

【2021年民放連賞審査講評(グランプリ審査:テレビ)】ローカル局ならではの企画や表現力、情熱に圧倒
【2021年民放連賞審査講評(グランプリ審査:テレビ)】ローカル局ならではの企画や表現力、情熱に圧倒
稲垣 衆史

【10月14日審査】審査委員長=高橋源一郎(作家、日本テレビ放送網番組審議会委員)審査員=稲垣衆史(毎日新聞学芸部記者)亀井典明(ADKマーケティング・ソリューションズ取締役メディア&ソリューション統括、日本広告業協会メディア委員会委員)小山薫堂(放送作家・脚本家、フジテレビジョン番組審議会委員)

【2021年民放連賞審査講評(グランプリ審査:ラジオ)】ラジオだからこそ伝わる構成や内容
【2021年民放連賞審査講評(グランプリ審査:ラジオ)】ラジオだからこそ伝わる構成や内容
後藤 洋平

【10月14日審査】審査委員長=林 和男(ぴあ相談役Co-founder、J-WAVE番組審議会委員長)審査員=猪岡 慶(時事通信社文化特信部記者)岩﨑 晃(明治マーケティング・開発統括本部宣伝部長、日本アドバタイザーズ協会テレビ・ラジオメディア委員会委員)後藤洋平(朝日新聞編集委員(放送担当))佐

【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(放送と公共性)】岡山放送 OHKアナウンサー出張朗読会~地域と紡いだ10年の歩み
【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(放送と公共性)】岡山放送 OHKアナウンサー出張朗読会~地域と紡いだ10年の歩み
篠田 吉央

物語の内容に合わせ、笑ったり驚いたり、真剣に朗読に聞き入る子どもたちが見せる素直な反応は、普段テレビカメラに向かって話すことが中心の私たちアナウンサーにとって、うれしくもあり緊張感もある貴重な機会です。10年の継続は、子どもたちに読書の楽しさを届けただけでなく、研修やまとまった練習の時間を確保できな

【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(テレビドラマ)】福島中央テレビ  浜の朝日の嘘つきどもと
【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(テレビドラマ)】福島中央テレビ  浜の朝日の嘘つきどもと
菅澤 大一郎

このたびは大変栄誉ある賞を頂き、この上ない光栄であるとともに深く感謝いたします。「浜の朝日の嘘つきどもと」は開局50周年記念作品として制作しました。コロナ禍により、さまざまな周年イベントを中止せざるを得なかった中での最大の喜びとなりました。 さかのぼること5年、開局45周年の際に福島県内民放テレビと

【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(テレビエンタ―テインメント)】山口放送 俺たち ウォーターボーイズ!!
【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(テレビエンタ―テインメント)】山口放送 俺たち ウォーターボーイズ!!
田村 康夫

人口3,000人の小さな町・阿武町を盛り上げようと若者たちが結成したシンクロナイズド(アーティスティック)スイミングチーム「ABUウォーターボーイズ」を追った番組です。500人の観客をたちまち笑顔にするダイナミックで元気な演技。その陰にある努力や苦悩を5年にわたり記録しました。彼らの「一生懸命」は必

【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(テレビ教養)】静岡放送 おひさま家族~りんくん一家の17年
【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(テレビ教養)】静岡放送 おひさま家族~りんくん一家の17年
中村 潔

「おひさま家族」を取材した10年間は制作者として幸せな、そして勉強させていただくことが多い日々でした。番組は死を避けて語ることはできず、麟太郎君が長く生きられないことにも触れています。取材では常に、どこまで踏み込んでいいものか、懸命に生きる家族に現実を突きつけることにならないかという葛藤がありました

【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(テレビ報道)】テレビ西日本 すくえた命~太宰府主婦暴行死事件
【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(テレビ報道)】テレビ西日本 すくえた命~太宰府主婦暴行死事件
塩塚 陽介

「寄り添う」という言葉をよく耳にする。政治しかり、警察しかり、報道しかり。では、何をすれば寄り添っていると言えるのだろう。私はその理念を何となく理解しているつもりだったが、今回の調査報道で身に染みて分かった。寄り添うとは背負うことだ。 この番組の制作を担当したのは偶然だった。元々は警察班キャップの先

