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民放テレビ終戦企画2022 戦後77年 託された思いを次世代につなぐ
民放テレビ終戦企画2022 戦後77年 託された思いを次世代につなぐ
編集広報部

戦後77年――。民放テレビ各局が2022年に制作した戦争関連の特番や特集について、民放onlineは地上テレビ社にアンケートを実施した。76社から寄せられた回答の一部を複数回にわたって紹介していく。戦争への人々の思いを記録・継承するための取り組みのほか、ロシアによるウクライナ侵攻や沖縄の本土復帰50

BSテレビ東京『ワタシが日本に住む理由』 人生のささやかなきらめき感じ取って
BSテレビ東京『ワタシが日本に住む理由』 人生のささやかなきらめき感じ取って
梅﨑 陽

毎回一人の外国人ゲストが登場し、仕事やライフスタイル、住んでいる地元を紹介。そこには外国人から見た「私たちの知らなかった」日本の魅力が見えてくる......というコンセプトで、2016年4月にスタートした当番組は、7年近くで約70カ国から260人ほどのゲストを迎えてきた。番組に参加してくれたゲストの

22―23年米放送界総括と展望 本格的な転換期を迎える米テレビ業界
22―23年米放送界総括と展望 本格的な転換期を迎える米テレビ業界
渡邉 卓哉

2023年も年明けのCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)から米国のテレビ業界は幕を開けた。今年のCESはほぼコロナ前の規模に戻り、テレビ業界関係者や広告関連ベンダーが顔をそろえ、広告関連企業が集まる"C Space"では多くの商談が持たれた。今年のCESではNielsen Oneを始め

米国ローカルテレビ篇part4:米国ローカルテレビ局の経営(前編) 収入の内訳とその変化 ~「データが語る放送のはなし」⑭
米国ローカルテレビ篇part4:米国ローカルテレビ局の経営(前編) 収入の内訳とその変化 ~「データが語る放送のはなし」⑭
木村 幹夫

米国ローカルテレビ篇もいよいよ最終パートです。今回と次回の2回に分けて米国ローカルテレビ局の経営についてお話しします。日本のローカルテレビは、中期的な売上の低迷により収益性が低下傾向にありますが、米国の場合はどうなのでしょうか? 今回は収入面を中心に紹介し、次回、費用と利益について見ることにします。

NHKはどこに向かうのか<後編>  ~塚田祐之の「続・メディアウォッチ」⑪
NHKはどこに向かうのか<後編> ~塚田祐之の「続・メディアウォッチ」⑪
塚田 祐之

インターネットを軸にメディア環境が激変する中、これからの放送はどんな役割を果たすべきか。いま、何が求められているのか。テレビ放送開始から70年、これまで以上に"テレビの真価"が問われている。山積する課題を前に1月25日、NHKの新しい会長に稲葉延雄氏が就任した。 就任の記者会見で、稲葉新会長は「私の

担当者に聞くFIFAワールドカップ中継(フジテレビ編) 心動かすエンターテインメントを届けることがテレビ局のミッション
担当者に聞くFIFAワールドカップ中継(フジテレビ編) 心動かすエンターテインメントを届けることがテレビ局のミッション
植村 敦

FIFAワールドカップ・カタール大会が2022年11月20日―12月18日に開かれた。テレビ朝日とフジテレビ、NHKが中継、ABEMAが生配信を行った。日韓大会からロシア大会まではオリンピックと同様に民放とNHKで組織するJC(ジャパン・コンソーシアム)が放送権を獲得していたが、カタール大会は個別の

担当者に聞くFIFAワールドカップ中継(テレビ朝日編) ABEMAと一枚岩の体制を構築
担当者に聞くFIFAワールドカップ中継(テレビ朝日編) ABEMAと一枚岩の体制を構築
河本 祐典

FIFAワールドカップ・カタール大会が2022年11月20日―12月18日に開かれた。テレビ朝日とフジテレビ、NHKが中継、ABEMAが生配信を行った。日韓大会からロシア大会まではオリンピックと同様に民放とNHKで組織するJC(ジャパン・コンソーシアム)が放送権を獲得していたが、カタール大会は個別の

信越放送『私の中のかけらたち~虐待を生きる22歳~』 民教協スペシャルとして2月OA
信越放送『私の中のかけらたち~虐待を生きる22歳~』 民教協スペシャルとして2月OA
編集広報部

信越放送が制作した『私の中のかけらたち~虐待を生きる22歳~』が、2月11日(土)を中心に民間放送教育協会(民教協)に加盟するテレビ33局で放送される。加盟局から寄せられた企画を映画監督の森達也さんらが審査し、毎年1作品を番組化する「民教協スペシャル」の37回目。 ディレクターは、第37回「地方の時

2022年秋クールドラマ総括 テレビドラマ自体に若返りの勢い 先鋭的テーマをリッチな映像で見せる
2022年秋クールドラマ総括 テレビドラマ自体に若返りの勢い 先鋭的テーマをリッチな映像で見せる
成馬 零一

2022年の秋クール(10―12月)のドラマは意欲作が話題となった。 一番の話題作は、やはり『silent』(フジテレビ系)だろう。聴覚障害を題材にした恋愛ドラマで、物語は青羽紬(川口春奈)が高校の時に恋人で、現在は「若年発症型両側性感音難聴」を患っている佐倉想(目黒蓮)と再会する場面から始まる。本

NHKはどこに向かうのか<前編>  ~塚田祐之の「続・メディアウォッチ」⑩
NHKはどこに向かうのか<前編> ~塚田祐之の「続・メディアウォッチ」⑩
塚田 祐之

NHKの新しい会長に稲葉延雄氏が1月25日に就任する。稲葉氏は日本銀行の理事を務めたあと、リコーの取締役会議長などを歴任した。NHK外部からの会長就任は、2008年以降連続で6人目となる。 今年は、日本でテレビ放送が始まって70年を迎える。1953年2月1日にNHKが、8月28日には民放第1号の日本

"創造のバトン"を後進の脚本家たちへ  ――市川森一脚本賞財団の10年
"創造のバトン"を後進の脚本家たちへ ――市川森一脚本賞財団の10年
鈴木 嘉一

名脚本家として知られた市川森一(1941-2011)の名を冠して、新進の脚本家に賞を贈る「市川森一脚本賞財団」が、10年を区切りとして1月末に解散する。10回を数えた市川森一脚本賞では9人が本賞、2人が奨励賞を受賞した。その後、バカリズムと金子茂樹、野木亜紀子の3人が向田邦子賞に輝いたように、受賞者

関西テレビ・柴谷真理子さん 制作力がテレビの生命線 多様な意見出し合える環境を~「提言!放送の未来」
関西テレビ・柴谷真理子さん 制作力がテレビの生命線 多様な意見出し合える環境を~「提言!放送の未来」
柴谷 真理子

2018年5月から「民間放送」紙上で続いてきた、放送の未来を第一線の放送人に語っていただく当リレー連載。今回登場するのは、ディレクター、プロデューサーとして数多くのドキュメンタリー番組を手掛けてきた関西テレビの柴谷真理子さん。 子どもの頃、大好きな番組がありました。異国情緒あふれる喜多郎さんのテーマ

米国ローカルテレビ篇part3:米国ローカルテレビ局の番組のはなし(後編)~「データが語る放送のはなし」⑬
米国ローカルテレビ篇part3:米国ローカルテレビ局の番組のはなし(後編)~「データが語る放送のはなし」⑬
木村 幹夫

番組のおはなしの後編です。後編では、米国ローカルテレビの(ほぼ)唯一の自社制作番組であるローカルニュースが、ローカル局の営業や経営にどう貢献しているのかを中心に見て行きます。 ナショナルクライアントへのセールスは外部委託 まずローカルニュースの営業についてお話ししますが、その前に、前回お話ししたネッ

番組の「法律監修」という仕事の意義と役割  実際の仕事内容を可視化してみた~「『現場で活かせる』法律講座シリーズ」⑤
番組の「法律監修」という仕事の意義と役割  実際の仕事内容を可視化してみた~「『現場で活かせる』法律講座シリーズ」⑤
國松 崇

1.はじめに...「法律監修」という仕事があるのを知っていますか? 筆者は一般的な弁護士業の傍ら、しばしばドラマや映画などの「法律監修」を依頼されることがある。コンテンツの「法律監修」という仕事に関しては、これといって明確な定義もなく、また経験者などによって具体的な内容が明かされることも少ない。そこ

【「地方の時代」映像祭2022グランプリ】静岡放送 『SBSスペシャル 熱海土石流 -なぜ盛り土崩落は防げなかったのか-』 遺族の"なぜ"に応えるため取材
【「地方の時代」映像祭2022グランプリ】静岡放送 『SBSスペシャル 熱海土石流 -なぜ盛り土崩落は防げなかったのか-』 遺族の"なぜ"に応えるため取材
和田 啓

「人災になりますよ、あれは。今手を打たなければ」。2014年に録音された音声は、まさにこの災害を"予言"していた。 2021年7月3日、降り続いた雨で何かが起こるかもしれないと私は県庁の記者クラブに詰めていた。静岡県内では冠水や橋げたが崩れるなどの被害が確認されていた中、昼前に届いたSNSの動画に衝

BPO青少年委員会 2023年度「中高生モニター」募集中
BPO青少年委員会 2023年度「中高生モニター」募集中
編集広報部

BPO青少年委員会は、2023年度「中高生モニター」を募集している。月1回、バラエティや報道、ドラマなど各ジャンルの番組に関する意見や感想を寄せる。 応募条件は、任期中(23年4月―24年3月)に中学1年から高校3年の生徒で、保護者の同意を得ていることなど。募集人数は30人程度。 モニターの意見は委

東海テレビ『チョコレートな人々』劇場版 全国で順次公開中
東海テレビ『チョコレートな人々』劇場版 全国で順次公開中
編集広報部

東海テレビドキュメンタリー劇場の第14弾となる『チョコレートな人々』が、1月2日の東京・ポレポレ東中野や愛知・名古屋シネマテーク、大阪・第七藝術劇場、福岡・KBCシネマを皮切りに全国で順次公開されている。監督は、2011年公開の同劇場第2弾『青空どろぼう』を手掛けた鈴木祐司氏。 本作の主な舞台は、愛

「中四国制作者フォーラムinおかやま」(2022年度) 制作者と直に意見交換し、スキル向上図る
「中四国制作者フォーラムinおかやま」(2022年度) 制作者と直に意見交換し、スキル向上図る
編集広報部

各地の放送局と放送文化基金が共催する「制作者フォーラム」が、11月から2023年1月まで、全国5地区(北日本、北信越、愛知・岐阜・三重、中・四国、九州・沖縄)で開催されている。フォーラムでは、制作者同士の交流の場を設けることを目指し、若手制作者によるミニ番組コンテストと、ゲスト審査員のトークセッショ

米国ローカルテレビ篇part3:米国ローカルテレビ局の番組のはなし(前編)~「データが語る放送のはなし」⑫
米国ローカルテレビ篇part3:米国ローカルテレビ局の番組のはなし(前編)~「データが語る放送のはなし」⑫
木村 幹夫

今回のテーマは、テレビ放送事業のコアである番組です。米国のローカルテレビではどんな番組が放送されているのでしょうか? 前後編の2回に分けておはなしします。 プライムの前と後にローカル枠 まずは日本同様、テレビ視聴最大のボリュームゾーンであるプライムタイム(19-23時)の編成を見てみましょう。図表1

メディア学会に「ジェンダー研究部会」発足 研究者と実務家を適切につなぐために
メディア学会に「ジェンダー研究部会」発足 研究者と実務家を適切につなぐために
治部 れんげ

2022年4月、日本メディア学会に「ジェンダー研究部会」が発足した。同学会には研究者、実務家などが参加しており、春と秋、年間2回の大会開催に加え、さまざまな研究部会が主体となり、年間15回程度の研究会を開いている。研究部会には、理論、放送、メディア史などがあり、8つ目の研究部会として作られたのがジェ

「クリエイティブで地域を元気にするヒント」~ローカル局のひとつの新しい可能性に
「クリエイティブで地域を元気にするヒント」~ローカル局のひとつの新しい可能性に
田中 淳一

広告会社から独立し、2014年にCreativity for local, social, globalを掲げてPOPS社を設立して8年が過ぎました。現在、仕事をしている地域は40都道府県に及びます。認知度向上、観光、移住定住などを目的とした自治体のシティプロモーションや地域企業のブランディングや商

VR FORUM 2022 「"個性"のある番組制作を」
VR FORUM 2022 「"個性"のある番組制作を」
編集広報部

ビデオリサーチ(VR)は11月29日-12月1日に、「VR FORUM 2022」をオンラインで開催した。今回は「生活者とメディアのダイバーシティを見つめる。」と題し、メディアや広告主が目指す未来を全23の講演やセッションから考えた。 初日のセッション「放送局はこの後どうなっていく? テレビの価値を

書籍『デジタル変革時代の放送メディア』
書籍『デジタル変革時代の放送メディア』
編集広報部

民放連研究所は、客員研究員会(座長=三友仁志・早稲田大大学院教授)の研究成果をまとめた書籍『デジタル変革時代の放送メディア』を11月20日、勁草書房から刊行した。 デジタル技術の進展が社会変革の中心的な役割を果たし、メディアにも変革をもたらしている現状を踏まえ、放送あるいはメディアが直面するさまざま

第45回「九州放送映像祭&制作者フォーラムinふくおか」開催 番組通じて熱気伝えあう
第45回「九州放送映像祭&制作者フォーラムinふくおか」開催 番組通じて熱気伝えあう
編集広報部

各地の放送局と放送文化基金が共催する「制作者フォーラム」が、11月から2023年1月まで、全国5地区(北日本、北信越、愛知・岐阜・三重、中・四国、九州・沖縄)で開催されている。フォーラムでは、制作者同士の交流の場を設けることを目指し、若手制作者によるミニ番組コンテストと、ゲスト審査員のトークセッショ

東北放送と東日本放送に行ってみた 放送局が新社屋に込めた思いは
東北放送と東日本放送に行ってみた 放送局が新社屋に込めた思いは
編集広報部

以前、ある建築家の展示を見に行った。予備知識がなく、展示の大半を理解できなかった。唯一分かったのは、建物にはさまざまな思いが込められていること。普段建築家の思いを想像しながら建物を見たことがなく、その時初めて気づいた。 その展示をきっかけに建物に少し興味を持った。そこで最近社屋を新しくした宮城県仙台

英ITV 新配信サービスITVXをスタート 全局のコンテンツを含む
英ITV 新配信サービスITVXをスタート 全局のコンテンツを含む
編集広報部

写真:「ITVX」ウェブサイトから イギリス最大の民放局であるITVは、12月8日、オンデマンドの広告モデル(AVOD)と有料モデル(SVOD)を組み合わせたハイブリッド配信サービス「ITVX」を開始した。これに伴い、同局のこれまでの無料配信サービス「ITV Hub」や、その有料版「ITV Hub+

「北信越制作者フォーラムinにいがた」(2022年度) ヒットコンテンツの鍵を議論
「北信越制作者フォーラムinにいがた」(2022年度) ヒットコンテンツの鍵を議論
編集広報部

各地の放送局と放送文化基金が共催する「制作者フォーラム」が、11月から2023年1月まで、全国5地区(北日本、北信越、愛知・岐阜・三重、中・四国、九州・沖縄)で開催されている。フォーラムでは、制作者同士の交流の場を設けることを目指し、若手制作者によるミニ番組コンテストと、ゲスト審査員のトークセッショ

2022年日本民間放送連盟賞(民放連賞)記事まとめ
2022年日本民間放送連盟賞(民放連賞)記事まとめ
編集広報部

「民放online」では2022年日本民間放送連盟賞(民放連賞)の関連記事を多数掲載しています。このページではグランプリ・準グランプリや部門ごとにそれらの記事を整理してみました。ぜひご覧ください! 【グランプリ・準グランプリ】<ラジオ> 審査講評 / グランプリ受賞のことば / 準グランプリ受賞のこ

2022年民放連賞 テレビ準グランプリ受賞のことば CBCテレビ 『やったぜ!じいちゃん』
2022年民放連賞 テレビ準グランプリ受賞のことば CBCテレビ 『やったぜ!じいちゃん』
藤井 稔

「おかげ」などとは口が裂けても言えない。しかし、全世界を揺るがしたコロナの影響で、番組『やったぜ!じいちゃん』が生まれたことは間違いない。 会社に届いた一通の手紙。「私の父、舟橋一男は生まれてすぐ脳性まひで障がい者となり、話すことも歩くこともままなりません。50年前、そんな父をCBCテレビが番組にし

TBSテレビ『戦場記者』が劇場公開 12月16日から
TBSテレビ『戦場記者』が劇場公開 12月16日から
編集広報部

TBSテレビのドキュメンタリー映画『戦場記者』 が12月16日(金)、東京の角川シネマ有楽町やヒューマントラストシネマ渋谷などを皮切りに全国で順次公開される。監督は、JNN中東支局長で今年ボーン・上田記念国際記者賞を受賞した須賀川拓氏(=写真㊤)。ロンドンを拠点にパレスチナやイスラエル、アフガニスタ

2022年民放連賞 テレビグランプリ受賞のことば 山形放送 『三つめの庄内~余計者たちの夢の国~』
2022年民放連賞 テレビグランプリ受賞のことば 山形放送 『三つめの庄内~余計者たちの夢の国~』
三浦 重行

この番組で最初に取材したのは、2017年3月に山形県鶴岡市の善宝寺で営まれた満州開拓親子地蔵尊の70年法要でした。開拓関係の碑というと、「拓魂」とか勇ましい感じのものを多く目にしますが、地蔵さまから伝わってきたのは煎じ詰めたような悲しみです。建てられたのは敗戦の2年後。食うや食わずの暮らしの中で、生

第42回「地方の時代」映像祭 グランプリ作品上映会開く SBS和田ディレクター「住民との接点を」
第42回「地方の時代」映像祭 グランプリ作品上映会開く SBS和田ディレクター「住民との接点を」
編集広報部

第42回「地方の時代」映像祭(主催=民放連、NHK、関西大などで組織する実行委員会)のグランプリ受賞作の上映会が12月3日、関西大学東京センターで開かれた。受賞作の静岡放送『SBSスペシャル 熱海土石流 ―なぜ盛り土崩落は防げなかったのか―』を上映。ディレクターを務めた和田啓氏と熱海土石流被害者の会

「愛知・岐阜・三重制作者フォーラムinなごや」(2022年度)開かれる テレビのこれからを考える
「愛知・岐阜・三重制作者フォーラムinなごや」(2022年度)開かれる テレビのこれからを考える
編集広報部

各地の放送局と放送文化基金が共催する「制作者フォーラム」が、11月から2023年1月まで、全国5地区(北日本、北信越、愛知・岐阜・三重、中・四国、九州・沖縄)で開催されている。フォーラムでは、制作者同士の交流の場を設けることを目指し、若手制作者によるミニ番組コンテストと、ゲスト審査員のトークセッショ

韓国梨泰院転倒事故報道をめぐる温度差 政府はトラウマ予防のための報道ガイドライン発表
韓国梨泰院転倒事故報道をめぐる温度差 政府はトラウマ予防のための報道ガイドライン発表
趙 章恩

2022年10月29日、韓国ソウルの繁華街・梨泰院(イテウォン)で158人が死亡、196人が負傷する事故が起きた。外交部(部は日本の省に当たる)の発表によると、外国人犠牲者も14カ国26人いる(執筆時点)。12月2日、韓国政府は事故発生後設置した「梨泰院雑踏事故中央災難(災害)安全対策本部」の運営を

国際パートナーとの共同開発が進むMIPCOM 2022②〜ディスカバリーで課題を抱える日本勢〜
国際パートナーとの共同開発が進むMIPCOM 2022②〜ディスカバリーで課題を抱える日本勢〜
稲木 せつ子

後編ではMIPCOMのコンテンツトレンドや日本勢の活躍ぶりについて触れたい。イベント終了直近に日本からのベテラン参加者から質問を受けた。「かつてなら北欧の暗い雰囲気のドラマ(ノルディック・ノアール)や、完成度が高まったトルコドラマなど、分かりやすい傾向があったが、コンテンツに関する講演を聞いても、何

2022年民放連賞 ラジオ準グランプリ受賞のことば エフエム東京 『村上RADIO特別版 戦争をやめさせるための音楽』
2022年民放連賞 ラジオ準グランプリ受賞のことば エフエム東京 『村上RADIO特別版 戦争をやめさせるための音楽』
延江 浩

ロシアの無差別攻撃でウクライナの犠牲者が増え続けていた。村上春樹文学の読者は現地にもいる。「戦争について何かやりませんか」と村上さんにメールを送ると、「やろう」とすぐに返信があり、「戦争をやめさせるための音楽」というメモも。『村上RADIO』は毎月最終日曜だが一刻も早くと、フルネットの特別枠、CM抜

2022年民放連賞 ラジオグランプリ受賞のことば 青森放送 『カエレナイ街から ~翔子さんと実穂さんと私たち~』
2022年民放連賞 ラジオグランプリ受賞のことば 青森放送 『カエレナイ街から ~翔子さんと実穂さんと私たち~』
夏目 浩光

このような賞をいただき、うれしい気持ちでいっぱいです。何よりも青森県だけでなく、全国の人に聴いて、考えていただける機会を得たことは感謝の言葉もありません。宇佐美翔子さんと岡田実穂さんが願う、性的少数者が暮らしやすい社会になればと思います。 「パートナーシップ制度が使えるところに生きる人は使える、それ

米国ローカルテレビ篇part2:放送局所有会社のはなし~「データが語る放送のはなし」⑪
米国ローカルテレビ篇part2:放送局所有会社のはなし~「データが語る放送のはなし」⑪
木村 幹夫

今回は、前回も触れましたが、米国の放送局所有会社のはなしです。日本にはない業態の会社ですので、ピンとこない部分もあるかも知れませんが、米国のローカル放送を語る際に理解必須の情報ですので、できるだけわかりやすくお話ししたいです(願望......)。 テレビ局所有会社とは? 前回お話したように、米国の場

MIPCOM 2022が示したポスト・コロナのメディアトレンド① 〜変化への対応が急がれる日本
MIPCOM 2022が示したポスト・コロナのメディアトレンド① 〜変化への対応が急がれる日本
稲木 せつ子

3年ぶりに"フル対面"での開催が実現した世界最大級の動画コンテンツ見本市「MIPCOM 2022(10月17―20日)」は、南仏のカンヌに再び1万1,000人を集めことに成功した。主催者(RX France)側トップのルーシー・スミス氏は、「近年オンライン開催をせざるを得なかった状況の中で、見本市の

「予測の敗北」 米中間選挙で「赤い波」はなぜ起きなかったのか~「21世紀メディアはどこへ向かう?」⑦
「予測の敗北」 米中間選挙で「赤い波」はなぜ起きなかったのか~「21世紀メディアはどこへ向かう?」⑦
津山 恵子

タイムズスクエアの大掲示板で、投票を訴える広告(11月6日、筆者撮影) 米中間選挙の投開票が11月8日、実施された。大統領選挙の間の年に4年に一度行われるいわば「総選挙」。バイデン大統領と民主党が上下院の過半数を失い、共和党が大勝する「赤い波(赤は共和党の党色)」が起きると予想されていた。しかし、民

福島放送『シェア!』 全59市町村の県民リポーターが地元の魅力伝える 「県民との距離の近さ」がポイント
福島放送『シェア!』 全59市町村の県民リポーターが地元の魅力伝える 「県民との距離の近さ」がポイント
松井 久貴

県内59市町村の"県民リポーター"が、自撮り動画で地元の魅力をリポートする「ふるさとシェア!」。福島放送の夕方ワイド番組『シェア!』(月―金、第1部=15・48―16・45、第2部=18・15―19・00)の看板コーナーです。県民リポーターを務めるのは、福島に住む一般の人々で、年齢は5歳から70代ま

Inter BEE 2022 幕張メッセとオンラインで開催
Inter BEE 2022 幕張メッセとオンラインで開催
編集広報部

電子情報技術産業協会(JEITA)が主催するInter BEE 2022(国際放送機器展)が11月16―18日、千葉市の幕張メッセでオンラインを併用して開催された。放送機器や技術の展示のほか、民放関係者らが登壇した講演なども行われた。オンライン上の会場は12月23日まで公開されており、一部を除いたコ

2022年秋のローカルテレビ新番組一覧(プライム・深夜帯)
2022年秋のローカルテレビ新番組一覧(プライム・深夜帯)
編集広報部

北海道放送『夜のブラキタ』(木、24・56―25・26) 北海道文化放送『日本統一 北海道編』(月、24・25―24・55)『それはまるでトリンドルな1日でした。』(火、21・54―22・00) IBC岩手放送『いわて見聞録』(最終土、25・28―25・58) TBSテレビ『不夜城はなぜ回る』(月、

2022年秋のローカルテレビ改編(プライム・深夜帯) チャレンジを続け制作力高める
2022年秋のローカルテレビ改編(プライム・深夜帯) チャレンジを続け制作力高める
編集広報部

前回に続き、今秋のローカル新番組を紹介する。今回はプライム・深夜帯。制作者に挑戦の機会を与えるトライアル枠や、若者にフォーカスした番組のほか、テレビ社が共同制作に参加した人気任侠シリーズ初の地上波ドラマなどが並んだ。 新番組一覧はこちらから。 新企画に取り組む 新しい試みに取り組む番組が並んだ。IB

「地方の時代」映像祭 地域発信の意義や未来戦略を議論
「地方の時代」映像祭 地域発信の意義や未来戦略を議論
編集広報部

11月12―18日まで大阪・吹田市の関西大で開かれた第42回「地方の時代」映像祭(主催=民放連、NHK、関西大などで組織する実行委員会)。12日にコンクールの贈賞式やシンポジウムを開催したほか、翌13日にはワークショップなども行った。 12日のシンポジウムは「地域からは日本と世界のいまが見えてくる」

米国ローカルテレビ篇part1:放送エリアのはなし②~「データが語る放送のはなし」⑩
米国ローカルテレビ篇part1:放送エリアのはなし②~「データが語る放送のはなし」⑩
木村 幹夫

放送エリアのはなし②では、エリア内のテレビ局の構成や所有・オペレーションの構造、実態についてご紹介します。日本と似ているところもあれば、かなり様相が異なるところもあります。 放送免許と放送局所有会社の関係は? なお、前回の最後の部分でも少し触れましたが、DMAはケーブルテレビ、衛星放送での地上波再送

AIR-G'、広島FM 独自の"音"聴かせるニッチなラジオ番組
AIR-G'、広島FM 独自の"音"聴かせるニッチなラジオ番組
編集広報部

「貨物列車」と「高級車」――。やきそばかおるさんが民放onlineのコラムでも触れているとおり、この秋、独特の「音」にこだわったローカルラジオ番組が始まっている。番組立ち上げの背景や手応えを制作者に聞いた。 AIR-G'(FM北海道)の『JR貨物presents Sound of Train』(月―

民放連経営委「人材採用支援事業」 民放で働く魅力を訴求
民放連経営委「人材採用支援事業」 民放で働く魅力を訴求
福田 大

民放連経営委員会(寺内達郎委員長)は"財務に関する課題への対応"と"労務に関する課題への対応"の2つを柱とする委員会ですが、これらに加えて"民放経営に関する課題への対応"にも取り組んでおり、その施策として「人材採用支援事業」を実施しています。 この事業は2016年度に「ローカル局の新卒者採用支援事業

2022年秋のローカルラジオ新番組 ラジコプレミアム100万人を機に広く浸透を
2022年秋のローカルラジオ新番組 ラジコプレミアム100万人を機に広く浸透を
やきそばかおる

今秋の改編でラジオ関係者やラジオファンをとりわけ驚かせたのが、開局63年目を迎えて大きな改編を行った東海ラジオだ。その改編率は59%にも上る。コンセプトは「オトナのミュージックステーション」。これまでのトーク中心のプログラムからエッジの効いたトーク&ミュージックプログラムへと進化するというもの。今春

2022年秋のローカルテレビ新番組一覧(午前・午後帯)
2022年秋のローカルテレビ新番組一覧(午前・午後帯)
編集広報部

秋田放送『ぼなぺてぃ。~召し上がれ♪秋田のお菓子たち~』(日、11・45―11・55) さくらんぼテレビ『どどどどっとJP』(第1土、10・25―11・00) 福島中央テレビ『KICK OFF! FUKUSHIMA』(日、6・00―6・15) テレビユー福島『なんでかんで見っせ!』(土、7・00―7

2022年秋のローカルテレビ改編(午前・午後帯) 地元のまだ見ぬ魅力発見を目指す
2022年秋のローカルテレビ改編(午前・午後帯) 地元のまだ見ぬ魅力発見を目指す
編集広報部

民放onlineは今秋のローカル新番組について、地上民放テレビ127社にアンケートを行った。今回は午前・午後帯の番組を紹介する。地元のスイーツを取り上げるミニドラマや、新しい目線で地域情報を発信する番組のほか、サッカーチームや県との連携企画などに取り組む事例もみられた。 新番組一覧はこちらから。 ス

欧州でネット中立性規則をめぐる議論が再燃 ~ネット接続料めぐりIT企業とISPが対立、5G見据えた議論へ
欧州でネット中立性規則をめぐる議論が再燃 ~ネット接続料めぐりIT企業とISPが対立、5G見据えた議論へ
田代 範子

欧州で、ネット中立性をめぐる議論が再燃している。欧州の通信事業者(ISP)がIT企業にネットワーク使用料(以下、「使用料」)を負担させるようEU議会に求めたことから、これに反発するIT企業側が、「ネット中立性」規則を盾に反論しているからだ。この「公正なコスト負担」vs「ネット中立性」という構図の論争

テレビせとうち・宮田絵利さん "視聴者に一番近いテレビマン" 作り手の熱量伝え続けて~「提言!放送の未来」
テレビせとうち・宮田絵利さん "視聴者に一番近いテレビマン" 作り手の熱量伝え続けて~「提言!放送の未来」
宮田 絵利

2018年5月から「民間放送」紙上で続いてきた、放送の未来を第一線の放送人に語っていただく当リレー連載。今回登場するのは、自身の趣味を起点とした番組を新人時代に立ち上げ、テレビ東京に出向した経験も持つテレビせとうちの宮田絵利さん。 私はテレビが好きです。朝起きて、帰宅して、一番にテレビを点けます。目

『地球の歩き方』編集部に聞く 札幌テレビ『どさんこワイド179』とのコラボで感じた放送局の強み
『地球の歩き方』編集部に聞く 札幌テレビ『どさんこワイド179』とのコラボで感じた放送局の強み
編集広報部

長年親しまれてきた海外旅行用のガイドブック『地球の歩き方』が今年、札幌テレビ(STV)とタッグを組んで「北海道版」を制作した(7月20日既報)。『地球の歩き方』は2020年9月に「東京版」を発行したのを皮切りに国内版を展開している。今回、編集長の宮田崇さんと北海道版のプロデューサーを務めた今井歩さん

"フェイクな時代"  正確な情報をどうつかみ、読み解いていくか ~塚田祐之の「続・メディアウォッチ」⑨
"フェイクな時代"  正確な情報をどうつかみ、読み解いていくか ~塚田祐之の「続・メディアウォッチ」⑨
塚田 祐之

今年もあと1カ月あまり。2022年は長く歴史に刻み込まれる年になるに違いない。2月、ロシアによるウクライナ侵攻が始まった。"プーチンの戦争"と言われるように権威主義的国家のトップが仕掛けた他国への侵攻を、世界は止められないままだ。すでに9カ月近くがたつが事態打開に向けた動きが見えない中で、戦況はさら

「メディア・イベント」としての国葬 対立や分断の根深さ 改めて浮き彫りに
「メディア・イベント」としての国葬 対立や分断の根深さ 改めて浮き彫りに
飯田 豊

安倍晋三元首相の「国葬」を生中継した各局の番組は、世論の分断に配慮する(翻弄された?)かのように、それぞれ独自の工夫や試行がみられ、視聴者に与える印象も大きく異なるものだった。そこで本稿では、NHKおよび民放各局の特徴をごく簡潔に比較してみたい。 通常のテレビ放送の編成が変更され、特別枠で中継される

テレビ報道を見た子どもたちの反応から見えてくること~「子どもとメディア⑥」
テレビ報道を見た子どもたちの反応から見えてくること~「子どもとメディア⑥」
加藤 理

テレビの報道が子どもたちにもたらしていることについて考えるにあたり、学校での道徳のことから書き始めたい。1958年に特設されて戦後の道徳教育を担ってきた「道徳の時間」は、小学校では2018年度から「特別の教科 道徳」として教科化された。11年の大津の事例をはじめとする数々のいじめ事件や、残忍な少年犯

「ラジオは想像力を育ててくれるメディア」山添まりが語る ラジオ愛、スピーカー愛、ユーミン愛。 "スピーカーでラジオを聴こう"キャンペーン インタビュー
「ラジオは想像力を育ててくれるメディア」山添まりが語る ラジオ愛、スピーカー愛、ユーミン愛。 "スピーカーでラジオを聴こう"キャンペーン インタビュー
民放連ラジオ委員会

「Takara Leben Group presents 民放ラジオ99局"スピーカーでラジオを聴こう"キャンペーン WE LOVE RADIO松任谷由実 50th ANNIVERSARY~日本中、ユーミンに包まれたなら~」。 ラジオをスピーカーで楽しむライフスタイルを提案していく本キャンペーンでは

総務省の歩き方② 法律の生まれる舞台...有識者会議
総務省の歩き方② 法律の生まれる舞台...有識者会議
氷室 興一

9月、ホウセイケン(「デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会」)の下に「公共放送WG(ワーキンググループ)」が設置され、議論がスタートしました。 来年6月に最終報告を取りまとめる方針で、これをもとに法案作成作業などが進みます。内閣法制局からの厳しいチェックを受けたうえで、法体系全体に矛盾

山形テレビ『提言の広場』 放送50年の意義振り返る
山形テレビ『提言の広場』 放送50年の意義振り返る
工藤 良一

山形テレビ(YTS)は開局の翌年1971年10月から、山形経済同友会と協力して毎週『提言の広場』(土、7・30―8・00)という30分の討論番組を制作し続けています。当社の社史を紐解くと、この年の6月に山形経済同友会が設立、「政策提言集団として、利害をはなれた立場で県勢発展のために発言し行動する」と

米国ローカルテレビ篇part1:放送エリアのはなし①~「データが語る放送のはなし」⑨
米国ローカルテレビ篇part1:放送エリアのはなし①~「データが語る放送のはなし」⑨
木村 幹夫

2カ月以上間が空いてしまいましたが、放送のいろいろな側面をデータをもとに見てみる"データが語る放送のはなし"第9回です。今回から何回か連続で米国のローカルテレビに関するデータをご紹介します。パート1である今回のテーマは、"米国ローカルテレビの放送エリア"です。 日本の地上波テレビのエリアについては、

「ニュース疲れ」のメカニズム 英のEU離脱報道を事例に質的に分析 長びく報道はニュース回避につながるが、メディアを評価する場合も
「ニュース疲れ」のメカニズム 英のEU離脱報道を事例に質的に分析 長びく報道はニュース回避につながるが、メディアを評価する場合も
水野 剛也

いつもの長話を何度も聞かされ、うんざりする。ついには、その人を避けるようになる......。誰にでも思いあたる、ごくありふれた経験だが、マス・メディアでも似た現象が起こる。典型例は、以前に筆者が紹介した、ロイター・ジャーナリズム研究所による『デジタル・ニュース・レポート』に見られる。2022年初頭に

【2022年民放連賞審査講評(グランプリ審査:テレビ)】 問題山積の「今」を考え直すきっかけに
【2022年民放連賞審査講評(グランプリ審査:テレビ)】 問題山積の「今」を考え直すきっかけに
旗本 浩二

【10月13日審査】審査委員長=山田覚(博報堂DYメディアパートナーズ 取締役執行役員、日本広告業協会メディア委員会委員)審査員=井上由美子(脚本家、フジテレビジョン番組審議会委員)菊地由美子(時事通信社 文化特信部記者)小谷実可子(JOC常務理事、シンクロプロデューサー、テレビ朝日番組審議会委員)

【2022年民放連賞審査講評(グランプリ審査:ラジオ)】 「今だからこそ伝えたい」という制作者の強い思い
【2022年民放連賞審査講評(グランプリ審査:ラジオ)】 「今だからこそ伝えたい」という制作者の強い思い
松原 由佳

【10月13日審査】審査委員長=ロバートキャンベル(早稲田大学特命教授、エフエム東京番組審議会委員長)審査員=小川一至(共同通信社 文化部記者)奥貫薫(俳優、J-WAVE番組審議会委員)後藤洋平(朝日新聞 編集委員)齋藤幸蔵(マッキャンエリクソン 取締役メディアブランズCOO、日本広告業協会メディア

ラジオ大阪(大阪放送)『It's SHOW TIME!』 少年隊ファン有志が企画した少年隊だけを流す番組
ラジオ大阪(大阪放送)『It's SHOW TIME!』 少年隊ファン有志が企画した少年隊だけを流す番組
初田 実

「えっ、少年隊って、あの少年隊ですか?」――この番組の立ち上げの中心的役割を担った馬場尚子さん(フリーアナウンサー)から相談を受けたのは、2021年3月26日でした。「はい、もちろんあの少年隊です。ファンのみんなが支える、少年隊の曲だけをかける番組をやってみたいんです」 馬場さんがそれを思いついたキ

【インタビュー 熊谷典和・テレビ神奈川代表取締役社長】 「お役に立つテレビ局」「なくてはならないテレビ局」目指して
【インタビュー 熊谷典和・テレビ神奈川代表取締役社長】 「お役に立つテレビ局」「なくてはならないテレビ局」目指して
編集広報部

1972年4月の開局から50周年を迎えたテレビ神奈川(tvk)。音楽ライブのイベントをはじめ、多彩な周年企画を手がけています。記念番組には自らも"本人役"で出演した熊谷典和社長にインタビューしました。 ――tvkとの"なれそめ"は。 生まれは三重県ですが、幼稚園に入るころには横浜に移り住んでいたので

在京ラジオ秋の改編 マルチ展開で間口広げ新規リスナー獲得目指す
在京ラジオ秋の改編 マルチ展開で間口広げ新規リスナー獲得目指す
編集広報部

在京ラジオ各社の10月新番組が始まった。ポッドキャストやSNSを用いてマルチに展開し、新規層の獲得を目指しつつ、リスナーを掴んで離さないようさまざまな魅力ある新しい番組や試みが並ぶ。 J-WAVEは「TOKYO POP CULTUREを世界へ」というビジョンを具現化すべく、平日の夕方ワイド枠で24年

2022年民放連賞審査講評(放送と公共性)プロセスとしての「公共性」
2022年民放連賞審査講評(放送と公共性)プロセスとしての「公共性」
水島 久光

8月26日中央審査【参加/16社=16件】審査委員長=水島久光(東海大教授)審査員=石澤靖治(学習院女子大教授・元学長)、音 好宏(上智大教授)、草野満代(フリーアナウンサー)、田家秀樹(音楽評論家、ノンフィクション作家) 3年ぶりの「対面」での審査会は、白熱した議論となった。16事績とエントリー数

在京各局の国葬対応 テレビ、ラジオが多角的に伝える 地上波とは異なる内容でライブ配信も
在京各局の国葬対応 テレビ、ラジオが多角的に伝える 地上波とは異なる内容でライブ配信も
編集広報部

9月27日、日本国が主催し日本武道館で14時から18時過ぎまで行われた「故安倍晋三国葬儀」(国葬)。民放onlineが在京テレビキー局、在京ラジオ局に行ったアンケートに基づき各社の対応を紹介する。 在京テレビキー局の対応 在京テレビキー局は、特番や通常番組の枠の拡大などの対応を行った。 ▷日本テレビ

2022年民放連賞審査講評(テレビエンターテインメント番組)  コロナ後のテレビ番組に新たな萌芽
2022年民放連賞審査講評(テレビエンターテインメント番組)  コロナ後のテレビ番組に新たな萌芽
鏡 明

8月22日中央審査【参加/103社=103本】審査委員長=鏡 明(評論家、元電通顧問、㈱ドリル エグゼクティブ・アドバイザー)審査員=上田紀行(東京工業大学副学長・リベラルアーツ研究教育院教授)、奥貫 薫(俳優)、たかのてるこ(旅人、エッセイスト) ※下線はグランプリ候補番組 2022年のテレビエン

2022年民放連賞最優秀受賞のことば(技術部門) 日本テレビ放送網 AI業務支援システム「エイディ」の社内開発と運用
2022年民放連賞最優秀受賞のことば(技術部門) 日本テレビ放送網 AI業務支援システム「エイディ」の社内開発と運用
篠田 貴之

放送局にとって映像の出口は増加傾向にあり、番組を制作するうえで、いかに"効率よく"そして"質の高い"コンテンツを生み出せるかが今後さらに重要となります。これらの課題に対してアプローチすべく、AI業務支援システム「エイディ」を社内開発しました。 最初は1人でのプログラム開発から始まりましたが、今では4

東京ドラマアウォード授賞式 TBSテレビ『最愛』が連ドラ部門グランプリに 単発部門はNHK『オリバーな犬~』
東京ドラマアウォード授賞式 TBSテレビ『最愛』が連ドラ部門グランプリに 単発部門はNHK『オリバーな犬~』
編集広報部

今年で15回目となる「東京ドラマアウォード2022」(主催=国際ドラマフェスティバル in TOKYO実行委員会)の受賞作が決定した。10月25日に東京プリンスホテルで授賞式を開催。新型コロナウイルス感染対策のため、プレスと一部関係者のみの参加とした。 連続ドラマ部門はTBSテレビ『最愛』が、単発ド

2022年民放連賞審査講評(技術部門) AI業務支援システム「エイディ」の社内開発と運用が最優秀
2022年民放連賞審査講評(技術部門) AI業務支援システム「エイディ」の社内開発と運用が最優秀
民放連 企画部

8月25・26日中央審査【参加/15社=19件】審査員=民放連技術委員会「技術表彰選考小委員会」委員 技術部門は、民放連会員各社の放送技術に関する開発・改良などにより、民放事業に貢献し、その発展に寄与した事績に賞を贈る。 本年は15社19件の申請があり、民放連技術委員会「技術表彰選考小委員会」が、有

『ベストヒットUSA』~日本人のための「洋楽の入り口」
『ベストヒットUSA』~日本人のための「洋楽の入り口」
編集広報部

1981年にテレビ朝日で開始され、その後、中断の期間を経て2003年からBS朝日で放送されている『ベストヒットUSA』。小林克也さんの軽妙洒脱な司会とディープな解説は、多くのファンを長年とらえて離さない名物番組となっている。このほど、開始から40年を超えた長寿番組の制作に長年携わってきたBS朝日の川

2022年民放連賞最優秀受賞のことば(青少年向け番組) ytvドキュメント みのだん 〜夢 コロナ 青春 強豪ダンス部の1年〜
2022年民放連賞最優秀受賞のことば(青少年向け番組) ytvドキュメント みのだん 〜夢 コロナ 青春 強豪ダンス部の1年〜
大中 一

「青春ってすごく密なので」。夏の甲子園の優勝インタビューで仙台育英高校の須江航監督が語ったこの言葉から、自然と"みのだん"と過ごした1年半を思い返している自分がいました。 大阪府立箕面(みのお)高校ダンス部、通称"みのだん"。彼らの取材を開始したころ、世間では新型コロナによる自粛ムードが高まっており

2022年民放連賞審査講評(青少年向け番組) 普遍的なメッセージ込める
2022年民放連賞審査講評(青少年向け番組) 普遍的なメッセージ込める
やすみ りえ

8月23日中央審査【参加/12社=12本】審査委員長=やすみりえ(川柳作家)審査員=井上祐紀(児童精神科医、福島県立矢吹病院副院長)、加藤 理(文教大学教授)、金田 淳(日本PTA全国協議会会長) 優れた内容の番組が多く、最終的に入賞へ届かなかった惜しいものもいくつかありました。その中でも特に、ドキ

2022年民放連賞最優秀受賞のことば(テレビドラマ番組) TBSテレビ 『最愛』
2022年民放連賞最優秀受賞のことば(テレビドラマ番組) TBSテレビ 『最愛』
新井 順子

このたびは、栄誉ある素晴らしい賞を頂きありがとうございます。この作品はサスペンスでありながら、さまざまな深い愛情を描いた人間ドラマにしたいと企画しました。湊かなえさん原作の『夜行観覧車』『Nのために』『リバース』を一緒に作った脚本の奥寺佐渡子さんと清水友佳子さん、そして塚原あゆ子監督をはじめとする優

2022年夏クールドラマ総括 個人の鬱屈やいらだちと向き合う誠実な作品多く
2022年夏クールドラマ総括 個人の鬱屈やいらだちと向き合う誠実な作品多く
成馬 零一

今年の夏は、7月8日の参議院選挙期間中に起きた山上徹也容疑者による安倍晋三元首相射殺事件の影響によって、大きく浮上した宗教の問題や国葬の話題が日本中を席巻した。その影響は現在も続いており、どこか殺伐とした空気が漂っている。そのため、夏クールのドラマも、追い詰められた個人の鬱屈やいらだちと向き合う誠実

2022年民放連賞審査講評(テレビドラマ番組) 新しいドラマの開拓に高い志
2022年民放連賞審査講評(テレビドラマ番組) 新しいドラマの開拓に高い志
岡室 美奈子

8月23日中央審査【参加/19社=19本】審査委員長=大友啓史(映画監督)審査員=岡室美奈子(早稲田大学坪内博士記念演劇博物館館長)、布施英利(美術批評家、東京藝術大学教授)、ブルボンヌ(エッセイスト、女装パフォーマー) ※下線はグランプリ候補番組 長引くコロナ禍で配信コンテンツを視聴する習慣が根づ

マスコミ倫理懇談会 盛岡で全国大会開く
マスコミ倫理懇談会 盛岡で全国大会開く
編集広報部

マスコミ倫理懇談会全国協議会は9月29―30日、第64回全国大会を盛岡で開催した。新型コロナ報道や東日本大震災、メディアにおけるジェンダーなどをテーマに、全国94社・団体から317人(会場192人、オンライン125人)が参加し議論を重ねた。 【記念講演】東京大大学院の渡邉英徳教授が「災害・戦災の記憶

『山下達郎のサンデー・ソングブック』放送30周年 ディレクターの"記憶の棚からひとつかみ"
『山下達郎のサンデー・ソングブック』放送30周年 ディレクターの"記憶の棚からひとつかみ"
山岸 清佳