【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(青少年向け番組)】福井放送 FBCスペシャル 拝啓 連也様 ~マスク越しの闘病20年 
【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(青少年向け番組)】福井放送 FBCスペシャル 拝啓 連也様 ~マスク越しの闘病20年 
東海 佳奈子

マスクを外せない生活はいつまで続くのか――。私たちがコロナ禍で痛感したのは、感染症の怖さではないでしょうか。難病を抱える連也さんは、生まれてからずっとこの恐怖と闘っているのです。連也さんが発症した難病「高IgD症候群」は、慢性的な炎症に加え、感染症を発端に全身に激しい炎症が起こるもので、患者は国内に

【2021年民放連賞審査講評(特別表彰部門:放送と公共性)】ローカル局の公共性、信頼性を背景として地域社会に貢献
【2021年民放連賞審査講評(特別表彰部門:放送と公共性)】ローカル局の公共性、信頼性を背景として地域社会に貢献
音 好宏

8月25日中央審査【参加/14社=14件】審査委員長=音 好宏(上智大学教授)審査員=石澤靖治(学習院女子大学教授・元学長)、草野満代(フリーアナウンサー)、田家秀樹(音楽評論家、ノンフィクション作家)、水島久光(東海大学教授) 今年の応募は、ローカル民放局が地域社会から期待されている公共性、信頼性

【2021年民放連賞審査講評(特別表彰部門:青少年向け番組)】さまざまな困難を乗り越え、ともに希望を見いだす
【2021年民放連賞審査講評(特別表彰部門:青少年向け番組)】さまざまな困難を乗り越え、ともに希望を見いだす
加藤 理

8月23日中央審査【参加/17社=17本】審査委員長=加藤 理(文教大学教授)審査員=井上祐紀(児童精神科医、福島県立矢吹病院副院長)、やすみりえ (川柳作家)、山田洋子(日本PTA全国協議会副会長) コロナ禍の中で、多くの青少年はさまざまなことを我慢し、多くのことを諦め、かけがえのない日々をこの状

【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(ラジオ生ワイド)】エフエム北海道 IMAREAL
【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(ラジオ生ワイド)】エフエム北海道 IMAREAL
森本 優

「面白くない」「つまらない」「嫌い」。番組開始当初、SNSで浴びた言葉です。4年半前の私は、学生の頃から夢見ていた自分の生ワイド番組に浮足立っていました。あの頃も今も変わらず「あなた」に向けてラジオをやっていますが、あの頃の私は99の応援よりも1の刃に敏感になり、気付けばスタジオに入ると咳が止まらな

【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(ラジオエンターテインメント)】 ニッポン放送 サンドウィッチマンのオールナイトニッポン
【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(ラジオエンターテインメント)】 ニッポン放送 サンドウィッチマンのオールナイトニッポン
冨山 雄一

2011年3月18日金曜日の深夜25時から放送した特番「サンドウィッチマンのオールナイトニッポン」。東日本大震災から1週間、ラジオでは緊急報道、ライフラインに関する情報が続きました。そうした中で彼らの地元・宮城県の東北放送でも、急きょこの特番の放送が決定。被災者に寄り添った言葉を届けるべきなのか、お

【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(ラジオ教養)】ラジオ関西 「BORDER」~ヒョーゴスラビアにおける県境とは?
【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(ラジオ教養)】ラジオ関西 「BORDER」~ヒョーゴスラビアにおける県境とは?
安田 晴彦

初対面の方と出身県が同じというだけで一気に心の距離が縮まる、という経験は誰にでもあると思います。ひいきのスポーツチームの応援などもそうですが、かねて「県」という枠組みへの帰属意識を興味深く感じていました。 ラジオ関西の本社がある兵庫県は、南は徳島県、西は岡山県と鳥取県、東は京都府と大阪府に接し、地域

【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(ラジオ報道)】文化放送 文化放送戦後75年スペシャル 封印された真実~軍属ラジオ
【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(ラジオ報道)】文化放送 文化放送戦後75年スペシャル 封印された真実~軍属ラジオ
関根 英生