"エバーグリーンなオールディーズ・ソングから、超絶カルトなレア音源まで。最高の選曲と最高の音質でお届けする55分間" ――このコンセプトで1992年10月3日(土)にスタートした『山下達郎のサタデー・ソングブック』。その後、日曜日に移動して『山下達郎のサンデー・ソングブック』(日、14・00―14・

"MIPCOM BUYERS' AWARD for Japanese Drama" WOWOW『連続ドラマW 正体』がグランプリ受賞 審査員からは「過去最高の作品レベル」との声も
"MIPCOM BUYERS' AWARD for Japanese Drama" WOWOW『連続ドラマW 正体』がグランプリ受賞 審査員からは「過去最高の作品レベル」との声も
編集広報部

フランス・カンヌで世界最大級のコンテンツ見本市「MIPCOM 2022」 が10月17日に開幕した。主催者(RX France)トップのルーシー・スミス氏が初日の朝一番に壇上に立って来訪者を歓迎したのは、同イベント会場付近のホテルで開かれた「国際ドラマフェスティバルin Tokyo」による朝食会の席

2022年民放連賞最優秀受賞のことば(テレビエンターテインメント番組) CBCテレビ やったぜ!じいちゃん
2022年民放連賞最優秀受賞のことば(テレビエンターテインメント番組) CBCテレビ やったぜ!じいちゃん
藤井 稔

ある日、会社に届いた1通の手紙。「私の父、舟橋一男は生まれてすぐ障がい者になり、話すことも歩くこともままなりません。50年前、そんな父が障がい者の友人と旅行する様子をCBCテレビが番組にしてくれました。障がい者が家族にいることすら隠すような時代。障がい者だけで旅をするという世間的には非常識なこと、そ

仙台放送 脳科学者・川島隆太教授との約20年の取り組み 「運転技能向上トレーニング・アプリ」で社会課題と向き合う
仙台放送 脳科学者・川島隆太教授との約20年の取り組み 「運転技能向上トレーニング・アプリ」で社会課題と向き合う
太田 茂

東北大学加齢医学研究所所長の川島隆太教授は、人間が何かをしているときに脳のどの部分が働くかを調べる、脳機能イメージング研究の世界的権威です。また、「脳トレ」ブームの立役者として、ゲームソフトが世界的に大ヒットするなど、産学連携活動にも積極的な方でもあります。仙台放送は川島教授と約20年にわたり、番組

10回目の福島映像祭 民放5番組含む力作で福島みつめる
10回目の福島映像祭 民放5番組含む力作で福島みつめる
編集広報部

東日本大震災後の福島や東京電力福島第一原発事故に関係する映像作品にフォーカスした「福島映像祭2022」が9月17―23日、東京のポレポレ東中野で開かれた。9作品の上映に加えてトークイベントも組まれ、民放からは5番組が上映された。主催は認定NPO法人OurPlanet-TV。2013年、震災や事故の風

【メディア時評】なにかが生まれる場に立ち会え 領域横断局員のすすめ
【メディア時評】なにかが生まれる場に立ち会え 領域横断局員のすすめ
小松 理虔

「一人放送局」として動いてみる 2015年に独立し、地元・福島県いわき市で場づくりや情報発信に関わって、今年で8年目になる。地方の民放テレビ局員だった時代は20代のたった3年間だけだったと思うと、民放連のコラムにぼくなんぞが文章を寄せていいのだろうかとも思うけれど、なぜだかどうして、雑多な仕事を請け

第59回民放技術報告会 幕張メッセ・国際会議場にて11月16―18日に開催
第59回民放技術報告会 幕張メッセ・国際会議場にて11月16―18日に開催
編集広報部

民放連技術委員会(羽牟正一委員長)は、11月16―18日まで、「第59回民放技術報告会」を千葉市の幕張メッセ・国際会議場で開催する。民放各社が制作技術や送出・配信などの研究、開発実績に関する技術報告を行う。 17日14時からの特別企画では「ファイルベースの"これまで"と"これから"~テープからディス

2022年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオエンターテインメント番組) 西日本放送 街の小さな文学賞 特別版 ~ラジオストーリープロジェクト~
2022年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオエンターテインメント番組) 西日本放送 街の小さな文学賞 特別版 ~ラジオストーリープロジェクト~
出石 亜弥

香川県高松市にある小さなカフェバー「珈琲と本と音楽 半空(なかぞら)」が主催する「半空文学賞」。 本好きのオーナー岡田陽介さん(=写真㊧)が店内で文章を書いている人を見て「何を書いているのか読んでみたい」と、好奇心を抱いたところから誕生した文学賞です。 2015年に「珈琲」というテーマで第一回がスタ

欧州の放送コンベンションIBC~そこはもう"融合の先の世界"~
欧州の放送コンベンションIBC~そこはもう"融合の先の世界"~
長井 展光

3年ぶりのリアル開催となった欧州の放送「機器展」IBC。9月9日から4日間、オランダのアムステルダムで開催されました。コロナ前より少し小ぶりでしたが、170の国・地域からの3万7,000人の参加者があったと発表され、そのほとんどはマスクなしで久々の再会を喜び合っていました。 駆け足で見て回りましたが

2022年民放連賞審査講評(ラジオエンターテインメント番組) 未来に希望を抱かせ、人の心を動かす
2022年民放連賞審査講評(ラジオエンターテインメント番組) 未来に希望を抱かせ、人の心を動かす
やきそばかおる

8月22日中央審査【参加/62社=62本】審査委員長=やきそばかおる(コラムニスト)審査員=犬山紙子(エッセイスト)、嶋浩一郎(博報堂執行役員・エグゼクティブクリエイティブディレクター)、長島有里枝(写真家) ※下線はグランプリ候補番組 コロナ禍に入り2年半が経過した昨今。ライブやイベントが少しずつ

2022年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオ生ワイド番組) ニッポン放送 佐久間宣行のオールナイトニッポン0
2022年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオ生ワイド番組) ニッポン放送 佐久間宣行のオールナイトニッポン0
冨山 雄一

テレビ東京の社員として、数々のバラエティ番組を手がける現役のテレビプロデューサーである佐久間宣行さん(2021年3月31日退社)が「オールナイトニッポン0」のパーソナリティに就任したのは19年4月のことでした。他の放送局の現役社員がオールナイトニッポンのレギュラーパーソナリティに就任するのは、55年

石川テレビのドキュメンタリー『裸のムラ』 10月8日から劇場公開
石川テレビのドキュメンタリー『裸のムラ』 10月8日から劇場公開
編集広報部

石川テレビのドキュメンタリー映画『裸のムラ』が10月8日(土)、東京のポレポレ東中野と石川のシネモンドを皮切りに全国で順次公開される。監督は富山のチューリップテレビ時代に『はりぼて』(2020年)を手掛けた五百旗頭幸男氏(=写真㊤)。「石川県知事を中心とした県政をめぐる動き」「県内に暮らすムスリムの

2022年民放連賞審査講評(ラジオ生ワイド番組) パーソナリティの魅力やリスナーとの交流が醍醐味
2022年民放連賞審査講評(ラジオ生ワイド番組) パーソナリティの魅力やリスナーとの交流が醍醐味
近藤 則子

8月19日中央審査【参加/45社=45本】審査委員長=近藤則子(老テク研究会事務局長)審査員=青木江梨花(脚本家、日本脚本家連盟理事)、亀渕昭信(通信文化協会理事)、西村達郎(演出家、作詞家) ※下線はグランプリ候補番組 ラジオの生ワイド番組はパーソナリティの魅力とともに、各地の文化やリスナーとの交

2022年民放連賞最優秀受賞のことば(テレビ教養番組) 山形放送 三つめの庄内~余計者たちの夢の国~
2022年民放連賞最優秀受賞のことば(テレビ教養番組) 山形放送 三つめの庄内~余計者たちの夢の国~
三浦 重行

番組に関わっていただいた全ての方に感謝します。取材に応じていただいた方のうち、分かっているだけで3人が亡くなっています。本当に残念ですが、つらい話も誠心誠意していただいて、心からありがたく思っています。 「なぜ父は私たちを満州に連れて行ったのだろう。そうしなかったらこんな思いをしなくて済んだのに」.

2022年民放連賞審査講評(テレビ教養番組) 「誰も取り残さない社会」をまなざす真摯な作品群
2022年民放連賞審査講評(テレビ教養番組) 「誰も取り残さない社会」をまなざす真摯な作品群
遠藤 薫

8月19日中央審査【参加/114社=114本】審査委員長=遠藤 薫(学習院大教授)審査員=金川雄策(Yahoo! Japanクリエイターズプログラム チーフ・プロデューサー)、榊原美紀(弁護士)、竹内 薫(サイエンス作家) ※下線はグランプリ候補番組 今回、最優秀候補としてノミネートされた作品はいず

「2022~2023年度のテレビ、ラジオ営業収入見通し」 ~スポットは下期より本格的な下降局面に
「2022~2023年度のテレビ、ラジオ営業収入見通し」 ~スポットは下期より本格的な下降局面に
木村 幹夫

9月28日、民放連研究所は、本年1月28日に発表した「2022年度のテレビ、ラジオ営業収入見通し」を改訂し、新たに現時点での23年度の予測値も加えた「2022~2023年度のテレビ、ラジオ営業収入見通し」を発表した。22年度については、テレビ、ラジオともに年初の予測をかなり下方修正しており、特にテレ

ユーミン出演の特番を公開収録 民放ラジオ99局キャンペーン
ユーミン出演の特番を公開収録 民放ラジオ99局キャンペーン
編集広報部

民放連ラジオ委員会(委員長:上口宏文化放送会長)は2021年度から、民放ラジオ99局"スピーカーでラジオを聴こう"キャンペーンを展開している。このほど、キャンペーンのアンバサダーを務める松任谷由実さん出演の特別番組の放送が決まり、9月25日にTOKYO FMホールで公開収録が行われた。 特番のタイト

「ラジオリスナーフェス2022」開催 新たな番組との出会いのきっかけに
「ラジオリスナーフェス2022」開催 新たな番組との出会いのきっかけに
編集広報部

9月19日、東京・ユーロライブでラジオリスナーによるリスナーのためのトークイベント「ラジオリスナーフェス2022」が開かれた。自身も一般リスナーで、ラジオとは関係のない業界で働く会社員の岩井葉介さんが2019年からスタートしたものだ。イベントにはラジオにゆかりのある芸人やタレント、放送局員、はがき職

2022年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオ教養番組) 信越放送 SBCラジオスペシャル 『黒猫』田口史人のレコード寄席~『昭和の校長先生』編
2022年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオ教養番組) 信越放送 SBCラジオスペシャル 『黒猫』田口史人のレコード寄席~『昭和の校長先生』編
清沢 康夫

「レコードを一番いい音で再生するのがこのプレーヤーです」と、昭和50年代によく見かけた小さなポータブル・プレーヤーのケースを開き、ターンテーブルに次から次へとレコード盤をのせていく「本と雑貨と音楽の店 黒猫」店主の田口史人(ふみひと)さん。昭和の歌謡曲から商店街の祭り唄、さらには、大事件の中継音声、

2022年民放連賞審査講評(ラジオ教養番組) 言葉や音だけだからこそ伝わる
2022年民放連賞審査講評(ラジオ教養番組) 言葉や音だけだからこそ伝わる
石井 彰

8月19日中央審査[参加/60社=60本]審査委員長=石井 彰(放送作家)審査員=阿部るり(上智大学教授)、洞口依子(俳優)、山本康一(三省堂辞書出版部部長兼大辞林編集部編集長) ※下線はグランプリ候補番組 ラジオ教養ほど間口の広いジャンルはない。社会派ドキュメンタリー、音楽番組、生ワイド番組のコー

防災の日 ラジオ各局が特別企画 いつもの声、編成で届ける
防災の日 ラジオ各局が特別企画 いつもの声、編成で届ける
編集広報部

今年も多くのラジオ局が取り組んだ防災の日(9月1日)の特別企画から、いくつかの事例を紹介する。 当日の各ワイド番組内で特集 FMヨコハマは当日の各生ワイド番組内で防災企画を展開した。毎年9月1日、防災・減災を意識した情報や、非常持ち出し袋の用意の呼びかけ、神奈川県知事からの啓発メッセージなどを放送し

放送ライブラリー 番組を視聴する会 平和を伝える・記録する・考える~国と国のはざまで~
放送ライブラリー 番組を視聴する会 平和を伝える・記録する・考える~国と国のはざまで~
編集広報部

放送ライブラリーは9月16日から「番組を視聴する会 平和を伝える・記録する・考える~国と国のはざまで~」を開催している。 「平和」をテーマに、戦争によって国のはざまで翻弄され続ける人々や、目の前のいのちと世界の平和を見つめ行動した人々を取り上げた番組を特集。世界中で平和を求める気運が高まっている現在

「開かれたデジタル・ジャーナリズム」学ぶ場を デジタル・ジャーナリスト育成機構発足
「開かれたデジタル・ジャーナリズム」学ぶ場を デジタル・ジャーナリスト育成機構発足
編集広報部

一般社団法人デジタル・ジャーナリスト育成機構(Digital Journalist EDucation Institute=D-JEDI)が7月に発足し、9月4日、設立会見とシンポジウムが都内のnote株式会社で開かれた。 D-JEDIは、ジャーナリストの浜田敬子氏が代表理事を務め、Yahoo! J

2022年民放連賞最優秀受賞のことば(テレビ報道番組) 石川テレビ放送 日本国男村
2022年民放連賞最優秀受賞のことば(テレビ報道番組) 石川テレビ放送 日本国男村
五百旗頭 幸男

この番組の制作を始めたのは、新型コロナの第一波が猛威を振るっていた2020年4月。未知のウイルスの脅威に、為政者も市民も振り回されていた。社会はいとも簡単に一つの方向に流され、一つの色に染められていく。未知のウイルスにあぶりだされた本質。目の当たりにした「目に見えない空気」。映像化しようと決めた。

「音楽的刺激剤」として変化をつくる ラジオのジングルが果たす大きな役割
「音楽的刺激剤」として変化をつくる ラジオのジングルが果たす大きな役割
斎藤 日出夫

今回、「民放online」からラジオのジングルについて、制作の背景、役割や価値、こだわりなどを書いてほしいというお話をいただきました。私はこの6月にJ-WAVEを退任しましたが、昔のことはよく覚えているのでまとめてみます。 1つのメロディに集中 その昔、「アメリカで聴いたラジオは、スピード感があって

火曜会研修会 「変わりゆく世界~現実とラジオと」
火曜会研修会 「変わりゆく世界~現実とラジオと」
編集広報部

東京・大阪以外の全国37社の民放AMラジオのローカル局が加盟し、共同で番組制作に取り組んでいる地方民間放送共同制作協議会(火曜会)が、9月8―9日、オンライン形式で第54回研修会を開催した。「変わりゆく世界~現実とラジオと」をテーマに3つの講演・トークセッションを通じて、キー局、ローカル局、音声プラ

2022年民放連賞審査講評(テレビ報道番組) 新たな伝え方で地域への責任果たす報道を
2022年民放連賞審査講評(テレビ報道番組) 新たな伝え方で地域への責任果たす報道を
金山 勉

8月18日中央審査【参加/94社=94本】審査委員長=金山勉(学校法人摺河学園姫路女学院中学校・高等学校 副理事長・副校長)審査員=城戸久枝(ノンフィクションライター)、森まどか(医療ジャーナリスト)、吉岡忍(作家) ※下線はグランプリ候補番組 引き続くコロナ禍と混沌とする社会情勢の中で、テレビ報道

2022年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオ報道番組) MBSラジオ ネットワーク1・17スペシャル~盛土崩壊
2022年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオ報道番組) MBSラジオ ネットワーク1・17スペシャル~盛土崩壊
亘 佐和子

番組制作のきっかけは2020年秋、防災番組『ネットワーク1・17』のキャスター交代に際し、前キャスターの千葉猛アナウンサー(当時)が「最後の出演で、どうしてもリスナーに伝えたいことがある」と切り出したことでした。「これは自分にしか言えないことなのだ」と言うのです。 千葉アナの仙台の実家は、2011年

勢いづく地域連携事業 地元に根差した多彩な展開②
勢いづく地域連携事業 地元に根差した多彩な展開②
編集広報部

ローカル各局が地元の自治体や企業などと協力し、地域の活性化や課題解決に取り組む連携事業。ここでは民放onlineが地上テレビ社に行ったアンケートに基づき、いくつかの事例を紹介していく。①はこちらから。 仙台放送は2004年から、テレビ番組『川島隆太教授のテレビいきいき脳体操』(月―金、5・20―5・

TVQ九州放送『園芸させてもらえませんか?』 コロナ禍、「園芸」で明るい話題を届けたい!
TVQ九州放送『園芸させてもらえませんか?』 コロナ禍、「園芸」で明るい話題を届けたい!
結城 亮二

ゴーヤにカボチャ、ピーマン、サトイモ、キュウリ、ズッキーニなどが植えられたプランターの数々。そして手作りのウッドデッキの上に置かれた大きなビオトープ(水槽の中にさまざまな生き物が生きる環境を再現した空間)には、水草の隙間を縫って元気に泳ぐメダカの姿が。さらに、今にもほころびそうなバラのつぼみが、時お

2022年民放連賞審査講評(ラジオ報道番組) 問われる"表現の工夫"と"報じる立ち位置"
2022年民放連賞審査講評(ラジオ報道番組) 問われる"表現の工夫"と"報じる立ち位置"
藤代 裕之

8月18日中央審査【参加/37社=37本】審査委員長=藤代裕之(ジャーナリスト、法政大学教授)審査員=錦光山雅子(フリーランスライター)、澤 康臣(ジャーナリスト、専修大学教授)、田中早苗(弁護士) ※下線はグランプリ候補番組 審査員それぞれが推す作品が異なり議論が続いたのは、テーマが多様で、聴きど

ローカル局から見る「TBS NEWS DIG Powered by JNN」 報道現場や放送に与えた影響
ローカル局から見る「TBS NEWS DIG Powered by JNN」 報道現場や放送に与えた影響
編集広報部

ニュースサイト「TBS NEWS DIG Powered by JNN」は、JNNが強みとしてきた調査報道などを中心に、系列28局が一丸となり、より深く・より分かりやすくニュース・情報を掘り下げ、ユーザーに届けていくことをコンセプトに、今年4月18日からスタートした。8月には月間1.3億PVを超える

2022年民放連賞最優秀受賞のことば(テレビCM) 東海テレビ放送 公共キャンペーン・スポット/生理を、ひめごとにしない。
2022年民放連賞最優秀受賞のことば(テレビCM) 東海テレビ放送 公共キャンペーン・スポット/生理を、ひめごとにしない。
桑山 知之

「タブー」という言葉の語源は、ポリネシア語で「生理」だそうです。生理はタブー。そんなふうに考える人が世界各地で存在します。日本国内も例外ではありません。相撲界やお祭りの一部催事などでは「女人禁制」が今も続いています。 仲の良い両親と三兄弟の末っ子として育った私。恥ずかしいことに、生理というものをきち

2022年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオCM第2種) エフエム東京 明治薬科大学 企業CM/三毛猫 篇
2022年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオCM第2種) エフエム東京 明治薬科大学 企業CM/三毛猫 篇
山口 景子

まず、確率の話から。宝くじの一等に当選する確率、ゴルフのホールインワンの確率、どれぐらいかみなさんはご存じでしょうか。諸説ありますが、年末ジャンボ宝くじで一等が当たる確率は、およそ2,000万分の1、ホールインワンの確率はプロ・アマ問わず、3,500分の1だそうです。ホールインワンは、たまに達成した

2022年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオCM第1種) MBSラジオ 栃木県庁 大阪センター 関西での栃木県の認知度向上/栃木県 実際どうなん 篇
2022年民放連賞最優秀受賞のことば(ラジオCM第1種) MBSラジオ 栃木県庁 大阪センター 関西での栃木県の認知度向上/栃木県 実際どうなん 篇
藤岡 佑輔

このたびは、大変栄誉ある賞を頂きありがとうございます。このCMを共に制作した栃木県庁大阪センターのみなさま、サウンドロゴを制作していただいた株式会社彩図のみなさま、ナレーションを担当したMBSアナウンサーの上田悦子アナ、大村浩士アナにあらためて感謝申しあげます。 私はMBSラジオのオーディオビジネス

勢いづく地域連携事業 地元に根差した多彩な展開①
勢いづく地域連携事業 地元に根差した多彩な展開①
編集広報部

ローカル各局が地元の自治体や企業などと協力し、地域の活性化や課題解決に取り組む連携事業。ここでは民放onlineが地上テレビ社に行ったアンケートに基づき、いくつかの事例を紹介していく。 航空機が翼に人工衛星を搭載したロケットを吊り下げ、空中でロケットを打ち上げる水平打ち上げ方式。大分県は2020年4

2022年民放連賞審査講評(CM部門) 「ギリギリ残る」心地よい裏切り感と、真実の言葉の強さ
2022年民放連賞審査講評(CM部門) 「ギリギリ残る」心地よい裏切り感と、真実の言葉の強さ
森 綾

8月4日中央審査[参加/ラジオ第1種18社=46本、第2種22社=38本、テレビ7社=13本]審査委員長=谷口 優(宣伝会議出版担当取締役兼月刊『宣伝会議』編集長)審査員=佐藤尚之 (コミュニケーション・ディレクター)、治部れんげ(東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授)、田中淳一(クリエイティ

「作り上げていく」魅力がスポーツ実況にはある その瞬間に感じた言葉を大切に TBS新夕悦男アナウンサー
「作り上げていく」魅力がスポーツ実況にはある その瞬間に感じた言葉を大切に TBS新夕悦男アナウンサー
新タ 悦男

2022年北京オリンピックでの実況が終わった後、私がよく聞かれたのは、「かなり大変な準備だったのでしょう?」というフレーズ。この言葉にいつも戸惑ってしまいます。「えぇ、まぁ」と苦笑いをしながら答えてしまうのが常です。でも今回正直に答えるなら、振り返ってみると確かに大変だったかもしれないけれど、それ以

テレビ放送開始70年 いま考えておくべき課題~塚田祐之の「続・メディアウォッチ」⑧
テレビ放送開始70年 いま考えておくべき課題~塚田祐之の「続・メディアウォッチ」⑧
塚田 祐之

日本でテレビ放送が始まって来年で70年を迎える。1953年2月にNHK、8月に民放の日本テレビ放送網が本放送を開始した。私は前年の52年3月の生まれなので、テレビとほぼ同じ時代を歩んできた。 NHKではすでに、テレビ放送開始70年特設サイト「テレビ70」の公開を始めている。70年にわたるNHKのほぼ

中国放送 「拝啓 20年後のあなたへ。」 リスナーから大切な人への手紙 20年後にお届けします
中国放送 「拝啓 20年後のあなたへ。」 リスナーから大切な人への手紙 20年後にお届けします
松原 芳充

中国放送(RCC)は今年、開局70年を迎えました。広島県民との結びつきをより強めたいという思いを込めて「広島大家族プロジェクト」と銘打ち、さまざまな周年プロジェクトを進めています。昨年、周年プロジェクトを考えるワーキンググループ(WG)にて、とあるメンバーの「2022年は、あの手紙を届ける年だ」とい

"テレビの実力はそんなものではないはずだ"番外編~「データが語る放送のはなし」⑧
"テレビの実力はそんなものではないはずだ"番外編~「データが語る放送のはなし」⑧
木村 幹夫

"テレビの実力はそんなものではないはずだ"は3回で終了......の予定でしたが、まだご紹介できていない重要な発見(?)もありますので、今回は"番外編"と題して紹介することにします。 過去2回(part2とpart3)、「テレビの広告効果に関する研究」第2回調査の結果から、テレビとCGM動画広告につ

【トライアル枠特集】フジテレビ『水曜NEXT!』 1カ所でも光るところがある企画書を見逃さない
【トライアル枠特集】フジテレビ『水曜NEXT!』 1カ所でも光るところがある企画書を見逃さない
編集広報部

近年、若手制作者を中心にチャレンジの機会を与える番組や放送枠がみられる。民放onlineでは、こうした番組・放送枠の企画意図や、実際に企画が採用されて制作の機会を得た制作者の思いなど紹介していく。 今回は、取り上げるのはフジテレビ『水曜NEXT!』(水、24・25―24・55)。2020年10月から

平成から令和へ あなたはどんな番組が心に残っていますか?~放送ライブラリーの企画展に行ってみた~
平成から令和へ あなたはどんな番組が心に残っていますか?~放送ライブラリーの企画展に行ってみた~
西野 輝彦

平成から令和へ――メディア環境が激変し、成熟から混迷の時代を迎えたともいえるこの30年、テレビは社会をどう映し出してきたのか。7月29日から9月19日まで横浜の放送ライブラリーで開催中の企画展「テレビとCMで見る平成令和ヒストリー展2022」を訪れた。 エントランスをくぐってまず目を惹くのが、パネル

TSKさんいん中央テレビ 県域越え、次のビジネスを創る~中国市場への挑戦〜
TSKさんいん中央テレビ 県域越え、次のビジネスを創る~中国市場への挑戦〜
土江 基行

「県域を越え、放送局が生き抜く活路を見出したい」TSKさんいん中央テレビの2022年は、社長・田部長右衛門のそんな言葉で始まりました。今年1月、TSKはANAホールディングスが出資するACD社と資本・業務提携を発表。ACD社は「商売に国境をなくす」を企業コンセプトに、日本から中国に進出する企業や地方

テレビはタレコミ先を目指せ 『ABEMA Prime』郭晃彰チーフプロデューサー
テレビはタレコミ先を目指せ 『ABEMA Prime』郭晃彰チーフプロデューサー
郭 晃彰

私が大事にしているのは「当事者」から話を聞くことです。テレビ朝日で記者・ディレクターとして働いているうちに、組織やコミュニティの中にいるからこそ語れる情報や知識、経験をもとにした話は、取材の厚みとなることを学びました。 このノウハウをインターネットに持ち込んだのが、私がチーフプロデューサーを務める動

熊本放送が最優秀賞 火曜会 『録音風物誌』コンクール
熊本放送が最優秀賞 火曜会 『録音風物誌』コンクール
編集広報部

東京・大阪以外の全国37社の民放ローカル局が加盟し、共同で番組制作に取り組んでいる地方民間放送共同制作協議会(火曜会)。その加盟局が制作する番組『録音風物誌』コンクールの最終審査が8月8日に行われた。審査員は、放送作家の石井彰氏、フリーライターの武田砂鉄氏、歌人・作家の東直子氏の3人が務めた。 20

テレビ大阪『名建築で昼食を 大阪編』 文化的価値のある建物を未来につなぐ
テレビ大阪『名建築で昼食を 大阪編』 文化的価値のある建物を未来につなぐ
岡本 宏毅

深夜枠でグルメ系のドラマが花盛りの2020年。テレビ大阪でも19年1月に『面白南極料理人』、同年7月にカクテルをテーマにした『まどろみバーメイド~屋台バーで最高の一杯を。~』などを放送し、次の作品を模索しているところでした。マイナス54℃の極寒の南極基地で食べる南極グルメから、もはやグルメと言えるの

「ウクライナ取材・報道」テーマにシンポジウム TBS須賀川氏、ジャーナリスト綿井氏ら登壇 専修大
「ウクライナ取材・報道」テーマにシンポジウム TBS須賀川氏、ジャーナリスト綿井氏ら登壇 専修大
編集広報部

専修大学ジャーナリズム学科・現代ジャーナリズム研究機構は7月30日、自由人権協会(JCLU)と共催で「戦争報道の価値と難しさ~ウクライナ取材・報道を通じて考える」と題したシンポジウムを開いた。パネリストとして、須賀川拓氏(TBSテレビ中東支局長)、綿井健陽氏(ジャーナリスト)、山田健太氏(同大教授)

テレビは割安な媒体! "テレビの実力はそんなものではないはずだ"part3~「データが語る放送のはなし」⑦
テレビは割安な媒体! "テレビの実力はそんなものではないはずだ"part3~「データが語る放送のはなし」⑦
木村 幹夫

前回の最後で、「広告認知効率の違いこそが、購買ファネル分析における最大のポイント」と申しあげました。実は、接触ではなく広告認知を起点とした場合のスコアは、購買にいたるまで、テレビCMとCGM動画広告の差はほとんどないのです(図表1)。 <図表1. 広告認知を100とした購買ファネル分析> 図表1は、

2022年春クール総括 「17才」の鬱屈した想い、中年男性や働く女性の困難など描く 競合枠との差別化にも挑戦
2022年春クール総括 「17才」の鬱屈した想い、中年男性や働く女性の困難など描く 競合枠との差別化にも挑戦
成馬 零一

2022年春クールのドラマは、新しい試みに挑戦した意欲作が印象に残った。 その筆頭が、NHKの土曜ドラマ(土曜22時枠)で放送されていた『17才の帝国』だろう。本作は政治AIによって統治された実験都市ウーアの総理大臣に就任した17才の高校生・真木亜蘭(神尾楓珠)が主人公のSF青春ドラマだ。制作統括は

現在でも巨大なテレビのリーチと高い広告認知効率 "テレビの実力はそんなものではないはずだ"part2~「データが語る放送のはなし」⑥
現在でも巨大なテレビのリーチと高い広告認知効率 "テレビの実力はそんなものではないはずだ"part2~「データが語る放送のはなし」⑥
木村 幹夫

前回予告しましたように、民放連研究所は電通、ビデオリサーチの協力を得て、7月20日に「テレビの広告効果に関する研究 第2回調査報告」を行いました。関連する資料は民放連の公開サイトにまとめてアップしています。今回と次回は、その報告からエッセンスをいくつか抜き出して、この分野に明るくない方にとっても、で

沖縄からアーカイブを考える 放送番組センターがセミナー開催
沖縄からアーカイブを考える 放送番組センターがセミナー開催
編集広報部

放送番組センターは6月26日、公開セミナー「放送アーカイブで語る沖縄の今」を那覇市の沖縄県立図書館で開催した。放送ライブラリーで公開されている沖縄関連番組の一部が同図書館で視聴できるサービス「サテライト・ライブラリー」が3月に始まったことを記念したもので、沖縄民放3局の制作者が沖縄から発信する上で心

新型コロナとSNS 「知った気」にさせるが、正確な知識にはつながらず 放送など伝統メディアには見られぬ特徴 米国・シンガポール調査から
新型コロナとSNS 「知った気」にさせるが、正確な知識にはつながらず 放送など伝統メディアには見られぬ特徴 米国・シンガポール調査から
水野 剛也

世界的な感染症の流行(パンデミック)が始まって丸2年以上がたち、ようやく疫病をめぐる人々の情報摂取に関し、質の高い実証的な研究が発表されはじめてきた。 今回紹介する論文、「なぜ、COVID-19について知らない人々ほど知った気になるのか」は、その1つである。放送を含む伝統メディアとSNSの利用が新型

ラジオはマルチメディア企業に 米国ラジオ業界動向2022
ラジオはマルチメディア企業に 米国ラジオ業界動向2022
渡邉 卓哉

※本レポートは、民放連ラジオ委員会(委員長:上口宏・文化放送会長)の依頼で、民放連会員のラジオ社向けにまとめた報告書「米国ラジオ業界動向2022」の一部を再編集したものです。 1.米国におけるラジオ・デジタルオーディオ広告 媒体社の業界団体IAB(Interactive Advertising Bu

放送局とジェンダーギャップ~現状と課題
放送局とジェンダーギャップ~現状と課題
阿部 るり

「今回も主要先進国で最下位」(朝日新聞デジタル)、「韓国に大差をつけられ116位」(プレジデントオンライン)――。これらの見出しを見ただけで何の記事かピンとくる人は、多いのではないだろうか。7月に世界経済フォーラム(WEF)が発表した2022年度版の「ジェンダーギャップ指数」について、日本の順位を伝

「民放連 放送基準」2023年改正 その経緯と趣旨
「民放連 放送基準」2023年改正 その経緯と趣旨
井戸 和明

2023年4月1日から、新たな「民放連 放送基準」の運用が開始されます。民放連内で見直しの検討を担当してきた事務局の立場で、今回の改正の経緯や趣旨、そもそも放送基準とは何か、ということを整理したいと思います。 目次・「民放連 放送基準」2023年改正の経緯・「民放連 放送基準」について・「民放連 放

各国で強まる巨大IT規制②~プラットフォームを放送法の規制対象に イギリス、カナダの放送制度改革
各国で強まる巨大IT規制②~プラットフォームを放送法の規制対象に イギリス、カナダの放送制度改革
田代 範子

(①はこちらから) 放送法を改正し、IT企業を規制対象とすることで対応しようとしているのが、英、加両国だ。次に、両国の改正案をみていこう。 『放送白書』で包括的改革方針を示す 英政府は4月28日に発表した放送白書『Up next - the government's vision for the b

K-mix(静岡エフエム)「ラジオで見る静岡」~新しいラジオ番組の可能性~
K-mix(静岡エフエム)「ラジオで見る静岡」~新しいラジオ番組の可能性~
安原 明子

「静岡県」と聞いて、皆さんはどんなものを思い浮かべますか?日本一高い山・富士山、日本一深い海・駿河湾、お茶(全国の栽培面積の約40%を占める)、うなぎ(養殖の発祥の地)、サッカー、温泉、ちびまる子ちゃん。最近ではハンバーグの「さわやか」や、「サウナしきじ」を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません

「ありがとう、ラジオだよね」野村邦丸が語る 青春時代にハマった深夜ラジオ、今ハマっている朝ラジオ "スピーカーでラジオを聴こう"キャンペーン インタビュー
「ありがとう、ラジオだよね」野村邦丸が語る 青春時代にハマった深夜ラジオ、今ハマっている朝ラジオ "スピーカーでラジオを聴こう"キャンペーン インタビュー
民放連ラジオ委員会

「Takara Leben Group presents 民放ラジオ99局"スピーカーでラジオを聴こう"キャンペーン WE LOVE RADIO松任谷由実 50th ANNIVERSARY~日本中、ユーミンに包まれたなら~」。 ラジオをスピーカーで楽しむライフスタイルを提案していく本キャンペーンでは

沖縄民放からみる「本土復帰50年」② 番組アンケートの結果から テレビ編
沖縄民放からみる「本土復帰50年」② 番組アンケートの結果から テレビ編
編集広報部

今年、本土復帰から50年を迎えた沖縄。民放onlineでは、復帰50年となる5月15日と77年目の慰霊の日である6月23日を中心に、沖縄の民放各局のレギュラー番組や特番に関するアンケートを行った。ラジオに続き、テレビ各局の取り組みを紹介する。 5月15日は、各局がデイリーニュースで復帰50周年記念式

各国で強まる巨大IT規制①~米は反トラスト法案で包囲網、EUはIT規制2法案を可決
各国で強まる巨大IT規制①~米は反トラスト法案で包囲網、EUはIT規制2法案を可決
田代 範子

主要各国で、巨大IT企業への規制が強化されている。IT企業の成長とその影響力の拡大があまりに早かったため法整備が追い付いておらず、各国はそれぞれ巨大IT企業の何が問題なのかを見定めることから始まり、対応策を編み出そうと苦慮している。法案には副作用もあり、思わぬ悪影響が出かねない。それぞれの法体系のあ

沖縄戦描く映画『島守の塔』公開 サンテレビ、とちぎテレビなど各地のメディア連携
沖縄戦描く映画『島守の塔』公開 サンテレビ、とちぎテレビなど各地のメディア連携
編集広報部

サンテレビ、とちぎテレビが製作委員会に名を連ねる映画『島守の塔』が7月22日から東京のシネスイッチ銀座で公開されている。主人公は、沖縄戦前に本土から赴任した兵庫出身の島田叡県知事(萩原聖人)と栃木出身の荒井退造県警察部長(村上淳)。軍の圧力に屈しながらも県民の命を守るために奮闘し、最後は消息を絶った

巨大プラットフォームとメディア 公取委がニュース使用料をめぐる「共同要請」を認めた背景とは?
巨大プラットフォームとメディア 公取委がニュース使用料をめぐる「共同要請」を認めた背景とは?
平 和博

規模と収益を誇る巨大プラットフォームとメディアとの関係が、大きく変わり始めている。焦点はニュースの使用料だ。 巨大プラットフォームは、メディアに対して圧倒的な交渉力を持つ。プラットフォームに掲載されるニュースの使用料交渉では、メディア側の劣勢が続いてきた。だが、その巨大プラットフォームに対し、各国で

新城和博さん(ボーダーインク) 体験していない歴史を知る 「沖縄復帰50年」特番から考えたこと
新城和博さん(ボーダーインク) 体験していない歴史を知る 「沖縄復帰50年」特番から考えたこと
新城 和博

「日本にとって〈沖縄復帰〉とは何だったのか」という総括をせずに、「沖縄にとって〈日本復帰〉とは何だったのか」との質問を沖縄の人々に投げかけ、時折思い出したかのように「沖縄問題」として扱う。これが基本的な中央メディアのありようであることは、「復帰50年」を迎えた今日でもほとんど変わらないように感じる。

沖縄民放からみる「本土復帰50年」① 番組アンケートの結果から ラジオ編
沖縄民放からみる「本土復帰50年」① 番組アンケートの結果から ラジオ編
編集広報部

今年、本土復帰から50年を迎えた沖縄。民放onlineでは、復帰50年となる5月15日と77年目の慰霊の日である6月23日を中心に、沖縄の民放各局のレギュラー番組や特番に関するアンケートを行った。その結果をラジオとテレビに分けて紹介する。まずはラジオ各局の取り組みをまとめた(テレビはこちら)。 5月

ウェブ上の実名入り事件報道(映像・記事)は許されないのか? 最新の最高裁判例からひもとく放送局への影響 侮辱罪厳罰化のおさらいも~「『現場で活かせる』法律講座シリーズ」④
ウェブ上の実名入り事件報道(映像・記事)は許されないのか? 最新の最高裁判例からひもとく放送局への影響 侮辱罪厳罰化のおさらいも~「『現場で活かせる』法律講座シリーズ」④
國松 崇

自社の番組や取り組みなどをインターネットで紹介したり、事件報道などをインターネットでも配信するなど、いまや放送局にとって、インターネットは切っても切り離すことができない重要なツールになっている。このような状況は、デジタル技術の目覚ましい発展を鑑みれば、今後ますます強まっていくことは間違いない。今年(

山陰放送・森谷佳奈アナウンサー 想像を超えた縁を重ねて 失敗を転換できるラジオの良さ~「ラジオから提言!放送の未来」
山陰放送・森谷佳奈アナウンサー 想像を超えた縁を重ねて 失敗を転換できるラジオの良さ~「ラジオから提言!放送の未来」
森谷 佳奈

2018年5月から「民間放送」紙上で続いてきた、放送の未来を第一線の放送人に語っていただく当リレー連載。今回登場するのは、第59回ギャラクシー賞ラジオ部門でDJパーソナリティ賞を受賞した山陰放送の森谷佳奈アナウンサー。 BSSラジオで『森谷佳奈のはきださNight!』(月、20・00-22・00)が

遠藤龍之介会長インタビュー 「発想力がある限り、テレビやラジオの未来は明るい」
遠藤龍之介会長インタビュー 「発想力がある限り、テレビやラジオの未来は明るい」
編集広報部

6月10日、民放連会長に就任した遠藤龍之介氏(フジテレビジョン副会長)。テレビ・ラジオ離れ、動画配信サービスの台頭などにどう立ち向かっていくか――。明るい人柄のにじむ語り口の中に、根っからの放送好きならではの強い信念が感じられました。 ――小さい頃、どんな番組に触れていましたか私は1956年生まれで

大矢英代氏(元QAB)が早大で講演 「ジャーナリスト個人としてどう生きていくか」
大矢英代氏(元QAB)が早大で講演 「ジャーナリスト個人としてどう生きていくか」
編集広報部

7月5日、ジャーナリストでドキュメンタリー映画監督の大矢英代氏が「東京から沖縄、そして米国へ~ジャーナリストの選択」と題して早稲田大で講演を行った。同大大学院の政治学研究科ジャーナリズムコースと同大次世代ジャーナリズム・メディア研究所が主催した。 大矢氏は2012年に同ジャーナリズムコースを修了後、

第48回放送文化基金賞 贈呈式開かれる
第48回放送文化基金賞 贈呈式開かれる
編集広報部

7月6日、第48回放送文化基金賞の贈呈式がオークラ東京で開かれ、受賞者が一堂に会した。新型コロナの影響で会場への出席は受賞者らに限られ、関係者向けにユーチューブでライブ配信を行った。 開会にあたり、放送文化基金の濱田純一理事長があいさつ。「番組に込められた制作者の思いがどの作品からも感じられた」と受

ロバートの元ストーカーがテレビ局員に!?「おもしろい」「楽しい」コンテンツ制作の最適解を探し続ける
ロバートの元ストーカーがテレビ局員に!?「おもしろい」「楽しい」コンテンツ制作の最適解を探し続ける
篠田 直哉

えっ!? 「民放online」に寄稿の依頼!? 入社4年目、まだまだ未熟なディレクターが、まさかこんな貴重な機会をいただけるなんて、本当にありがたく、信じられません(笑) 今回お声がけいただいたのは、「テレビ番組」の制作で実績を残したわけではなく、「YouTube」でバズったから......でしょう

世界的に低下するニュースへの信頼度・関心 進むマス・メディア離れ 比較的軽度だが、日本でも似た傾向 報道避ける割合も微増
世界的に低下するニュースへの信頼度・関心 進むマス・メディア離れ 比較的軽度だが、日本でも似た傾向 報道避ける割合も微増
水野 剛也

ニュース離れ、マスコミ離れが止まらない。SNS全盛の時代、とくに若者は見むきもしてくれない。放送・活字を問わず、こうした嘆きをよく耳にするが、印象論ではなく、実際はどうなのか。 今回紹介する『デジタル・ニュース・レポート』は、この問題を現時点でもっとも大規模、かつ実証的に確かめようとした調査報告書で

名古屋テレビ コロナ禍のミニシアターをドキュメンタリー映画に 『シネマスコーレを解剖する。~コロナなんかぶっ飛ばせ~』
名古屋テレビ コロナ禍のミニシアターをドキュメンタリー映画に 『シネマスコーレを解剖する。~コロナなんかぶっ飛ばせ~』
編集広報部

コロナ禍で悪戦苦闘する名古屋のミニシアター「シネマスコーレ」に名古屋テレビが密着したドキュメンタリー映画『シネマスコーレを解剖する。~コロナなんかぶっ飛ばせ~』が東京のK's cinemaで公開中だ。 若松孝二監督が1983年に創設し、個性的な映画人を後押ししてきた同館は、全国の映画館と同じくコロナ

ロシアのウクライナ侵攻と「映像の力」~塚田祐之の「続・メディアウォッチ」⑦
ロシアのウクライナ侵攻と「映像の力」~塚田祐之の「続・メディアウォッチ」⑦
塚田 祐之

ロシアによるウクライナ侵攻が始まって4カ月以上が過ぎた。依然として、ウクライナ東部を中心に激しい攻防が続いており、長期化する戦闘で犠牲者の数が増え続けている。ウクライナの国外・国内への避難民も、これまでにあわせて1,500万人以上に上っている(6月21日現在)として、国連難民高等弁務官事務所は緊急の

九州朝日放送『ぼる部屋』 「今までになかった」番組作りを ぼる塾と20代女性スタッフ中心に
九州朝日放送『ぼる部屋』 「今までになかった」番組作りを ぼる塾と20代女性スタッフ中心に
北島 泰洋

コンセプトは"すべての女の子のためにお届けする番組"。水着NG、大食いNG、体当たり系ロケNG......。今やテレビで見ない日はない、新時代を生きるお笑いカルテット・ぼる塾。そして"プライベートの充実"を第一の目標に掲げながらも、日々昼夜問わず番組作りに没頭する20代女性スタッフ。この両者が中心と

少年事件の実名報道一部解禁 目指すべきは情報の抑圧ではなく、偏見と不寛容の克服
少年事件の実名報道一部解禁 目指すべきは情報の抑圧ではなく、偏見と不寛容の克服
澤 康臣

「10歳のロヘリオ・トレスは非常に知性的で勤勉で周囲を助ける人だった」「やはり10歳のマイテ・ロドリゲスは、母親のアナによると海洋生物学者になるのが夢で、テキサスA&M大学に行きたかった......」。 米テキサス州の小学校で今年5月24日、男が児童19人、教師2人を射殺した。米CNNテレビ

"テレビの実力はそんなものではないはずだ"part1~「データが語る放送のはなし」⑤
"テレビの実力はそんなものではないはずだ"part1~「データが語る放送のはなし」⑤
木村 幹夫

今回から3回連続で"テレビの実力はそんなものではないはずだ"と題して、最近何かとディスられることも多い(?)テレビの広告効果を、データをもとに可視化してみます。 まずpart1では、おさらいとして、2020年8月に民放連研究所が発表した「テレビの広告効果に関する研究」の報告から、生活者の意識レベルで

1月発表「2022年度のテレビ、ラジオ営業収入見通し」は下方修正の見込み ~スポットに大幅減収の可能性浮上~
1月発表「2022年度のテレビ、ラジオ営業収入見通し」は下方修正の見込み ~スポットに大幅減収の可能性浮上~
木村 幹夫

今年1月28日、民放連研究所は、「2022年度のテレビ、ラジオ営業収入見通し」を発表した。そこで示した22年度営業収入の予測値は図表1、2のようなものであった。経済のコロナ禍からの回復基調継続などを受けて、テレビ、ラジオとも21年度に続いて増収になることを予測している(民放連ウェブサイトに要約版、同

「ラジオを聴いている人、全員がラジオ好き」森三中・黒沢かずこが語るラジオとの歩み、ラジオ好きの定義 "スピーカーでラジオを聴こう"キャンペーン インタビュー
「ラジオを聴いている人、全員がラジオ好き」森三中・黒沢かずこが語るラジオとの歩み、ラジオ好きの定義 "スピーカーでラジオを聴こう"キャンペーン インタビュー
民放連ラジオ委員会

「Takara Leben Group presents 民放ラジオ99局"スピーカーでラジオを聴こう"キャンペーン WE LOVE RADIO松任谷由実 50th ANNIVERSARY~日本中、ユーミンに包まれたなら~」。 ラジオをスピーカーで楽しむライフスタイルを提案していく本キャンペーンでは

なぜテレビを持たないのか?part2~「データが語る放送のはなし」④
なぜテレビを持たないのか?part2~「データが語る放送のはなし」④
木村 幹夫

引き続き"なぜテレビを持たないのか"のpart2です。 前回は、内閣府経済社会総合研究所の「消費動向調査」をもとに、テレビの普及率、保有台数の推移を見ました。今回は私たちの調査結果をもとに、テレビを持たない理由を探ってみます。以前、ここでご紹介したネット配信に関するインターネット調査(国内調査)は、