太平洋戦争におけるラジオ放送は、政府のプロパガンダに利用され、真実を正確に伝えるという本来の使命と真逆の役割を担わされました。さらに、アメリカのプロパガンダ放送を自国民に聞かせたくない日本政府は、各地で「防遏(ぼうあつ)放送」と呼ばれる妨害電波の放送(ジャミング)を実行します。その拠点が、事もあろう

【2021年民放連賞審査講評(CM部門)】企画者の視点・視座、自社の制作力を活かして
【2021年民放連賞審査講評(CM部門)】企画者の視点・視座、自社の制作力を活かして
谷口 優

8月11日中央審査[参加/ラジオ第1種18社=39本、第2種25社=41本、テレビ14社=18本]審査委員長=兼高聖雄(日本大学教授)審査員=佐藤尚之 (コミュニケーション・ディレクター)、谷口 優(宣伝会議 出版担当取締役兼月刊『宣伝会議』編集長)、西田善太 (マガジンハウス 『BRUTUS』編集

【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(技術)】フジテレビジョン 災害情報カメラ収録システム 「TOREZO」の開発~日本全国に広がる情報カメラ映像の自動送出を実現
【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(技術)】フジテレビジョン 災害情報カメラ収録システム 「TOREZO」の開発~日本全国に広がる情報カメラ映像の自動送出を実現
鈴木 健司

現地の状況をリアルタイムに伝えることができる情報カメラの映像は、地震や台風などの災害報道にとっては欠かせないものです。私たちは全国に広がるその情報カメラを有効活用したいという思いでTOREZO(トレゾ)を開発しました。 このシステムでは、フジテレビ系列局で所有する200台以上の全ての情報カメラ映像を

【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(テレビCM)】東海テレビ放送 公共キャンペーン・スポット ジェンダー不平等国で生きていく。(300秒)
【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(テレビCM)】東海テレビ放送 公共キャンペーン・スポット ジェンダー不平等国で生きていく。(300秒)
繁澤 かおる

周りに女性の先輩がいない。新人時代、報道部で勤務していた私は、自分の未来像を描けず、心細い思いをしていました。 あれから11年。育休から復帰して間もない今年初め、CMの制作責任者を任されました。過去に同じ立場を経験しているため、作業量を考えると時短勤務の私に務まるのかと不安が先に立ちました。ところが

【2021年民放連賞審査講評(番組部門:テレビドラマ番組)】日常の風景や心の機微を丁寧に
【2021年民放連賞審査講評(番組部門:テレビドラマ番組)】日常の風景や心の機微を丁寧に
岡室 美奈子

8月23日中央審査【参加/18社=18本】審査委員長=大友啓史(映画監督)審査員=内田麻理香(東京大学特任講師)、岡室美奈子(早稲田大学演劇博物館館長)、布施英利(美術批評家、解剖学者) ※下線はグランプリ候補番組 今回は、大型予算が投入された非日常的で劇的なドラマと、何気ない日常会話を通じて心の機

【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(ラジオCM第2種)】朝日放送ラジオ 伊藤ハム ポールウインナー
【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(ラジオCM第2種)】朝日放送ラジオ 伊藤ハム ポールウインナー
野本 友恵

昭和の時代から関西の家庭の冷蔵庫には、必ずと言っていいほど伊藤ハムのポールウインナーが常備されてきました。おやつにおかずにおつまみに、そのまま食べたりアレンジしていろんな料理にと大変重宝します。ところが関東ではあまり販売されていないらしく、ポールウインナーを知らない人が多いという事実に驚きました。発

【2021年民放連賞審査講評(番組部門:ラジオ生ワイド番組)】思いを込めて作っている番組ならば、その思いはきっとリスナーに届いている
【2021年民放連賞審査講評(番組部門:ラジオ生ワイド番組)】思いを込めて作っている番組ならば、その思いはきっとリスナーに届いている
西村 達郎