「LGBTQ報道ガイドライン」第2版を策定・公開 適切な報道、当事者サイドとの関係構築へ LGBT法連合会
「LGBTQ報道ガイドライン」第2版を策定・公開 適切な報道、当事者サイドとの関係構築へ LGBT法連合会
神谷悠一 / 西良朋也

今年4月、一般社団法人「性的指向および性自認等により困難を抱えている当事者等に対する法整備のための全国連合会」(略称:LGBT法連合会)は、一般社団法人fairおよび記者有志の協力のもと、「LGBTQ報道ガイドライン―多様な性のあり方の視点から」第2版を策定・公開した。本稿では、本ガイドラインの策定

放送番組センターでセミナー開催 J-WAVEの川平朝清さん番組を題材に
放送番組センターでセミナー開催 J-WAVEの川平朝清さん番組を題材に
編集広報部

放送番組センターは6月11日、公開セミナー「ラジオを楽しむ!(10) J-WAVE SELECTION GENERATION TO GENERATION~STORIES OF OKINAWA~」を横浜情報文化センターで開催した。2019 年、沖縄県の慰霊の日である6 月23 日に放送され、2020年

テレビ局の制作力をメタバースにも活用 コンテンツツーリズム学会シンポジウムで中京テレビが講演
テレビ局の制作力をメタバースにも活用 コンテンツツーリズム学会シンポジウムで中京テレビが講演
編集広報部

コンテンツツーリズム学会は6月12日、「メタバースにおける新たなツーリズムの可能性」をテーマにシンポジウムをオンラインで開催した。コンテンツを活用した観光振興および地域活性化の研究と実践に取り組む同学会が、IoTの飛躍や新型コロナの影響で浸透し始めたVR(仮想現実)、メタバース(インターネット上で提

なぜテレビを持たないのか?part1~「データが語る放送のはなし」③
なぜテレビを持たないのか?part1~「データが語る放送のはなし」③
木村 幹夫

前回からしばらく間が空きましたが、「データが語る放送のはなし」の第3回です。えっ、この連載自体忘れてた? まぁ地味な連載ですから......今回も地味な内容で申しわけありませんが、最近何かと話題になることもある"テレビ離れ"に関連したお話です。 読者の皆さんは"テレビ離れ"というと具体的にどのような

「政見放送」って何ですか? 参院選公示にあたって
「政見放送」って何ですか? 参院選公示にあたって
安斎 茂樹

間もなく3年に一度の参議院議員通常選挙(参院選)が公示されます。放送局にとっての大仕事が選挙報道であることは言うまでもありませんが、もうひとつ忘れてはならないのが「政見放送」です。この稿では、視聴者の皆さんはもちろん、放送局で働く皆さんも意外と知らない政見放送の不思議な姿を紐解いてみようと思います。

英仏の公共放送をとりまく環境の変化と影響 受信料撤廃と次世代のメディア戦略②
英仏の公共放送をとりまく環境の変化と影響 受信料撤廃と次世代のメディア戦略②
稲木 せつ子

(①はこちらから) 英政府は「公共サービス放送局」を守る 英仏政府の目指す方向は同じように見えて、違いもある。例えば「公共サービス放送局」の存在だ。イギリスではBBC(公共放送)に加え、公社のチャンネル4とウェールズ語放送(S4C)、大手民放(ITVとチャンネル5)とスコットランドの民放(STV)の

英仏の公共放送をとりまく環境の変化と影響 受信料撤廃と次世代のメディア戦略①
英仏の公共放送をとりまく環境の変化と影響 受信料撤廃と次世代のメディア戦略①
稲木 せつ子

4月28日に英政府がBBCの受信料撤廃を念頭に入れた制度改革を発表したが、仏政府も5月11日、フランス・テレビジョン(FTV)への負担金(いわゆる受信料)を年内に撤廃すると発表して波紋を呼んでいる。 ロシアとウクライナの戦争が激しい情報戦になっているなかで、信頼できるニュース報道を行う公共放送の重要

重要案件が審議できない米FCC②
重要案件が審議できない米FCC②
鍛治 利也

(①はこちらから) 米バイデン政権による行政機関幹部人事の遅れが目立つ。政権交代が生じるたびに、約4,000のポストが大統領による政治任用の指名対象となり、このうち、1,200程度は上院の承認を得なければならない。ワシントンポスト紙と公益団体パートナーシップ・フォー・パブリックサービスが共同で、上院

【海外メディア最新事情】韓国での動画配信と放送の見られ方 OTTとドラマ競争の末、地上波民放の利益増
【海外メディア最新事情】韓国での動画配信と放送の見られ方 OTTとドラマ競争の末、地上波民放の利益増
趙 章恩

OECD Digital Economy Outlookによると、韓国は加盟国中FTTH普及率が最も高く、モバイルデータ使用量も1位。世界初のスマートフォン向け5Gサービスを開始するなどICT利活用が進んでいる。放送分野も世界に先駆け、1990年代後半から"オンエア"(同時配信)や"ダシボギ"(番組

【メディア時評】2022年春のラジオ新番組 初レギュラーの喋り手が各地に登場 愛され、定着することを願って
【メディア時評】2022年春のラジオ新番組 初レギュラーの喋り手が各地に登場 愛され、定着することを願って
やきそばかおる

今春もさまざまなジャンルの番組が各地でスタートした。今回はそのなかでも初めてレギュラーを担当する人を中心に注目した。まずは音楽番組から。沖縄には開始早々「すごい番組が始まった」とSNSで話題となった番組がある。ラジオ沖縄「にちようびのグルーヴ」(日、23・30―24・00)は浦添にあるライブハウスG

参院選を前に青少年と子どもの目線を大事にした報道について考える~「子どもとメディア⑤」
参院選を前に青少年と子どもの目線を大事にした報道について考える~「子どもとメディア⑤」
加藤 理

2022年4月1日から、成年年齢が20歳から18歳に引き下げられた。今回の民法の改正は、明治時代から今日まで、約140年間変わる事のなかった成年年齢を変える歴史的な出来事だった。すでに公職選挙法の選挙権年齢や憲法改正国民投票の投票年齢は18歳に引き下げられていたが、今回の改正によって、18歳からのク

春の民放テレビ ローカル新番組/エリアの魅力 県外にも発信
春の民放テレビ ローカル新番組/エリアの魅力 県外にも発信
編集広報部

前回に続き、この春のローカルテレビ新番組を紹介する。今回はプライム・深夜帯。過去にさかのぼってエリアの魅力を掘り起こしたり、視聴者との身近さを重視する企画など趣向はさまざま。また、他エリアにも目を向けた番組も登場した。 春のローカル新番組一覧(プライム・深夜帯)はコチラから 地域の特徴や歴史にフォー

春のローカル新番組一覧(プライム・深夜帯)
春のローカル新番組一覧(プライム・深夜帯)
編集広報部

春の民放テレビ ローカル新番組/エリアの魅力 県外にも発信 <春のローカル新番組一覧(プライム・深夜帯)> 札幌テレビ「真夜中のイイね♡」(水、24・59―25・29) テレビ北海道「EXITのアヤシイTV アチ~の見つけました!」(土、19・00―19・54) 秋田テレビ「遊BU~大人の部活~」(

ウェビナー「同時配信の議論を決着させる」 6月21日開催
ウェビナー「同時配信の議論を決着させる」 6月21日開催
編集広報部

同時配信の役割とあるべき姿を追求するウェビナー「同時配信の議論を決着させる」が6月21日に開催される。「メディアのグランドデザイン会議」と題してスタートしたウェビナーシリーズの2回目。登壇者は、奥律哉氏(電通メディアイノベーションラボ)、塚本幹夫氏(ワイズ・メディア)、内山隆氏(青山学院大学教授)、

第59回ギャラクシー賞 民放3番組が大賞獲得
第59回ギャラクシー賞 民放3番組が大賞獲得
編集広報部

放送批評懇談会が主催する第59回ギャラクシー賞の贈賞式が6月1日、都内で開催された。昨年度に続き、テレビ、ラジオ、報道活動の3部門の大賞を民放が受賞し、優秀賞には民放から5作品が輝いた。全体としてローカル民放の躍進が目立つ結果となった。 テレビ部門は福島中央テレビの『1Fリアル あの日、原発の傍らに

スカイツリー「開業10年」に想う
スカイツリー「開業10年」に想う
根岸 豊明

足も震える、吹きさらしの地上634メートル。東京スカイツリーの最頂部で歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが成田屋伝統の「にらみ」を披露してくれた。壮大なる「厄払い」は東京スカイツリーが開業10年を記念して来場者に、東京に、そして全国に贈ったメッセージだろう。2022年、令和4年5月22日、よく晴れた初夏の日

【ローカル最前線】テレビ宮崎「ひまわりっ~宮崎レジェンド2~」 独自性高めて宮崎を全国に
【ローカル最前線】テレビ宮崎「ひまわりっ~宮崎レジェンド2~」 独自性高めて宮崎を全国に
水主 義人

テレビ宮崎は2020年、開局50周年の節目に「宮崎県民に感謝の気持ちを伝えたい」との思いからドラマ「ひまわりっ~宮崎レジェンド~」(1話15分・全10話)の制作に挑戦しました。そして、今年5月16日から同ドラマの第2弾(月―金、18・45―19・00)を放送しました。 宮崎出身の漫画家・東村アキコさ

熊本県民テレビのドキュメンタリー映画 「人生ドライブ」公開中
熊本県民テレビのドキュメンタリー映画 「人生ドライブ」公開中
編集広報部

熊本県民テレビ(KKT)が県内民放初となるドキュメンタリー映画「人生ドライブ」を制作した。「NNNドキュメント」やローカル情報番組などで放送を重ねてきた、熊本県宇土市の岸さん一家の暮らしを93分にまとめた。東京のポレポレ東中野や東京都写真美術館ホールをはじめ、全国で順次公開中だ。 7男3女、10人の

NHKの協力を放送法改正案に明記 二元体制の意義考える契機に
NHKの協力を放送法改正案に明記 二元体制の意義考える契機に
小塚 荘一郎

今国会には、受信料引き下げを意図した還元目的積立金の創設などNHK改革に関する放送法改正案が提出されている。民放事業者としては、この法案の中に、放送対象地域内においてあまねく受信できるようにする責務にのっとって講ずる措置の円滑な実施について、NHKが「必要な協力をするよう努めなければならない」という

【メディア時評】2022年冬クールドラマ総括 「他者との関わり方」を強く意識 児童虐待や毒親もモチーフに
【メディア時評】2022年冬クールドラマ総括 「他者との関わり方」を強く意識 児童虐待や毒親もモチーフに
成馬 零一

2022年冬クールは「他者との関わり方」について、あらためて考えさせられるドラマが多かった。 その筆頭は、遊川和彦脚本の「となりのチカラ」(テレビ朝日系)だろう。中越家の父・チカラ(松本潤)は困っている人を見つけると放っておけない性格。マンションの住人たちを心配しては、よその家族の問題に踏み込んでい

【ローカル最前線】新潟放送「BSNキッズプロジェクト」 こどもにうんと「おせっかい」
【ローカル最前線】新潟放送「BSNキッズプロジェクト」 こどもにうんと「おせっかい」
田巻 直子

新潟放送の創立50周年を機に立ち上がった「BSNキッズプロジェクト」は、今年で20年を迎える。放送局や子どもたちを取り巻く環境は大きく変わったが、「こどもたちの未来のために、地域放送局ができることを」という思いは、ずっと変わらない。それは、子ども時代の鮮やかな"新潟体験"を、子どもと親、両方にプレゼ

春の民放テレビ ローカル新番組/エリアの動き つぶさに伝える
春の民放テレビ ローカル新番組/エリアの動き つぶさに伝える
編集広報部

編集広報部は毎年春と秋のローカル新番組について、地上民放テレビ127社にアンケートを行っている。ここでは、この春の結果を2回にわたり紹介する。今回は午前・午後帯の番組について。自社アーカイブの活用やエリアのCATV局との連携といった特徴的な取り組みのほか、週末を中心とした情報番組の刷新が目立った。

メディアを横断した総合的な戦略策定に向けた民放の現在地~「民放のネット・デジタル関連ビジネス研究プロジェクト」2021年度報告書から
メディアを横断した総合的な戦略策定に向けた民放の現在地~「民放のネット・デジタル関連ビジネス研究プロジェクト」2021年度報告書から
山下 勇介

民放連研究所の「民放のネット・デジタル関連ビジネス研究プロジェクト」はこのほど、2021年度の報告書を取りまとめた。本稿では、同報告書の概要について、特にネット・デジタル関連ビジネスに取り組む各委員の寄稿内容を紹介することとしたい。 「民放のネット・デジタル関連ビジネス研究プロジェクト」の概要 民放

【海外メディア最新事情】NABショー 3年ぶりにラスベガスで開催 テレビ・ラジオの次世代技術が並ぶ
【海外メディア最新事情】NABショー 3年ぶりにラスベガスで開催 テレビ・ラジオの次世代技術が並ぶ
渡邉 卓哉

NABショーが2019年以来3年ぶりにラスベガスで開催された。昨年10月に開催を模索していたものの出展企業のキャンセルなどで急きょ中止となり、今年は念願の再開となった。コロナの影響から完全復活とはならず、参加者は約5万2,500人と19年の半分強となり、出展数も940社と19年比6割程度にとどまった

春のローカル新番組一覧(午前・午後帯)
春のローカル新番組一覧(午前・午後帯)
編集広報部

春の民放テレビ ローカル新番組/エリアの動き つぶさに伝える <春のローカル新番組一覧> 北海道放送「グッチーな!」(木、9・55―10・50) 札幌テレビ「Mylist」(土、11・35―11・54) 北海道テレビ「素敵な大人な時間~50代から考えよう!」(月、10・25―10・30)「錦鯉が行く

持続可能なスポーツ振興のために メディア間での協業システムを
持続可能なスポーツ振興のために メディア間での協業システムを
川喜田 尚

最近、スポーツ中継をめぐる放送のあり方についてある意味の"事件"が続いた。FIFAワールドカップカタール2022・アジア最終予選の日本代表アウェー戦をスポーツ専門の動画配信サービスDAZNが独占配信。ABEMAによる同大会の全試合生中継の発表。4月9日のボクシング村田諒太×ゴロフキン戦のアマゾンプラ

【メディア時評】相互理解のためのメディア・リテラシー 知見の共有・体系化、局越えた連携に課題 BPO青少年委との共同研究から
【メディア時評】相互理解のためのメディア・リテラシー 知見の共有・体系化、局越えた連携に課題 BPO青少年委との共同研究から
飯田 豊

日本マス・コミュニケーション学会は今年1月、「日本メディア学会」に名称変更するとともに、学会規約を大幅に改正した。新聞業界の強い後押しによって、日本新聞学会として設立されたのが1951年。放送学やマス・コミュニケーション研究の隆盛を経て、日本マス・コミュニケーション学会になったのは91年である。この

Netflixが減速、CNN+は1カ月で打ち切り ストリーミングが飽和状態に?~「21世紀メディアはどこへ向かう?」 ⑥
Netflixが減速、CNN+は1カ月で打ち切り ストリーミングが飽和状態に?~「21世紀メディアはどこへ向かう?」 ⑥
津山 恵子

写真:CNN+のFacebookから 「1980年6月に創業者テッド・ターナーがCNNを開局した時以来の最も重要な事業」――。その重大事業であるサブスクリプション・ビデオ・オンデマンド(SVOD)「CNN+」は3月29日(現地時間)に始まった。しかし、わずか1カ月後の4月30日に終了することになった

同時配信・ウクライナ報道 テレビの強みをどう発揮するか~塚田祐之の「続・メディアウォッチ」⑥
同時配信・ウクライナ報道 テレビの強みをどう発揮するか~塚田祐之の「続・メディアウォッチ」⑥
塚田 祐之

戦闘が続くロシアのウクライナ侵攻。そして、3年目に入った新型コロナウイルスの感染拡大。出口が見えない2つの困難を前に、やりきれなさが続く中で、新年度が始まった。それから1カ月が過ぎ、春の番組改編も出そろった。 民放は今回、多くの局でネット視聴を意識したドラマやバラエティなどの番組改編を試みている。民

毎日放送「教育と愛国」劇場版 5月13日から全国順次公開
毎日放送「教育と愛国」劇場版 5月13日から全国順次公開
編集広報部

毎日放送報道情報局の斉加尚代ディレクター(=写真㊤)が監督を務めるドキュメンタリー映画「教育と愛国」が、5月13日から東京のシネ・リーブル池袋などを皮切りに全国で順次公開される。2017年放送の「映像ʼ17 教育と愛国~教科書でいま何が起きているのか」に新たな取材を加え、107分に再構成した。「映像

【ローカル最前線】テレビ新広島「西村キャンプ場」 「ユルさ」で他との差別化図る
【ローカル最前線】テレビ新広島「西村キャンプ場」 「ユルさ」で他との差別化図る
栗原 昌哉

コンセプトは「バイきんぐ西村がキャンプするだけの番組」、キャッチコピーは「最高に無駄なひとときをアナタに......」「お時間のある方だけ"ながら見"で」。「西村キャンプ場」(土、17・00―17・30)では、あえて大きなことは言わず、肩の力を抜いた広報展開にこだわっています。 この番組が生まれたき

テレビ報道は感染拡大抑制の一助になり得たのか~「コロナ時代の民放報道研究」③
テレビ報道は感染拡大抑制の一助になり得たのか~「コロナ時代の民放報道研究」③
桶田 敦

2020年春、私が所属する大妻女子大学をはじめとする大学は、新型コロナウイルス(以下、新型コロナ)の感染拡大に翻弄された。当時、私は学科の教務委員をしていたこともあり、新入生に大学での履修方法を教える立場にあった。高校までの履修と異なり、大学では自分で受ける科目を決めなくてはならない。一方で、語学や

在京ラジオ 春の改編 ワイドで価値発信/既存番組の定着図る
在京ラジオ 春の改編 ワイドで価値発信/既存番組の定着図る
編集広報部

在京ラジオ社の春の新番組が始まった。新たなワイド番組を立ち上げるなど大幅な改編を敢行した社が多い中、既存の番組をより定着させる工夫もみられ、各社それぞれの"ラジオの価値の探求"が続いている。 元々改編の少ないJ-WAVEは、土日を中心に新たに10番組を開始。感染症や世界情勢の混乱に向き合うため、日々

「ラジオは"あなた"に向けてのメディア」市川紗椰が語る聞き手&話し手としてのラジオ愛 "スピーカーでラジオを聴こう"キャンペーン インタビュー
「ラジオは"あなた"に向けてのメディア」市川紗椰が語る聞き手&話し手としてのラジオ愛 "スピーカーでラジオを聴こう"キャンペーン インタビュー
民放連ラジオ委員会

「Takara Leben Group presents民放ラジオ99局"スピーカーでラジオを聴こう"キャンペーン WE LOVE RADIO松任谷由実 50th ANNIVERSARY~日本中、ユーミンに包まれたなら~」。 ラジオをスピーカーで楽しむライフスタイルを提案していく本キャンペーンでは、

人口だけじゃない! エリアと収入の関係~「データが語る放送のはなし」 ②
人口だけじゃない! エリアと収入の関係~「データが語る放送のはなし」 ②
木村 幹夫

第2回は「民放のエリアと収入の関係」です。前回は民放のエリア別人口には、べき乗則に従う大きな格差があることをお話ししました。放送エリア別の人口格差は、ミクロに見ればさまざまな要因が働いていますが、ごく大きくマクロで見れば自然の摂理にしたがっているとも言えます。 では、民放局の収入はどうやって決まって

震災から11年の「定点観測」 当事者として考えるために
震災から11年の「定点観測」 当事者として考えるために
水島 久光

2022年3月16日の深夜、東日本を大きな揺れが襲った。震源地は福島県沖でマグニチュード7.4、最大震度6強を記録した。内陸では11年の東日本大震災に匹敵する体感であったという人もいる。実際SNSには、めちゃめちゃになった本棚や商品陳列の写真が並び、東北新幹線は一部でおよそひと月不通となった。 この

放送人のメッセージ ひとつでも多くに人に伝えたい 放送界の"外"へ~「コロナ時代の民放報道研究」②
放送人のメッセージ ひとつでも多くに人に伝えたい 放送界の"外"へ~「コロナ時代の民放報道研究」②
本間 謙介

取材・報道の現場で何が起きていたのか、何に悩んでいたのかを知りたい――「コロナ時代の民放報道研究 Ⅱ.民放テレビ・ラジオ実態調査」のうち、テレビ社の報道デスクへのインタビュー調査は、そんな動機から思い立ったものだ。アンケートでは分からない本当の声を残したいと、なるべく言葉を端折らないよう腐心し、それ

【海外ビジネス最前線】県域越えて愛媛を海外へ あいテレビ「SHIKOKU88 : Eat, Pray, PLAY!」
【海外ビジネス最前線】県域越えて愛媛を海外へ あいテレビ「SHIKOKU88 : Eat, Pray, PLAY!」
西岡 東吾

私が東京支社に初めて勤務したのは、約2年半前。新たな事業にトライしたいとの思いで、TBSテレビの協力も得て総務省の放送コンテンツ海外展開強化事業に取り組んだ。まず、愛媛と関係深い海外の中で頭に浮かんだのがハワイだった。2001年、愛媛県立宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」が、ハワイのオアフ島沖で米軍

"人口"と民放のエリア~「データが語る放送のはなし」①
"人口"と民放のエリア~「データが語る放送のはなし」①
木村 幹夫

"放送"のデータというと皆さんは何を思い浮かべますか? まずはテレビの視聴率でしょうか? 以前はもっぱら、誰が見ていたかはとりあえずは置いといて、どれだけの世帯が見ていたかを示す世帯視聴率が中心でしたが、現在では誰(と言っても基本的に性年齢までですが)が見ていたかを単位とする個人視聴率が主に用いられ

テレビ岩手 鉄神ガンライザー 復興のシンボルとなるニューヒーロー 岩手の「誇り」となるまでの軌跡
テレビ岩手 鉄神ガンライザー 復興のシンボルとなるニューヒーロー 岩手の「誇り」となるまでの軌跡
廣嶼 文樹

「復興のシンボルとなるヒーローを誕生させたいんです!」そう言った時の皆のキョトンとした顔が忘れられません。東日本大震災からひと月も経たない2011年4月上旬のことでした。制作部と営業部が集まり、震災関連の番組企画についての会議が開かれた席上でのワンシーンです。「そういう企画は平時に考えましょうか」と

未知の事態に悩み、苦労した姿"見えた"~「コロナ時代の民放報道研究」①
未知の事態に悩み、苦労した姿"見えた"~「コロナ時代の民放報道研究」①
本間 謙介

吉田戦車のマンガ「伝染るんです。」に印象的なネタがある。メインキャラクターの一人、「かわうそ君」――某新聞社の広告キャラクターなのが示唆的だ――が、「約束」に代わり「憶測」を売る、というおはなしだ。おじさんが代金を払うと、根も葉もない「憶測」を吹き込むかわうそ君。これを聞いたおじさんが「憶測で物を言

美術・CGが担う役割とは 報道ステーションの企画展に行ってみた
美術・CGが担う役割とは 報道ステーションの企画展に行ってみた
編集広報部

落ち着いた照明、ブーメランのようなテーブルを囲むキャスターや解説者――テレビ朝日系「報道ステーション」(月―金、21・54―23・10)というと、そんなスタジオセットをイメージする人も少なくないのではないだろうか。では、そこにはどんなこだわりがあるのか......。 2月25日から4月10日、放送番