8月20日中央審査【参加/49社=49本】審査委員長=西村達郎(演出家、作詞家)審査員=奥貫 薫(女優)、亀渕昭信(通信文化協会理事)、近藤則子(老テク研究会事務局長) ※下線はグランプリ候補番組 もちろん番組はすべてそうだが、特に「ラジオ生ワイド番組」はパーソナリティの個性の競い合いだと思う。そし

【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(ラジオCM第1種)】 山形放送 ガオチャオエンジニアリング 枝豆選別機/まめ or だめ(20秒)
【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(ラジオCM第1種)】 山形放送 ガオチャオエンジニアリング 枝豆選別機/まめ or だめ(20秒)
小坂 憲央

今年の日本民間放送連盟賞の各部門で最優秀に輝いた全14事績の担当者に、喜びの声や作品・事績に込めた想いなどを寄せていただきます。初回はCM部門の「ラジオCM第1種(20秒以内)」です。 この度は大変栄誉ある賞を頂きありがとうございます。受賞CMは3年前、開局65周年を機に「原点であるラジオCMで地域

【2021年民放連賞審査講評(番組部門:ラジオエンターテインメント番組)】時代の声が聞こえるラジオ
【2021年民放連賞審査講評(番組部門:ラジオエンターテインメント番組)】時代の声が聞こえるラジオ
嶋 浩一郎

8月20日中央審査【参加/71社=71本】審査委員長=嶋浩一郎(博報堂執行役員・エグゼクティブクリエイティブディレクター審査員=青木江梨花(脚本家)、犬山紙子(エッセイスト)、藤代裕之(法政大学教授) ※下線はグランプリ候補番組 東日本大震災から10年。エンターテインメント番組においても、災害時にお

【2021年民放連賞審査講評(番組部門:テレビエンターテインメント番組)】多様性と素晴らしさを実感
【2021年民放連賞審査講評(番組部門:テレビエンターテインメント番組)】多様性と素晴らしさを実感
鏡 明

8月20日中央審査【参加/99社=99本】審査委員長=鏡 明(評論家、元電通顧問、ドリルエグゼクティヴ・アドバイザー)審査員=上田紀行(東京工業大学リベラルアーツ研究教育院長・教授)、たかのてるこ(旅人、エッセイスト)、長尾玲子(日本文藝家協会著作権管理部部長) ※下線はグランプリ候補番組 2021

【2021年民放連賞審査講評(番組部門:ラジオ教養番組)】新しい時代の教養が問われる
【2021年民放連賞審査講評(番組部門:ラジオ教養番組)】新しい時代の教養が問われる
山本 康一

8月19日中央審査【参加/67社=67本】審査委員長=隈元信一(ジャーナリスト)審査員=おおたわ史絵(総合内科専門医、法務省矯正局医師)、洞口依子(女優)、山本康一(三省堂辞書出版部部長兼大辞林編集部編集長) ※下線はグランプリ候補番組 コロナ禍という史上まれに見る災害に立ちあって、このテーマを取り

【2021年民放連賞審査講評(番組部門:テレビ教養番組)】「いのち」が主題の貴重な作品群
【2021年民放連賞審査講評(番組部門:テレビ教養番組)】「いのち」が主題の貴重な作品群
永井 多惠子

8月19日中央審査【参加/114社=114本】審査委員長=永井多惠子(国際演劇協会会長)審査員=遠藤 薫(学習院大学教授)、金川雄策(Yahoo! Japan クリエイターズプログラム チーフ・プロデューサー)、榊原美紀(弁護士)   ※下線はグランプリ候補番組 今回、最優秀候補としてノミネートされ

【2021年民放連賞審査講評(番組部門:テレビ報道番組)】多様化する社会問題の現実を詳らかに
【2021年民放連賞審査講評(番組部門:テレビ報道番組)】多様化する社会問題の現実を詳らかに
森 まどか

8月18日中央審査【参加/94社=94本】審査委員長=森まどか(医療ジャーナリスト)審査員=城戸久枝(ノンフィクションライター)、竹内 薫(サイエンス作家)、吉岡 忍(作家) ※下線はグランプリ候補番組 コロナ禍で人と人とのつながりが分断される中ではあるが、人を取材対象に日常を追うことで多様化する社

【2021年民放連賞審査講評(番組部門:ラジオ報道番組)】大切なのは、どのように伝えるか。
【2021年民放連賞審査講評(番組部門:ラジオ報道番組)】大切なのは、どのように伝えるか。
石井 彰

8月18日中央審査【参加/33社=33本】審査委員長=石井 彰(放送作家)審査員=錦光山雅子(フリーランスライター)、田中早苗(弁護士)、やきそばかおる(コラムニスト) ※下線はグランプリ候補番組 戦争、原爆、震災、原発事故、性暴力、事件事故など、伝えるテーマは多岐にわたった。大切なのは、それをどの

【放送関連の新刊紹介】『自壊するメディア』『アフタートーク』
【放送関連の新刊紹介】『自壊するメディア』『アフタートーク』
編集部

▼『自壊するメディア』 望月衣塑子・東京新聞社会部記者と五百旗頭幸男・ドキュメンタリー映画監督(現・石川テレビ)の共著。第1章を望月氏、第2章を五百旗頭氏が執筆。後半2章は二人の対話形式で、権力の監視機能を果たせない現在のメディアの再生への途を語り合う。発行=講談社(講談社+α新書)、968円(税込

【2021年民放連賞審査講評(技術部門)】「災害情報カメラ収録システム『TOREZO』の開発 ~日本全国に広がる情報カメラ映像の自動送出を実現~」が最優秀
【2021年民放連賞審査講評(技術部門)】「災害情報カメラ収録システム『TOREZO』の開発 ~日本全国に広がる情報カメラ映像の自動送出を実現~」が最優秀
民放連 企画部

8月19日・20日中央審査【参加/11社=16件】審査員=民放連技術委員会「技術表彰選考小委員会」委員 技術部門は、民放連会員各社の放送技術に関する開発・改良などにより、民放事業に貢献し、その発展に寄与した事績に賞を贈る。 本年は11社16件の申請があり、民放連技術委員会「技術表彰選考小委員会」が、

【放送関連の新刊紹介】『踏ん張れ地方局 片隅からのジャーナリズム』ほか
【放送関連の新刊紹介】『踏ん張れ地方局 片隅からのジャーナリズム』ほか
編集部

▼『踏ん張れ地方局 片隅からのジャーナリズム』 著者はRSKホールディングス・RSK山陽放送両社の会長兼社長を務める原憲一氏。ラジオ・ディレクター、テレビ報道記者、海外特派員、ローカル局初の「報道特集」キャスターなど、半世紀にわたる自身の取材・報道活動を振り返り、地方局の報道現場で活躍する後輩の記者

【閲覧コーナー】ラジオ200番組超 テレビ作家が語る『ラジオの残響 ヘビーリスナー聴く語り記』/災害放送の役割を考察『災禍をめぐる「記憶」と「語り」』
【閲覧コーナー】ラジオ200番組超 テレビ作家が語る『ラジオの残響 ヘビーリスナー聴く語り記』/災害放送の役割を考察『災禍をめぐる「記憶」と「語り」』
編集部

ジェンダー平等、ラジオ局の閉局、報道の責任......。メディアのあり方が厳しく問われる今、それらを切実に訴える本が目に留まる。今回は、この半年余りに出版された中から、指標となる本を編集部で選び、紹介する。 ジェンダー視点の番組論 『「テレビは見ない」というけれど エンタメコンテンツをフェミニズム・

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編集部

9月1日に創刊した民放連のウェブマガジン「民放online」では、メールマガジンを創刊することとしました。民放各社のみなさんをはじめ、視聴者・リスナーのみなさんに広く読んでいただきたい記事の更新情報を随時お伝えしていきます。 こちらのアドレスもしくは下図のQRコードをスマートフォン等のカメラで読み取

「民放online」創刊にあたって
「民放online」創刊にあたって
編集部

日本民間放送連盟(民放連、会長=大久保好男・日本テレビ放送網会長)は2021年9月1日、ウェブマガジン「民放online」を創刊しました。放送に関するニュースや話題、研究者の論考など幅広いコンテンツを掲載していきます。 民放連は20年4月に事務局内にプロジェクトを設け、広報媒体のあり方の検討に着手し