11年目の東日本大震災(福島編)
11年目の東日本大震災(福島編)
編集広報部

岩手編、宮城編に続き、東日本大震災を被災県の各局が特番などでどのように伝えたかを特集する。今回は、福島6局のアンケート結果をまとめた。取材の継続や深掘りの難しさに直面しながらも、福島の現在を見つめ続けようとする姿勢がうかがえる結果となった。 テレビユー福島は3月11日、特番「2022現在地~地域から

リモートプロダクションの可能性 コスト削減以外にもメリット WOWOWでのリモートプロダクションの様子
リモートプロダクションの可能性 コスト削減以外にもメリット WOWOWでのリモートプロダクションの様子
石村 信太郎

2019年春ごろ、WOWOWでは初めてリモートプロダクションという取り組みを実施した。TBSテレビと共同で開発・運用している低遅延マルチアングル配信アプリ「Live Multi Viewing」を制作に応用できないかと考えたことが始まりである。 ソフトウエア化で遠隔制御が可能に 通常の番組制作で遠隔

【メディア時評】道上氏の45年を引き継いで ABCラジオ"朝の顔"が交代 パーソナリティも働き方改革
【メディア時評】道上氏の45年を引き継いで ABCラジオ"朝の顔"が交代 パーソナリティも働き方改革
森 綾

この3月で45年目となるはずだったABCラジオ「おはようパーソナリティ 道上洋三(どうじょうようぞう)です」。月~金曜朝6時半開始の生ワイド番組は「いつもの朝」という道上のキャッチフレーズとともに、阪神・淡路大震災のときもリスナーの心の支えとなった、同局の金字塔のような番組だ。 しかし昨年9月11日

「まさにNO RADIO, NO LIFE.ですよ。」箭内道彦さんが語るユーミンの神曲、伝説のラジオ授業...民放ラジオ99局"スピーカーでラジオを聴こう"キャンペーンインタビュー
「まさにNO RADIO, NO LIFE.ですよ。」箭内道彦さんが語るユーミンの神曲、伝説のラジオ授業...民放ラジオ99局"スピーカーでラジオを聴こう"キャンペーンインタビュー
民放連ラジオ委員会

2022年2月からラジオ放送やradikoのラジオコンテンツをスピーカーで聴く楽しみを広げる「民放ラジオ99局"スピーカーでラジオを聴こう"キャンペーン WE LOVE RADIO松任谷由実 50th ANNIVERSARY~日本中、ユーミンに包まれたなら~」を展開しています。キャンペーンアンバサダ

総務省の歩き方 放送行政を所管する「放送ジマ」
総務省の歩き方 放送行政を所管する「放送ジマ」
氷室 興一

放送行政を所管する総務省。放送関係の方はよく耳にする官庁ですが、具体的にどんな部局があって、どんな業務を担当しているのか、皆さんも意外と知らないのではないでしょうか。今回、日本テレビ政治部で総務省を担当する氷室興一記者に、総務省を解説いただくとともに、最近の気になる動きについてリポートしてもらいます

岡山放送 ゼロバリアに向けての取り組み 海外でも高い評価
岡山放送 ゼロバリアに向けての取り組み 海外でも高い評価
篠田 吉央

バリアフリーに関する世界唯一の国際賞で、「バリアフリー界のアカデミー賞」ともいわれる「ゼロ・プロジェクト・アワード」の受賞が内定してからの社内の動きは非常にスピード感に溢れていました。当社の中静敬一郎社長の号令のもと、社内にコンテンツ戦略プロジェクトが発足。各部署から横断的に集ったメンバーは柔軟な発

衝撃的な出来事についての報道の受け止め方とメディアリテラシー~「子どもとメディア④」
衝撃的な出来事についての報道の受け止め方とメディアリテラシー~「子どもとメディア④」
加藤 理

子どもはなぜお化けを怖がるのだろうか。衝撃的な出来事に関する報道を子どもがどう視聴しているか考えるために、お化けと子どもの話から始めたい。 大人からみるとありえないこと、荒唐無稽と思ってしまうことを子どもは「現実」の出来事だと思い込む。特に7歳くらいまでの子どもは、目にしていること、聞いたことは全て

11年目の東日本大震災(宮城編)
11年目の東日本大震災(宮城編)
編集広報部

コロナ禍の困難がいまだ続く中、東日本大震災から11年が経った。防潮堤や高台移転、伝承施設の整備といった被災地のハード面での復興が進む一方、政府主催の式典は昨年で最後となり、風化も指摘されている。編集広報部(4月1日付で編集部から改称)は今年も岩手・宮城・福島の民放各局に、3月11日を中心とした震災関

11年目の東日本大震災(岩手編)
11年目の東日本大震災(岩手編)
編集広報部

コロナ禍の困難がいまだ続く中、東日本大震災から11年が経った。防潮堤や高台移転、伝承施設の整備といった被災地のハード面での復興が進む一方、政府主催の式典は昨年で最後となり、風化も指摘されている。編集広報部(4月1日付で編集部から改称)は今年も岩手・宮城・福島の民放各局に、3月11日を中心とした震災関

【新放送人に向けて2022④ インタビュー 山本晋也・朝日放送テレビ代表取締役社長】「放送」の未来を見つめてー新放送人の皆さんへ
【新放送人に向けて2022④ インタビュー 山本晋也・朝日放送テレビ代表取締役社長】「放送」の未来を見つめてー新放送人の皆さんへ
編集広報部

新放送人に向けて、放送界の先輩である朝日放送テレビの山本晋也社長に、ご自身の経験に基づく助言や放送界の将来像などを語っていただきました。 ――小さい頃は、どのようなラジオやテレビの番組を?1956年生まれで、子どもの頃はテレビがエンターテインメントの主役でした。私が当時よく見ていたのは『ウルトラQ』

国家による自由、国家からの自由(下)
国家による自由、国家からの自由(下)
永原 伸

国家による自由か、国家からの自由か。3つのばらばらの話題に"通奏低音"のように流れる問題を「上」「中」と論じてきた。この回を締めくくりとしたい。 「上」は、(1)衆院憲法審査会による憲法改正国民投票法のCM規制論議について、「中」は、(2)総務省の有識者会議によるデジタル時代の放送制度の在り方に関す

国家による自由、国家からの自由(中)
国家による自由、国家からの自由(中)
永原 伸

「ネット上の言論空間の歪み」は問題だが 国家による自由か、国家からの自由か。3つのばらばらの話題に"通奏低音"のように流れる問題を引き続き論じてみたい。 「上」では、(1)衆院憲法審査会による憲法改正国民投票法のCM規制論議を取り上げた。「中」では、(2)総務省の有識者会議によるデジタル時代の放送制

国家による自由、国家からの自由(上)
国家による自由、国家からの自由(上)
永原 伸

3つの話題に流れる"通奏低音" 国家による自由か、国家からの自由か――。それが問題だ。ハムレットを気取るつもりはないが、最近とみにそう思う場面が増えてきた。 (1)衆院憲法審査会による憲法改正国民投票法のCM規制論議 (2)総務省の有識者会議によるデジタル時代の放送制度の在り方に関する検討 (3)自

SDGsを自分ごとに 放送局の強みを新たな場面で活用
SDGsを自分ごとに 放送局の強みを新たな場面で活用
森永 真弓

日本には昔から「三方よし」と呼ばれる、近江商人の精神があります。自身の利益を追求するだけでなく、相手や社会の幸せも同時に目指し願う考え方です。実はSDGsが提唱された根底にも同じものが流れています。SDGsのコンセプトは「経済価値を至高とするやり方により金と力がごく一部に偏ってしまった社会を終わらせ

【海外メディア最新事情】二極化する米ケーブルニュース局 国民の世論形成に大きな影響
【海外メディア最新事情】二極化する米ケーブルニュース局 国民の世論形成に大きな影響
佐々木 香奈

大きな事件が起こると、米国ではケーブルニュース局が真価を発揮する。新型コロナウイルスが猛威を振るい始めた2020年もそうだった。自宅待機中、情報に飢える国民は1日中テレビのニュースにかじりついた。 そして今、ウクライナでの戦争という大惨事。筆者が住むニューヨーク市にはウクライナ人も多く住んでおり、母

【メディア時評】被写体との信頼関係を築くには 記者は「取材しない」勇気を それを支える経営者の度量
【メディア時評】被写体との信頼関係を築くには 記者は「取材しない」勇気を それを支える経営者の度量
小松 理虔

11回目の「3・11」が終わった。新聞やテレビの震災報道を見ていて感じたことがある。それは「次世代」の登場が目立ったことだ。昨年までは、まさに「直接的に被災したその人」を取り上げたものが多かったが、今年は、被災当時は子どもだった世代や、震災後に生まれた世代にも光が当たっていた印象がある。10年という

【新放送人に向けて2022③】老ジャーナリストからフレッシュな放送人へ
【新放送人に向けて2022③】老ジャーナリストからフレッシュな放送人へ
隈元 信一

いま放送界に飛び込んで、歩き始める。何と幸せなことだろう。私は68歳の老ジャーナリスト。35歳から今日に至るまで、ラジオやテレビの世界を取材してきた。「放送って面白い」と心から思える。番組に励まされたり慰められたりしている人が、いかにたくさんいることか。目の当たりにしてきたのが、私の記者人生だった。

【新放送人に向けて2022②】どんな経験も記者としての糧に
【新放送人に向けて2022②】どんな経験も記者としての糧に
繁澤 かおる

入社以来、10年以上報道部で記者やディレクターを経験してきました。記者としては、これまで、行政や医療・教育を主に担当し、記者としての仕事をしながら、公共キャンペーンCMのプロデューサーやドキュメンタリードラマのディレクターなどを務めてきました。私生活では、2歳の息子を育てる母です。 この春で、社会人

【新放送人に向けて2022①】萎縮しないために放送倫理を学ぼう
【新放送人に向けて2022①】萎縮しないために放送倫理を学ぼう
秋山 浩之

この春、放送業界に仲間入りされる新放送人たちに向けて、先輩からのメッセージなどを連続企画でお届けします。1回目は、放送に関する業務の基本となる放送倫理について、TBSテレビの秋山浩之さんにやさしく説明してもらいました。(編集部) もしあなたが作った番組が原因で誰かが傷ついたとしたら? あなたの良心は

「クレヨンしんちゃん」アニメ放送30周年 常に攻めの姿勢忘れず
「クレヨンしんちゃん」アニメ放送30周年 常に攻めの姿勢忘れず
佐野 敬信

今年で「クレヨンしんちゃん」はテレビアニメ放送開始30周年になります。毎週土曜日の夕方に放送しているテレビ放送以外にも、年に1回公開している映画や雑誌で連載されている漫画などがあり、それらがDVDや配信、コミックスなどになって日本のみならず海を越えて世界中の人に楽しんでいただいています。このように本

【海外メディア最新事情】米大学のスポーツ・ジャーナリズム教育 放送人のキャリア形成に大きな影響 仕事への高い満足感につながる
【海外メディア最新事情】米大学のスポーツ・ジャーナリズム教育 放送人のキャリア形成に大きな影響 仕事への高い満足感につながる
水野 剛也

米国の報道分野で、全国的に成長を見せている数少ない領域の一つがスポーツである。当然、求人も比較的多く、近年はスポーツ報道に特化した科目やカリキュラムを設ける大学が増えている。インターンシップも同様だ。しかし、勢いのある業界ゆえ、参入には厳しい競争が伴う。だからこそ、有望な学生を獲得・育成すべく、大学

【メディア時評】理工系学生と考える「望ましい社会」 男女平等、同性婚は当たり前 テレビドラマも想像の一助に
【メディア時評】理工系学生と考える「望ましい社会」 男女平等、同性婚は当たり前 テレビドラマも想像の一助に
治部 れんげ

2021年4月から理工系の大学で文系教養科目を教えている。私が担当しているのは「未来社会論」と題した授業だ。学年によって、子ども、ジェンダー、企業やリーダーシップなどの切り口を設定し、「望ましい未来の社会」を考える。自分が本気で望む未来について思い描き言語化することは、簡単ではない。年齢を問わず多く

ドキュメンタリー発信の潮流  作り手のモチベーション引き出す
ドキュメンタリー発信の潮流  作り手のモチベーション引き出す
編集部

近年、意欲的な作品や話題作が続々と発表されている映像ドキュメンタリーの世界。放送した番組の映画化やウェブでの配信、イベント化など、受け手に届けるための手法も多様化しつつある。ここでは4つの取り組みについて、その狙いや事業性などを聞いた。 アジアの制作者と連携 文化を通じた国際交流事業を担う独立行政法

【ローカルラジオ局の有料オンラインイベント 成功の秘訣】RCCラジオ 同社初のハイブリッド開催 イベントならではの"スペシャル感"を
【ローカルラジオ局の有料オンラインイベント 成功の秘訣】RCCラジオ 同社初のハイブリッド開催 イベントならではの"スペシャル感"を
編集部

広島の中国放送(RCC)ラジオが2月19日、同社の人気番組『かが屋の鶴の間』(金、23時30分~24時00分)の放送100回を記念し、イベント「こっちも鶴の間」を東京・渋谷のユーロライブで開催、有料配信も行った。同番組のイベント開催は2回目で、初回は2019年に広島で実施している。 広島出身の賀屋壮

【ローカルラジオ局の有料オンラインイベント 成功の秘訣 】RBCiラジオ 2年間で15本開催 「私の好きなこのラジオを残したい」が原動力の1つ
【ローカルラジオ局の有料オンラインイベント 成功の秘訣 】RBCiラジオ 2年間で15本開催 「私の好きなこのラジオを残したい」が原動力の1つ
やきそばかおる

沖縄の琉球放送(RBCi)ラジオではおよそ2年間で15本の有料オンラインイベントを開催している。月に一回のペースで行っており、いずれも好評だ。オンラインイベントは労力がかかるという印象があるが、成功の秘訣を琉球放送ラジオ局営業部の上原国泰さん(=写真㊤)にうかがった。同局初となるオンラインイベントは

英BBC マードックのドキュメンタリー通じ、世界のメディアへ警鐘~「21世紀メディアはどこへ向かう?」 ⑤
英BBC マードックのドキュメンタリー通じ、世界のメディアへ警鐘~「21世紀メディアはどこへ向かう?」 ⑤
津山 恵子

写真:マードックとトランプ前米大統領(BBC「マードック王国の台頭」ウェブサイトから) 世界的なメディア王、ルパート・マードックは今、どうしているのだろうか。 マードックが日本で「黒船来襲」と呼ばれたのは、1996年と26年も前のこと。彼が率いるメディア大手、ニューズ・コーポレーション(当時)とソフ

開票速報に"新たな発想"を~塚田祐之の「続・メディアウォッチ」⑤
開票速報に"新たな発想"を~塚田祐之の「続・メディアウォッチ」⑤
塚田 祐之

報道に長年携わった者として、"がく然"とした出来事がある。昨年10月31日。岸田政権発足後、すぐに行われた衆議院議員選挙の『開票速報特番』だ。各テレビ局は午後8時に投票が締め切られると、直ちに競って「政党別の獲得予測議席数」を発表。しかし今回、この数字が開票結果から大きく外れていたのだ。 しかも、"

もう誰も傷つかないために 報道は自殺を防止する力をもつ
もう誰も傷つかないために 報道は自殺を防止する力をもつ
髙橋 聡美

2020年、自殺者数がリーマン・ショック後の09年以来11年ぶりに増加した。とりわけ女性と若者の増加が顕著で、前年比で女性が約15%、未成年が約20%の増加であった。未成年女性に至っては約44%の増加となり、リーマン・ショック後とは自殺の実態が明らかに異なっている。コロナ禍の感染への不安や自粛生活な

【海外メディア最新事情】英国 BBC受信許可料廃止で論議 視聴者への価値提供の視点が重要に
【海外メディア最新事情】英国 BBC受信許可料廃止で論議 視聴者への価値提供の視点が重要に
入江 晃史

現在、BBCの受信許可料モデルの将来が英国で論議を呼んでいる。これまでも似たような話は時々報道されていたが、今回は現職閣僚の発言が発端となっており、しばらく論議は続きそうである。 大臣のツイートが契機 同発言は、1月16日にツイッターに投稿された。このツイートは、1月15日付のデイリーメール紙の記事

"隈元学校"の劣等生だった4年間~『探訪 ローカル番組の作り手たち』刊行に寄せて
"隈元学校"の劣等生だった4年間~『探訪 ローカル番組の作り手たち』刊行に寄せて
西野 輝彦

隈元信一氏の著書『探訪 ローカル番組の作り手たち』が2月11日に刊行されました(はる書房刊、四六判、232ページ、本体1,500円)。元朝日新聞論説委員で長年にわたり放送界を取材してきた隈元氏が全国53の放送局などを訪ね歩き、地域に根差した多様な作り手たちに光を当てたものです。『月刊民放』が隔月刊の

【メディア時評】ミステリーの"考察ブーム"続く 「犯罪者の更生」と向き合うドラマも 硬派な作品揃う――2021年秋クール
【メディア時評】ミステリーの"考察ブーム"続く 「犯罪者の更生」と向き合うドラマも 硬派な作品揃う――2021年秋クール
成馬 零一

2021年秋(10~12月)クールのドラマは、社会的なテーマをミステリーなど独自の切り口で描こうとする硬派な作品が多かった。 日曜劇場(TBS系日曜21時枠)の「日本沈没―希望のひと」(以下「日本沈没」)はその筆頭だ。本作は日本列島沈没を前にした混乱と選択を描いた壮大な物語。過去に何度もリメイクされ

【海外メディア最新事情】21ー22年米放送界 総括と展望 コロナ禍脱却で広告需要復活へ クロスプラットフォーム測定にも期待
【海外メディア最新事情】21ー22年米放送界 総括と展望 コロナ禍脱却で広告需要復活へ クロスプラットフォーム測定にも期待
渡邉 卓哉

2021年の米広告費は、コロナ禍からの脱却が意識され、広告主が消費に関して強気に転じたこともあり、20年比で大幅に改善した。特にデジタルは大きな伸びを記録し、20年に苦戦したテレビも広告需要が復活。調査会社のeMarketerによれば、春に行われるテレビ広告の一括事前取引であるアップフロントの取引額

メディアは災害報道の「メタ知識」を提供できていたか:COVID-19関連報道の総括に向けて
メディアは災害報道の「メタ知識」を提供できていたか:COVID-19関連報道の総括に向けて
橋本 純次

COVID-19(新型コロナウイルス感染症)は、情報社会のゆがみと、そこで理想的なコミュニケーションを実現することの困難を浮き彫りにした。例えばこれまでの期間、SNSやニュースサイトのコメント欄は負の感情に覆われ、とても冷静な議論ができる状況とはいえなかった。また、公権力と人々の、あるいはマスメディ

【2021年度(第76回)文化庁芸術祭賞受賞のことば ラジオ部門大賞】RSK山陽放送『塀の中のラジオ~贖罪と更生 岡山刑務所から』 隔絶された世界を伝える
【2021年度(第76回)文化庁芸術祭賞受賞のことば ラジオ部門大賞】RSK山陽放送『塀の中のラジオ~贖罪と更生 岡山刑務所から』 隔絶された世界を伝える
米澤 秀敏

土曜日の夜9時、岡山刑務所だけで放送されている「受刑者のためのリクエスト番組」が始まる。DJを担当するのも受刑者だ。彼らが聴きたい曲を、添えられたメッセージとともに紹介する30分間は、まさにラジオ番組。消灯後、眠りに就くまでのささやかな癒やしは、1980年から40年以上続く独自の取り組みだ。 主に初

フェイクニュースをめぐる議論の現在地~米国を中心にみる主流メディアの責任
フェイクニュースをめぐる議論の現在地~米国を中心にみる主流メディアの責任
田代 範子

これまでフェイクニュース*¹ の元凶といえばソーシャルメディアというのが定説だった。その責任の大きさはもちろん否定できないものの、最近では主流メディアや政治家らが発信・拡散したものも多いということがわかってきた。また、各方面での研究・調査により、政治的なフェイクニュースは、「無知」ではなく「偏向」に

【閲覧コーナー】地方発報道・番組の背景 深掘り『地方メディアの逆襲』/美術セットがもたらす効果を解説『テレビドラマの間取り』
【閲覧コーナー】地方発報道・番組の背景 深掘り『地方メディアの逆襲』/美術セットがもたらす効果を解説『テレビドラマの間取り』
編集部

前回に続き、昨年出版された放送・メディア関係の書籍を紹介する。今回は、テレビに関する書籍5冊と雑誌の論考をまとめた。 「webちくま」での連載をまとめた松本創『地方メディアの逆襲』(ちくま新書)は、民放ローカルテレビ3局と地方紙3紙を舞台に、近年話題となっている地方発の報道・番組の背景を深掘りした。

「放送局がSNSとうまく付き合っていくために」後編 実際にどのようにしてトラブルが生じるのか~「『現場で活かせる』法律講座シリーズ」③
「放送局がSNSとうまく付き合っていくために」後編 実際にどのようにしてトラブルが生じるのか~「『現場で活かせる』法律講座シリーズ」③
國松 崇

SNSをめぐるトラブルについて、前編では主なトラブルの種類や内容のポイントについて解説を加えたが、後編ではSNSを使用する場面において、実際にはどのような状況下においてこうしたトラブルが発生するのか、という点について具体的に解説していきたい。また、末尾にSNSに関する最近の裁判例を紹介しているので、

【2021年度(第76回)文化庁芸術祭賞受賞のことば テレビ・ドキュメンタリー部門大賞】テレビ岩手『たゆたえども沈まず』 震災後10年 人間の慈しみ描く
【2021年度(第76回)文化庁芸術祭賞受賞のことば テレビ・ドキュメンタリー部門大賞】テレビ岩手『たゆたえども沈まず』 震災後10年 人間の慈しみ描く
遠藤 隆

ローカル局の良さというと、地域に密着した情報や映像をきめ細かく集めることができること。東日本大震災のような大災害に際しては、地元局に加えて系列局の応援も入るので発生当初は膨大な量の映像が集まった。また、その後も日常的に被災地の取材を続けることができた。今回の番組では、テレビ岩手が続けてきた定点観測の

台湾で事業基盤強化 宮崎牛はじめ宮崎県産品の海外販路拡大 宮崎放送グループ
台湾で事業基盤強化 宮崎牛はじめ宮崎県産品の海外販路拡大 宮崎放送グループ
高田 智康

株式会社トレードメディアジャパン(TMJ)は、2018年7月、MRT宮崎放送のグループ会社として「地域と共に成長し、地域の経済に貢献する」を企業スピリットとして掲げスタート。昨年10月には三井住友トラスト・インベストメントが運営管理するファンドからの出資を受け、資金・人材の経営基盤強化を図り、新たな

テレビは性の多様性をどのように伝えてきたか~「子どもとメディア」③
テレビは性の多様性をどのように伝えてきたか~「子どもとメディア」③
加藤 理

昨年の「NHK紅白歌合戦」は司会を紅組と白組に分けず、「Colorful~カラフル~」をテーマにしていました。さまざまな色が現れる画面越しに、現代社会の課題である多様性を認め合う社会の実現に思いを馳せた方も多かったと思います。 性の多様性は、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーそれぞ

こんな時だからこそCESに行ってみた
こんな時だからこそCESに行ってみた
長井 展光

「世界最大のテクノロジーの祭典」と言われるCES(元々はコンシューマー・エレクトロニクス・ショー)。年初にアメリカ・ラスベガスで20万人近くを集める巨大イベントだが、昨年はコロナ禍でオンライン開催に。今年はオンラインと並行してリアル開催を復活させるというので、プライベートで「エィ、ヤッ!」と行ってみ

盛り上がりに欠くNHKプラスへのニーズ~同時/見逃し視聴サービスの利用意向に関する調査結果⑤
盛り上がりに欠くNHKプラスへのニーズ~同時/見逃し視聴サービスの利用意向に関する調査結果⑤
木村 幹夫

※第1回、第2回、第3回、第4回に続く論考です。 最終回となる今回は、2020年春に民放に先駆けて開始された常時同時配信"NHKプラス"へのニーズを見てみよう。 ご承知のようにNHKプラスでは、NHKの受信契約者を対象として、総合と教育(Eテレ)の番組の大部分がリアルタイムと1週間の見逃し配信のセッ

ローカル局の同時配信へのニーズはキー局以上にある可能性も~同時/見逃し視聴サービスの利用意向に関する調査結果④
ローカル局の同時配信へのニーズはキー局以上にある可能性も~同時/見逃し視聴サービスの利用意向に関する調査結果④
木村 幹夫

※第1回、第2回、第3回に続く論考です。 在京キー局の多くは、2022年春ごろより、プライムタイム限定で全国を対象としたネット同時配信を開始する予定とされている。言うまでもなく、プライムタイムの番組のほとんどはキー局から送られるネットワーク番組であり、全国で同じ時間にほぼ同じ番組が放送されている。従

【閲覧コーナー】映像祭の歴史と未来つづる『地域発ドキュメンタリーが社会を変える』/ ラジオ記者の目線で発信『ラジオ報道の現場から』
【閲覧コーナー】映像祭の歴史と未来つづる『地域発ドキュメンタリーが社会を変える』/ ラジオ記者の目線で発信『ラジオ報道の現場から』
編集部

放送やドキュメンタリー、ジャーナリズムにまつわる書籍が多数刊行された2021年。2回にわたりこれらを紹介する。今回は、報道現場の実態やジャーナリズムの根源を検討した9冊を取り上げる。 ドキュメンタリー、報道の実相 2020年で40回目を迎えた「地方の時代」映像祭。その歴史を振り返り、今後のあり方を深

【「地方の時代」映像祭2021グランプリ】 岡山放送「忘れてはいけないこと~認知症受刑者が問いかけるもの」 塀の中の現実伝える
【「地方の時代」映像祭2021グランプリ】 岡山放送「忘れてはいけないこと~認知症受刑者が問いかけるもの」 塀の中の現実伝える
岸下 恵介

「前へ進め!」。刑務官の威勢のいい声が塀の中に響く。岡山市中心部から車で30分ほど離れた場所にある岡山刑務所。受刑者の数は400人余りだ。初犯で刑期10年以上の男性受刑者が収容されていて、半数以上が無期懲役。人命を奪った生命・身体犯が大半を占める。 岡山放送では2005年に受刑者の過剰収容問題、刑務

「放送局がSNSとうまく付き合っていくために」 前編 SNS利用時に注意すべきポイント~「『現場で活かせる』法律講座シリーズ」②
「放送局がSNSとうまく付き合っていくために」 前編 SNS利用時に注意すべきポイント~「『現場で活かせる』法律講座シリーズ」②
國松 崇

このデータ(下図)を見れば分かるように、友人とのコミュニケーションから、広く社会に向けた情報発信まで、Twitter、Instagram、TikTok、LINEなどに代表されるSNSは、特に若い世代において今や日常生活に欠かせないツールとなった。これは放送局にとっても例外ではなく、例えば「バズった」

放送番組の違法配信撲滅キャンペーン 「違法だよ!あげるくん」の新作CM完成を機に
放送番組の違法配信撲滅キャンペーン 「違法だよ!あげるくん」の新作CM完成を機に
前田 優子

「テレビ番組には、放送局や制作会社のみならず、出演者・原作者・脚本家・作詞家・作曲家・レコード会社など多くの方の権利(著作権・著作隣接権など)が含まれており、テレビ番組を許諾無くインターネット上にアップロードし公開することは、これらすべての権利を侵害する行為です。」 これは、民放連の「放送番組の違法

10代の気持ちに返って~学生向けラジオ番組パーソナリティ座談会 ラジオをみんなの居場所に③
10代の気持ちに返って~学生向けラジオ番組パーソナリティ座談会 ラジオをみんなの居場所に③
編集部

座談会当日の模様(左上:三浦ちあきさん、右上:やきそばかおるさん、左下:大窪シゲキさん、右下:辻満里奈さん) 大窪シゲキさん(広島エフエム「大窪シゲキの9ジラジ」メインパーソナリティ) 三浦ちあきさん(和歌山放送「WA!ERA」元メインパーソナリティ) 辻満里奈さん(RKB毎日放送アナウンサー、「カ

"全肯定"で受け止める~学生向けラジオ番組パーソナリティ座談会 ラジオをみんなの居場所に②
"全肯定"で受け止める~学生向けラジオ番組パーソナリティ座談会 ラジオをみんなの居場所に②
編集部

座談会当日の模様(左上:三浦ちあきさん、右上:やきそばかおるさん、左下:大窪シゲキさん、右下:辻満里奈さん) 大窪シゲキさん(広島エフエム「大窪シゲキの9ジラジ」メインパーソナリティ) 三浦ちあきさん(和歌山放送「WA!ERA」元メインパーソナリティ) 辻満里奈さん(RKB毎日放送アナウンサー、「カ

AM、ローカル局ラジオのこれから~塚田祐之の「続・メディアウォッチ」④
AM、ローカル局ラジオのこれから~塚田祐之の「続・メディアウォッチ」④
塚田 祐之

前回の連載では、徳島の四国放送ラジオの番組『JRT 日曜懐メロ大全集』で44年活躍している81歳のラジオ・パーソナリティ、梅津龍太郎さんのラジオと地域にかける思いに焦点をあてた。全国の民放AMラジオ局には、それぞれの地域で長年親しまれているパーソナリティが活躍し、局の"顔"ともいえる番組がある。 2

若い世代の挑戦広げたい~学生向けラジオ番組パーソナリティ座談会 ラジオをみんなの居場所に①
若い世代の挑戦広げたい~学生向けラジオ番組パーソナリティ座談会 ラジオをみんなの居場所に①
編集部

座談会当日の模様(左上:三浦ちあきさん、右上:やきそばかおるさん、左下:大窪シゲキさん、右下:辻満里奈さん) 大窪シゲキさん(おおくぼ・しげき)1979年生まれ。大阪府出身。2000年に開始した広島エフエム「9ジラジ」でADを担当した後、07年から「大窪シゲキの9ジラジ」メインパーソナリティ。同番組

同時配信の利用形態~もっぱら自宅で利用、テレビ受像機視聴も多い?~同時/見逃し視聴サービスの利用意向に関する調査結果③
同時配信の利用形態~もっぱら自宅で利用、テレビ受像機視聴も多い?~同時/見逃し視聴サービスの利用意向に関する調査結果③
木村 幹夫

今回は、同時配信がどのような状況でどんなデバイスを使って見られるのかについての調査結果を紹介する。テレビをスマホで視聴可能な同時配信は、もっぱら外出先などで利用されるのだろうか? テレビのない部屋ではスマホ、リビングではテレビで 図表8に"地上波民放テレビの同時配信/見逃し視聴サービスをどのように利

「フューチャー・オブ・テレビジョン」  新型コロナで変わるライフスタイルにテレビが対応するには~「21世紀メディアはどこへ向かう?」 ④
「フューチャー・オブ・テレビジョン」 新型コロナで変わるライフスタイルにテレビが対応するには~「21世紀メディアはどこへ向かう?」 ④
津山 恵子

Netflixなどサブスクリプション・ビデオ・オンデマンド(SVOD)業界との全面対決となってきたアメリカの放送業界。人々をSVODに向かわせるトレンドを後押ししたのが、新型コロナウイルスの感染拡大による「ステイ・アット・ホーム経済」で、その影響は2022年、3年目に突入した。 SVOD業界との競争

2年ぶりに名古屋で「愛知・岐阜・三重制作者フォーラム」開催 作り手のあるべき姿勢を深掘り 放送文化基金
2年ぶりに名古屋で「愛知・岐阜・三重制作者フォーラム」開催 作り手のあるべき姿勢を深掘り 放送文化基金
編集部

愛知・岐阜・三重の放送局と放送文化基金が共催する「愛知・岐阜・三重制作者フォーラム」が2021年12月17日、名古屋市のCBCホールで開かれた。地元局の若手制作者らが自身の番組を通じて交流し、ゲストとともに議論を深めるこの催し。2021年度は全国5地区でのフォーラムを予定していたが、コロナ禍により名

同時配信は"テレビ受像機離れ"に有効か~同時/見逃し視聴サービスの利用意向に関する調査結果②
同時配信は"テレビ受像機離れ"に有効か~同時/見逃し視聴サービスの利用意向に関する調査結果②
木村 幹夫

今回は、本題であるネット同時配信のニーズについて見ていく。なお、前回の冒頭でも触れたように、インターネット調査では、一般的にテレビ視聴時間が長い70代以上が含まれないだけでなく、ネットのヘビーユーザーの含有率が世の中の平均的な水準よりも高くなるため、メディアへの接触・利用に関しては、一般的にネットに

81歳のラジオ・パーソナリティ~塚田祐之の「続・メディアウォッチ」③
81歳のラジオ・パーソナリティ~塚田祐之の「続・メディアウォッチ」③
塚田 祐之

日曜日の午後1時。時報とともに、ラジオからビリー・ヴォーン楽団が演奏する『浪路はるかに』のゆったりとした曲が流れてくる。徳島にある四国放送ラジオ『JRT 日曜懐メロ大全集』、2時間55分の生放送の始まりだ。 この番組のパーソナリティは、梅津龍太郎さん、81歳。昭和52(1977)年に『演歌懐メロ日曜

テレビ東京『午後のロードショー』25周年 "素敵な映画体験"を届け続けて 地上波における映画放送の文化を守る
テレビ東京『午後のロードショー』25周年 "素敵な映画体験"を届け続けて 地上波における映画放送の文化を守る
岡本 英一郎

『午後のロードショー』(毎週月~金、13・40~15・40)は、1996年4月1日にスタートし、2021年1月22日に放送5,000回、同年4月1日に放送25周年を迎えることができました。ここまで番組が続いてきたのは、ひとえに『午後のロードショー』をご覧いただいている視聴者の皆さまのおかげです。あら

【インタビュー ナイツさん】漫才師としての舞台があってこそのラジオ
【インタビュー ナイツさん】漫才師としての舞台があってこそのラジオ
豊田 拓臣

ナイツ2001年結成、マセキ芸能社所属の漫才コンビ。内海桂子に師事。08年、『M-1グランプリ』の決勝に進出し、スターダムへ駆け上る。漫才協会所属。落語芸術協会の三遊亭小遊三一門でもある。22年1月現在の担当ラジオ番組は『ナイツ ザ・ラジオショー』(ニッポン放送、月~木曜13・00~15・30)、『

【インタビュー 佐藤泉・RKB毎日放送代表取締役社長】外からの視点を持って地域との連携進める
【インタビュー 佐藤泉・RKB毎日放送代表取締役社長】外からの視点を持って地域との連携進める
編集部

2021年6月にRKB毎日放送の社長に就任された佐藤泉氏は就任時54歳という若さで、世代交代を印象づけた。「民放online」では、創立70周年を迎えた老舗局の舵取りを担うことになった佐藤社長に話を聞いた。 ――子どものころ、どんなテレビ・ラジオに接していましたか。大学を卒業するまでずっと野球をやっ

放送のインターネット同時配信利用のニーズを探る~同時/見逃し視聴サービスの利用意向に関する調査結果①
放送のインターネット同時配信利用のニーズを探る~同時/見逃し視聴サービスの利用意向に関する調査結果①
木村 幹夫

2020年3月、NHKは地上波テレビ放送の常時ネット同時配信サービスと見逃し視聴(キャッチ・アップ)サービスを組み合わせた"NHKプラス"を開始した。それまで日本では、一部の衛星放送の有料チャンネル以外では、インターネット上での放送の常時同時配信は行われていなかった。NHKプラスは日本における初めて

【メディア時評】テレビの黄金時代を担った人たち 橋田壽賀子さん、鴨下信一さんらを悼む
【メディア時評】テレビの黄金時代を担った人たち 橋田壽賀子さん、鴨下信一さんらを悼む
鈴木 嘉一

年の瀬を迎えると、その年に亡くなった人々に思いをはせる。放送界では、文化功労者や文化勲章に選ばれた名脚本家の橋田壽賀子をはじめ、優れた演出家や俳優たちの死が相次いだ。 大正末期に生まれ、「激動の昭和」と平成、令和の4代を生き抜いた橋田は4月4日、95歳で死去した。常に大衆の身近な題材を取り上げ、半世

JNN全28局が"SDGメディア・コンパクト"加盟~全国規模で社会課題の解決を目指す
JNN全28局が"SDGメディア・コンパクト"加盟~全国規模で社会課題の解決を目指す
井上 波

「SDGメディア・コンパクト」は、SDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)の達成を後押しするうえで「メディアとエンターテインメント業界の果たす役割が不可欠」という認識のもと、国連のグテーレス事務総長が2018年に発足させたイニシアチブ。加盟したメディ

【2021年民放連賞 ラジオ準グランプリ受賞のことば】『オールナイトニッポン』を通じて全国のリスナーに寄り添う
【2021年民放連賞 ラジオ準グランプリ受賞のことば】『オールナイトニッポン』を通じて全国のリスナーに寄り添う
冨山 雄一

今から10年前、2011年3月18日(金)深夜1時、1つのラジオ特番が放送されました。番組名は『サンドウィッチマンのオールナイトニッポン』。東日本大震災から1週間、日本全体が未曾有の大災害に直面する中でした。震災発生から緊急報道が続き、全国ネットで放送する『オールナイトニッポン』も休止を余儀なくされ

2021年日本民間放送連盟賞(民放連賞)記事まとめ
2021年日本民間放送連盟賞(民放連賞)記事まとめ

「民放online」では2021年日本民間放送連盟賞(民放連賞)の関連記事を多数掲載しています。このページではグランプリ・準グランプリや部門ごとにそれらの記事を整理してみました。ぜひご覧ください! 【グランプリ・準グランプリ】<ラジオ>審査講評/グランプリ受賞のことば/準グランプリ受賞のことば<テレ

【2021年民放連賞 テレビ準グランプリ受賞のことば】「おひさま家族」の姿 これからも追い続ける
【2021年民放連賞 テレビ準グランプリ受賞のことば】「おひさま家族」の姿 これからも追い続ける
中村 潔

私が清麟太郎君(18)と出会ったのは12年前。祖母・文子さんが『りんくんとおひさまとしゃぼんだま』という本を自費出版したことがきっかけです。 「りんくんは おひさまのひかりに あたることができないびょうきです。だからりんくんは あさはやく おひさまがでていないこうえんで じいじとあそびます」という書

サッカーには放送の力が必要~地元局でのノウハウをサンフレッチェ広島の経営に活かして
サッカーには放送の力が必要~地元局でのノウハウをサンフレッチェ広島の経営に活かして
仙田 信吾

昨年1月、中国放送、RCCフロンティアを卒業して、サンフレッチェ広島社長に就任しました。この年2月23日の開幕戦、難敵鹿島アントラーズをホームに迎え3対0で打ち破り、最高のスタートを切りました。しかし、これがコロナの影響を受けない唯一の試合だったのです。 この開幕戦には、放送で培ったノウハウをつぎ込

日本テレビ「ジェンダーチームプロジェクト」 ジェンダーを身近に話せるメディアに
日本テレビ「ジェンダーチームプロジェクト」 ジェンダーを身近に話せるメディアに
長谷部 真矢

「なんか、モヤモヤするね......」。きっかけは報道フロアでの同僚との何気ない立ち話だった。時は今年2月、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長の「わきまえている女性」発言が、私たちの働く日本テレビを含め、あらゆるテレビニュースで連日大きく報道されていた。 私自身、職場で耳にする

【2021年民放連賞 テレビグランプリ受賞のことば】ゆっくり築いた関係が持続可能な取材を開く
【2021年民放連賞 テレビグランプリ受賞のことば】ゆっくり築いた関係が持続可能な取材を開く
鈴木 祐司

愛知県豊橋市に「久遠(くおん)チョコレート」という手作りの専門店があります。代表は、夏目浩次さん(44歳)。「チョコレートな人々」は、その夏目さんの17年間を追った番組です。 2002年、豊橋の寂れゆくシャッター商店街で夏目青年に出会いました。障がいのあるスタッフ3人とパン屋を始めようと空き店舗に入

【海外メディア最新事情】 メディア・エンタメ分野が矛先に 中国でエスカレートする管理統制 体制維持強化が最大の目的
【海外メディア最新事情】 メディア・エンタメ分野が矛先に 中国でエスカレートする管理統制 体制維持強化が最大の目的
青﨑 智行

3期目突入を確実にした習近平指導部による管理統制強化がエスカレートする一方だ。その矛先はメディア・エンターテインメント分野、とりわけ巨大ネット企業に向けられている。昨年末に独占禁止法の改正・運用強化が宣言され、今年はアリババ、テンセント、バイドゥなど主要ネット企業が巨額の罰金を徴収されたほか、テンセ

【メディア時評】次世代が震災を学ぶ機会に 「3月ジャーナリズム」が抱える課題 テレビが伝えた復興 多角的に検証
【メディア時評】次世代が震災を学ぶ機会に 「3月ジャーナリズム」が抱える課題 テレビが伝えた復興 多角的に検証
笹田 佳宏

東日本大震災から10年、この間にメディア界に新しい言葉が生まれた。「3月ジャーナリズム」である。同じような言葉として、「原爆の日」や「終戦記念日」に合わせるように、戦争や平和についての報道が8月に目立つことを表現した「8月ジャーナリズム」がある。これには、戦争や平和について考える番組や記事が8月に集

メディアとジェンダー:メディア業界におけるジェンダーバランスの現状と改善に向けて
メディアとジェンダー:メディア業界におけるジェンダーバランスの現状と改善に向けて
阿部 るり

2021年は「ジェンダー」をめぐるニュースが大きな注目を浴びた。2月の森喜朗元首相の「女性蔑視発言」に始まり、6月の「LGBT法案」見送り、恒例の「新語・流行語大賞」に「ジェンダー平等」がノミネートされた。 新聞社のデータベースを利用して「ジェンダー」に関連する記事件数の変化を調べてみると、この10

【2021年民放連賞 ラジオグランプリ受賞のことば】ラジオが持つ機能の「本質的恐さ」 制作者としてリアルに伝えたい
【2021年民放連賞 ラジオグランプリ受賞のことば】ラジオが持つ機能の「本質的恐さ」 制作者としてリアルに伝えたい
関根 英生

民間放送70周年という節目の民放大会で「軍属ラジオ」が最高賞であるところのグランプリを頂戴できたことはこの上ない喜びです。審査に当たっていただきました審査員の皆様にあらためて感謝を申しあげます。 また、来年2月までに全国の民放ラジオで放送していただけるとのこと、これは制作者としては最高の喜びであり、

FM放送とインターネットラジオの両方を聴くことができる「ラジスマ」、ご存じですか?
FM放送とインターネットラジオの両方を聴くことができる「ラジスマ」、ご存じですか?
高田 滋

ラジスマは、radikoアプリでFM放送とインターネットラジオを切り替えて聴くことができるスマートフォンです。ラジスマ対応のスマートフォンには、「radiko+FM」のアプリケーションがプリインストール(一部メーカーの機種はアプリケーションのダウンロード/インストールが必要)されています。 FM放送

ジェンダー形成とメディア~「子どもとメディア」②
ジェンダー形成とメディア~「子どもとメディア」②
加藤 理

社会的・文化的に作られた性差を指す「ジェンダー」という言葉は、日本でも広く認知されるようになっています。それにもかかわらず、世界の男女平等ランキングを示す「ジェンダー・ギャップ指数」2021年版で日本は153カ国中120位、G7諸国の中では最下位という結果でした。 この指数は、「ジェンダー間の経済的

なぜその「問い」への道は塞がれているのか~皇室とメディアの関係はこの国の自画像
なぜその「問い」への道は塞がれているのか~皇室とメディアの関係はこの国の自画像
水島 久光

10月後半のある午後、私は自宅近くのカフェでいつものように原稿書きの仕事をしていた。すると隣の席に、70~80代と思しき3人のご婦人が座った。恐らく一番年長と思われる方が口火を切った。「私はね、絶対だめだと思うの」――それからほぼ1時間、私が席を立つまでずっと同じ話が続いていた。例の「眞子さま」の一

マスコミ学会2021年秋季大会 次世代に開かれたテレビ・ドキュメンタリーの新たな形を討論
マスコミ学会2021年秋季大会 次世代に開かれたテレビ・ドキュメンタリーの新たな形を討論
編集部

日本マス・コミュニケーション学会は、11月6日に2021年秋季大会をオンラインで開催した。このうち、テレビ・ドキュメンタリーをテーマにしたワークショップ「テレビ・ドキュメンタリーに未来はあるか?――世代、地域、メディアを越えて」では、次世代に開かれたテレビ・ドキュメンタリーの新たな形について討論が行

『ウルトラ』と『金妻』を横断する閃き ――飯島敏宏さんを偲んで
『ウルトラ』と『金妻』を横断する閃き ――飯島敏宏さんを偲んで
樋口 尚文

1932年生まれの飯島敏宏(2021年10月17日没、89歳)の生涯は、民放ドラマ史そのものであったと言えるだろう。戦前戦中の多くの子どもたちがそうであったように、飯島は雑誌「少年倶楽部」に描かれる大陸雄飛譚や時代劇のファンタジーに夢中な"軍国少年"であったが、願書を出していた陸軍幼年学校で教育を受

選挙報道のお行儀~選挙報道・特番は視聴者に何を伝えようとしたのか
選挙報道のお行儀~選挙報道・特番は視聴者に何を伝えようとしたのか
山田 健太

2021総選挙が終わって少し落ち込んでいる。理由は結果、ではない。ちなみに自民「完勝」はおおよそ想定どおりで、すでに投開票前に公言していたところだ。傷心の理由は、筆者周辺の学生の投票率の伸び悩みにある。学科名がジャーナリズム学科であることとも関係し、少し口幅ったく言えば「賢い市民」を育てることが使命

【メディア時評】ジャンル多様な音楽家の番組揃う 未来の喋り手にも期待 2021年秋のラジオ新番組
【メディア時評】ジャンル多様な音楽家の番組揃う 未来の喋り手にも期待 2021年秋のラジオ新番組
やきそばかおる

ツイッターやインスタグラムのほか、SNSで動画を公開したり、音声配信アプリで自分の思いを自由に配信できる時代、受け手側も魅力的な人を発掘しやすくなった。今秋は、地域にゆかりのある人が専門分野を活かした番組が続々と登場している。 中でも音楽家の番組が目立つ。今改編に先立って、話題のピアニスト・ハラミち

【メディア時評】ドラマ史変える"怪作"の試み 原作活かした映像化/SNS・配信との融合 「グルメドラマ」が独自の発展――2021年夏クール
【メディア時評】ドラマ史変える"怪作"の試み 原作活かした映像化/SNS・配信との融合 「グルメドラマ」が独自の発展――2021年夏クール
成馬 零一

2021年夏(7~9月)クールのテレビドラマは、東京オリンピック・パラリンピックの開催期間と重なっていたこともあってか、話題作が少なく全体的に低調だった。だが、不作だったかというと決してそんなことはなく、意外な良作・怪作が多かった。 中でも一番楽しめたのが「ハコヅメ~たたかう!交番女子」(日本テレビ

【2021年民放連賞審査講評(グランプリ審査:テレビ)】ローカル局ならではの企画や表現力、情熱に圧倒
【2021年民放連賞審査講評(グランプリ審査:テレビ)】ローカル局ならではの企画や表現力、情熱に圧倒
稲垣 衆史

【10月14日審査】審査委員長=高橋源一郎(作家、日本テレビ放送網番組審議会委員)審査員=稲垣衆史(毎日新聞学芸部記者)亀井典明(ADKマーケティング・ソリューションズ取締役メディア&ソリューション統括、日本広告業協会メディア委員会委員)小山薫堂(放送作家・脚本家、フジテレビジョン番組審議会委員)

【2021年民放連賞審査講評(グランプリ審査:ラジオ)】ラジオだからこそ伝わる構成や内容
【2021年民放連賞審査講評(グランプリ審査:ラジオ)】ラジオだからこそ伝わる構成や内容
後藤 洋平

【10月14日審査】審査委員長=林 和男(ぴあ相談役Co-founder、J-WAVE番組審議会委員長)審査員=猪岡 慶(時事通信社文化特信部記者)岩﨑 晃(明治マーケティング・開発統括本部宣伝部長、日本アドバタイザーズ協会テレビ・ラジオメディア委員会委員)後藤洋平(朝日新聞編集委員(放送担当))佐

【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(テレビドラマ)】福島中央テレビ  浜の朝日の嘘つきどもと
【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(テレビドラマ)】福島中央テレビ  浜の朝日の嘘つきどもと
菅澤 大一郎

このたびは大変栄誉ある賞を頂き、この上ない光栄であるとともに深く感謝いたします。「浜の朝日の嘘つきどもと」は開局50周年記念作品として制作しました。コロナ禍により、さまざまな周年イベントを中止せざるを得なかった中での最大の喜びとなりました。 さかのぼること5年、開局45周年の際に福島県内民放テレビと

【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(放送と公共性)】岡山放送 OHKアナウンサー出張朗読会~地域と紡いだ10年の歩み
【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(放送と公共性)】岡山放送 OHKアナウンサー出張朗読会~地域と紡いだ10年の歩み
篠田 吉央

物語の内容に合わせ、笑ったり驚いたり、真剣に朗読に聞き入る子どもたちが見せる素直な反応は、普段テレビカメラに向かって話すことが中心の私たちアナウンサーにとって、うれしくもあり緊張感もある貴重な機会です。10年の継続は、子どもたちに読書の楽しさを届けただけでなく、研修やまとまった練習の時間を確保できな

【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(テレビ報道)】テレビ西日本 すくえた命~太宰府主婦暴行死事件
【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(テレビ報道)】テレビ西日本 すくえた命~太宰府主婦暴行死事件
塩塚 陽介

「寄り添う」という言葉をよく耳にする。政治しかり、警察しかり、報道しかり。では、何をすれば寄り添っていると言えるのだろう。私はその理念を何となく理解しているつもりだったが、今回の調査報道で身に染みて分かった。寄り添うとは背負うことだ。 この番組の制作を担当したのは偶然だった。元々は警察班キャップの先

【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(テレビ教養)】静岡放送 おひさま家族~りんくん一家の17年
【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(テレビ教養)】静岡放送 おひさま家族~りんくん一家の17年
中村 潔

「おひさま家族」を取材した10年間は制作者として幸せな、そして勉強させていただくことが多い日々でした。番組は死を避けて語ることはできず、麟太郎君が長く生きられないことにも触れています。取材では常に、どこまで踏み込んでいいものか、懸命に生きる家族に現実を突きつけることにならないかという葛藤がありました

【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(テレビエンタ―テインメント)】山口放送 俺たち ウォーターボーイズ!!
【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(テレビエンタ―テインメント)】山口放送 俺たち ウォーターボーイズ!!
田村 康夫

人口3,000人の小さな町・阿武町を盛り上げようと若者たちが結成したシンクロナイズド(アーティスティック)スイミングチーム「ABUウォーターボーイズ」を追った番組です。500人の観客をたちまち笑顔にするダイナミックで元気な演技。その陰にある努力や苦悩を5年にわたり記録しました。彼らの「一生懸命」は必

【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(青少年向け番組)】福井放送 FBCスペシャル 拝啓 連也様 ~マスク越しの闘病20年 
【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(青少年向け番組)】福井放送 FBCスペシャル 拝啓 連也様 ~マスク越しの闘病20年 
東海 佳奈子

マスクを外せない生活はいつまで続くのか――。私たちがコロナ禍で痛感したのは、感染症の怖さではないでしょうか。難病を抱える連也さんは、生まれてからずっとこの恐怖と闘っているのです。連也さんが発症した難病「高IgD症候群」は、慢性的な炎症に加え、感染症を発端に全身に激しい炎症が起こるもので、患者は国内に

「地デジ10年」テレビはどう変わったか~塚田祐之の「続メディアウォッチ」②
「地デジ10年」テレビはどう変わったか~塚田祐之の「続メディアウォッチ」②
塚田 祐之

「7月24日」は何の日かご存じでしょうか。今年は東京2020オリンピックの開会式翌日でした。10年前の2011年7月24日正午、東日本大震災で甚大な被害を受けた東北3県を除いた全国44都道府県で、地上波テレビがアナログ放送を終了。それまでのアナログ受信機では、テレビ放送が見えなくなり、一斉にデジタル

【2021年民放連賞審査講評(特別表彰部門:青少年向け番組)】さまざまな困難を乗り越え、ともに希望を見いだす
【2021年民放連賞審査講評(特別表彰部門:青少年向け番組)】さまざまな困難を乗り越え、ともに希望を見いだす
加藤 理

8月23日中央審査【参加/17社=17本】審査委員長=加藤 理(文教大学教授)審査員=井上祐紀(児童精神科医、福島県立矢吹病院副院長)、やすみりえ (川柳作家)、山田洋子(日本PTA全国協議会副会長) コロナ禍の中で、多くの青少年はさまざまなことを我慢し、多くのことを諦め、かけがえのない日々をこの状

【2021年民放連賞審査講評(特別表彰部門:放送と公共性)】ローカル局の公共性、信頼性を背景として地域社会に貢献
【2021年民放連賞審査講評(特別表彰部門:放送と公共性)】ローカル局の公共性、信頼性を背景として地域社会に貢献
音 好宏

8月25日中央審査【参加/14社=14件】審査委員長=音 好宏(上智大学教授)審査員=石澤靖治(学習院女子大学教授・元学長)、草野満代(フリーアナウンサー)、田家秀樹(音楽評論家、ノンフィクション作家)、水島久光(東海大学教授) 今年の応募は、ローカル民放局が地域社会から期待されている公共性、信頼性

【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(ラジオ生ワイド)】エフエム北海道 IMAREAL
【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(ラジオ生ワイド)】エフエム北海道 IMAREAL
森本 優

「面白くない」「つまらない」「嫌い」。番組開始当初、SNSで浴びた言葉です。4年半前の私は、学生の頃から夢見ていた自分の生ワイド番組に浮足立っていました。あの頃も今も変わらず「あなた」に向けてラジオをやっていますが、あの頃の私は99の応援よりも1の刃に敏感になり、気付けばスタジオに入ると咳が止まらな

【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(ラジオエンターテインメント)】 ニッポン放送 サンドウィッチマンのオールナイトニッポン
【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(ラジオエンターテインメント)】 ニッポン放送 サンドウィッチマンのオールナイトニッポン
冨山 雄一

2011年3月18日金曜日の深夜25時から放送した特番「サンドウィッチマンのオールナイトニッポン」。東日本大震災から1週間、ラジオでは緊急報道、ライフラインに関する情報が続きました。そうした中で彼らの地元・宮城県の東北放送でも、急きょこの特番の放送が決定。被災者に寄り添った言葉を届けるべきなのか、お

業界地図を塗り替えるOTTサービスとコード・カッティング~「21世紀メディアはどこへ向かう?」 ③
業界地図を塗り替えるOTTサービスとコード・カッティング~「21世紀メディアはどこへ向かう?」 ③
津山 恵子

オーバー・ザ・トップ(OTT)サービス最大手、米ネットフリックス(Netflix)の勢いは、米国から世界に飛び出て、とどまるところを知らない(冒頭の画像はニューヨークのタイムズ・スクエア。かつては、テレビドラマや映画のビルボードが目立ったが、今や地下鉄駅広告まで、OTTによるドラマシリーズの広告が席

【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(ラジオ教養)】ラジオ関西 「BORDER」~ヒョーゴスラビアにおける県境とは?
【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(ラジオ教養)】ラジオ関西 「BORDER」~ヒョーゴスラビアにおける県境とは?
安田 晴彦

初対面の方と出身県が同じというだけで一気に心の距離が縮まる、という経験は誰にでもあると思います。ひいきのスポーツチームの応援などもそうですが、かねて「県」という枠組みへの帰属意識を興味深く感じていました。 ラジオ関西の本社がある兵庫県は、南は徳島県、西は岡山県と鳥取県、東は京都府と大阪府に接し、地域

放送史から「放送のローカリティ」を捉え直す
放送史から「放送のローカリティ」を捉え直す
樋口 喜昭

先日、ある学生から、「地元のテレビ局が大好きな友人がいて、将来、そこで働きたいがどうしたらいいかわならないと言っている。先生、一度会ってもらえますか?」との相談を受けた。近年テレビを全く見ないという学生が多いというのに、いったいどんな学生だろうという興味もあって早速会って話を聞いた。 その学生は、子

【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(ラジオ報道)】文化放送 文化放送戦後75年スペシャル 封印された真実~軍属ラジオ
【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(ラジオ報道)】文化放送 文化放送戦後75年スペシャル 封印された真実~軍属ラジオ
関根 英生

太平洋戦争におけるラジオ放送は、政府のプロパガンダに利用され、真実を正確に伝えるという本来の使命と真逆の役割を担わされました。さらに、アメリカのプロパガンダ放送を自国民に聞かせたくない日本政府は、各地で「防遏(ぼうあつ)放送」と呼ばれる妨害電波の放送(ジャミング)を実行します。その拠点が、事もあろう

WHO IS BANKSY?「バンクシーって誰?展」に行ってみた テレビ局が手がけるからこそ伝わる作品のメッセージ性
WHO IS BANKSY?「バンクシーって誰?展」に行ってみた テレビ局が手がけるからこそ伝わる作品のメッセージ性
編集部

「バンクシーって誰?」――と問いかける俳優・中村倫也さんのCMをたびたび見かけていた私。先日は残業中、ふとテレビ画面に目をやると、お笑い芸人のみなさんがアレコレ展示会の会場で自由にネタを披露する様子が映っている。ネタはもちろん、展示会も楽しそう......。これは行ってみようと撮影担当のスタッフと一

【2021年民放連賞審査講評(CM部門)】企画者の視点・視座、自社の制作力を活かして
【2021年民放連賞審査講評(CM部門)】企画者の視点・視座、自社の制作力を活かして
谷口 優

8月11日中央審査[参加/ラジオ第1種18社=39本、第2種25社=41本、テレビ14社=18本]審査委員長=兼高聖雄(日本大学教授)審査員=佐藤尚之 (コミュニケーション・ディレクター)、谷口 優(宣伝会議 出版担当取締役兼月刊『宣伝会議』編集長)、西田善太 (マガジンハウス 『BRUTUS』編集

【海外メディア最新事情】2年ぶりのMIPCOM 仏・カンヌから現地リポート コロナ禍で配信サービスの影響力拡大 オンラインとリアルの共存が今後の課題
【海外メディア最新事情】2年ぶりのMIPCOM 仏・カンヌから現地リポート コロナ禍で配信サービスの影響力拡大 オンラインとリアルの共存が今後の課題
稲木 せつ子

「誰が参加しなかったかを報じるのではなく、成果に注目してほしい」と切り出したのは、世界最大級のコンテンツ見本市・MIPCOMを主催するRXグローバルの新ディレクター、ルーシー・スミス氏だ。今月11日から4日間、仏カンヌで開催された同見本市の総括記者会見での発言である。スミス氏は「5,000人の参加を

字幕付きCM、全国で受け入れ始まる ~ロードマップと普及推進の取り組み
字幕付きCM、全国で受け入れ始まる ~ロードマップと普及推進の取り組み
徳永 洋希

字幕付きCMとは、テレビCMの音声を文字化して、クローズド・キャプション方式で画面に字幕が表示されるCMのことです(操作方法は機種によって違います)。特に聴覚に障害のある方々へCMの情報を伝えるために有効な手段の1つです。 字幕付きCM普及推進協議会(字幕CM協議会、民放連・日本アドバタイザーズ協会

【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(技術)】フジテレビジョン 災害情報カメラ収録システム 「TOREZO」の開発~日本全国に広がる情報カメラ映像の自動送出を実現
【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(技術)】フジテレビジョン 災害情報カメラ収録システム 「TOREZO」の開発~日本全国に広がる情報カメラ映像の自動送出を実現
鈴木 健司

現地の状況をリアルタイムに伝えることができる情報カメラの映像は、地震や台風などの災害報道にとっては欠かせないものです。私たちは全国に広がるその情報カメラを有効活用したいという思いでTOREZO(トレゾ)を開発しました。 このシステムでは、フジテレビ系列局で所有する200台以上の全ての情報カメラ映像を

「家族の肖像―石井ふく子のホームドラマ」
「家族の肖像―石井ふく子のホームドラマ」
岡室 美奈子

2021年10月11日(月)より22年1月23日(日)まで、早稲田大学演劇博物館において特別展「家族の肖像―石井ふく子のホームドラマ」を開催している。 ホームドラマは、アメリカのシットコム(シチュエーションコメディ)の影響を受けつつも、独自のジャンルとして日本のテレビ史の中で大きな役割を果たしてきた

番組で使っていいの?? 押さえておきたい「商標登録」の仕組み~「『現場で活かせる』法律講座シリーズ」①
番組で使っていいの?? 押さえておきたい「商標登録」の仕組み~「『現場で活かせる』法律講座シリーズ」①
國松 崇

これまでに筆者は番組の制作・放送に関するさまざまな相談を受けてきたが、その中でも定期的に受ける相談の一つが、「登録商標」の番組内での使用である。たとえば情報番組内のコーナーで「●●」という登録商標をアナウンサーが度々読み上げる場合に「メーカーに許可を取る必要はないか?」あるいは「他の言葉に言い換えた

【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(テレビCM)】東海テレビ放送 公共キャンペーン・スポット ジェンダー不平等国で生きていく。(300秒)
【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(テレビCM)】東海テレビ放送 公共キャンペーン・スポット ジェンダー不平等国で生きていく。(300秒)
繁澤 かおる

周りに女性の先輩がいない。新人時代、報道部で勤務していた私は、自分の未来像を描けず、心細い思いをしていました。 あれから11年。育休から復帰して間もない今年初め、CMの制作責任者を任されました。過去に同じ立場を経験しているため、作業量を考えると時短勤務の私に務まるのかと不安が先に立ちました。ところが

選挙報道のお作法~現場判断に迷った時のヒント 選挙報道に携わる放送人へ
選挙報道のお作法~現場判断に迷った時のヒント 選挙報道に携わる放送人へ
山田 健太

超・短期決戦の選挙戦が始まった。いつもだと筆者のもとにも選挙取材・報道のための学生アルバイト要請があるのだが、今年はゼロ。コロナ禍の影響もあるだろうが、悠長に「ド素人」を集め説明会を開いて対応するといった、時間的・精神的な余裕がないことも一因ではないかと想像される。もちろん以前よりこの時期に総選挙が

【2021年民放連賞審査講評(番組部門:テレビドラマ番組)】日常の風景や心の機微を丁寧に
【2021年民放連賞審査講評(番組部門:テレビドラマ番組)】日常の風景や心の機微を丁寧に
岡室 美奈子

8月23日中央審査【参加/18社=18本】審査委員長=大友啓史(映画監督)審査員=内田麻理香(東京大学特任講師)、岡室美奈子(早稲田大学演劇博物館館長)、布施英利(美術批評家、解剖学者) ※下線はグランプリ候補番組 今回は、大型予算が投入された非日常的で劇的なドラマと、何気ない日常会話を通じて心の機

【2021年民放連賞審査講評(番組部門:ラジオ生ワイド番組)】思いを込めて作っている番組ならば、その思いはきっとリスナーに届いている
【2021年民放連賞審査講評(番組部門:ラジオ生ワイド番組)】思いを込めて作っている番組ならば、その思いはきっとリスナーに届いている
西村 達郎

8月20日中央審査【参加/49社=49本】審査委員長=西村達郎(演出家、作詞家)審査員=奥貫 薫(女優)、亀渕昭信(通信文化協会理事)、近藤則子(老テク研究会事務局長) ※下線はグランプリ候補番組 もちろん番組はすべてそうだが、特に「ラジオ生ワイド番組」はパーソナリティの個性の競い合いだと思う。そし

【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(ラジオCM第2種)】朝日放送ラジオ 伊藤ハム ポールウインナー
【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(ラジオCM第2種)】朝日放送ラジオ 伊藤ハム ポールウインナー
野本 友恵

昭和の時代から関西の家庭の冷蔵庫には、必ずと言っていいほど伊藤ハムのポールウインナーが常備されてきました。おやつにおかずにおつまみに、そのまま食べたりアレンジしていろんな料理にと大変重宝します。ところが関東ではあまり販売されていないらしく、ポールウインナーを知らない人が多いという事実に驚きました。発

【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(ラジオCM第1種)】 山形放送 ガオチャオエンジニアリング 枝豆選別機/まめ or だめ(20秒)
【2021年日本民間放送連盟賞 最優秀受賞のことば(ラジオCM第1種)】 山形放送 ガオチャオエンジニアリング 枝豆選別機/まめ or だめ(20秒)
小坂 憲央

今年の日本民間放送連盟賞の各部門で最優秀に輝いた全14事績の担当者に、喜びの声や作品・事績に込めた想いなどを寄せていただきます。初回はCM部門の「ラジオCM第1種(20秒以内)」です。 この度は大変栄誉ある賞を頂きありがとうございます。受賞CMは3年前、開局65周年を機に「原点であるラジオCMで地域

ラジオイベント 普段のラジオとは違った魅力
ラジオイベント 普段のラジオとは違った魅力
編集部

ラジオ局や番組がラジオをテーマにイベントを行うケースがよく見られる。今回、編集部では局や番組ではなく、一般のリスナーや、音声配信アプリ・ラジオクラウドが主催した2つのイベントに着目。それぞれの当日の模様や狙いを取材した。 リスナーによるフェスイベント「ラジオリスナーフェス」 9月23日、東京・ユーロ

【2021年民放連賞審査講評(番組部門:テレビエンターテインメント番組)】多様性と素晴らしさを実感
【2021年民放連賞審査講評(番組部門:テレビエンターテインメント番組)】多様性と素晴らしさを実感
鏡 明

8月20日中央審査【参加/99社=99本】審査委員長=鏡 明(評論家、元電通顧問、ドリルエグゼクティヴ・アドバイザー)審査員=上田紀行(東京工業大学リベラルアーツ研究教育院長・教授)、たかのてるこ(旅人、エッセイスト)、長尾玲子(日本文藝家協会著作権管理部部長) ※下線はグランプリ候補番組 2021

【2021年民放連賞審査講評(番組部門:ラジオエンターテインメント番組)】時代の声が聞こえるラジオ
【2021年民放連賞審査講評(番組部門:ラジオエンターテインメント番組)】時代の声が聞こえるラジオ
嶋 浩一郎

8月20日中央審査【参加/71社=71本】審査委員長=嶋浩一郎(博報堂執行役員・エグゼクティブクリエイティブディレクター審査員=青木江梨花(脚本家)、犬山紙子(エッセイスト)、藤代裕之(法政大学教授) ※下線はグランプリ候補番組 東日本大震災から10年。エンターテインメント番組においても、災害時にお

接続料金訴訟でNetflixがSKブロードバンドに敗訴~韓国でもネット中立性が論点に
接続料金訴訟でNetflixがSKブロードバンドに敗訴~韓国でもネット中立性が論点に
田代 範子

韓国でもOTT(Over the Top)市場が活況を呈している。KCC(放送通信委員会)が13歳以上の6,029人を対象に実施した調査によると、2020年は新型コロナウイルスによるパンデミックの影響もあって、OTTサービス利用者は全体の66.3%に上った。前年の52%から大幅増加である。また、OT

Spotifyに聞く ポッドキャストの魅力、放送局との関係
Spotifyに聞く ポッドキャストの魅力、放送局との関係
仲宇佐 ゆり

テレビ東京のドラマ「お耳に合いましたら。」(2021年7-9月、木、24・30-25・00)は、ポッドキャスト配信を始めた女性が主人公だった。 このドラマと連動するポッドキャストを配信したのがSpotifyだ。音楽ストリーミングサービスの最大手だが、2019年に「オーディオファースト」という新たな成

【ラジオから提言!放送の未来】「農とラジオ」 ふたつの軸足で番組作る
【ラジオから提言!放送の未来】「農とラジオ」 ふたつの軸足で番組作る
三浦 宏之

放送の未来を第一線の放送人に語っていただくリレー企画(機関紙「民間放送」で2018年5月から不定期連載しています)。今回は、J-WAVEで「LOHAS SUNDAY」「RADIPEDIA」などの番組を手掛けたのち山口へ移住、現在は広島エフエムなどで番組制作に携わる、三浦宏之さん。 農家が農業以外の仕

【メディア時評】オリパラとコロナ報道の両立 矛盾に及び腰だったメディア 画づくりや編成に工夫も
【メディア時評】オリパラとコロナ報道の両立 矛盾に及び腰だったメディア 画づくりや編成に工夫も
田中 幹人

6月18日。筆者ら「新型コロナ専門家有志の会」は日本民間放送連盟に「オリンピック・パラリンピックの際の感染対策を涵養する報道様式についての要望書」を送付した。この文書は次のように結ばれていた。 「皆さまにおかれましては、この1年以上のコロナ禍のなかでメディアの皆さんが培ってきた伝えかたの工夫や、これ

重要案件が審議できない米FCC
重要案件が審議できない米FCC
鍛治 利也

バイデン大統領の指名により、ローゼンウォーセル(Jessica Rosenworcel)氏がFCC(連邦通信委員会)委員長代理に就任してから約9カ月が経過した。正委員長の有力候補者が見当たらずに委員長代理の在任期間がこれほど長くなるのは極めて異例だ。政権交代時には、前政権で就任した委員長は在任期間を

【2021年民放連賞審査講評(番組部門:テレビ教養番組)】「いのち」が主題の貴重な作品群
【2021年民放連賞審査講評(番組部門:テレビ教養番組)】「いのち」が主題の貴重な作品群
永井 多惠子

8月19日中央審査【参加/114社=114本】審査委員長=永井多惠子(国際演劇協会会長)審査員=遠藤 薫(学習院大学教授)、金川雄策(Yahoo! Japan クリエイターズプログラム チーフ・プロデューサー)、榊原美紀(弁護士)   ※下線はグランプリ候補番組 今回、最優秀候補としてノミネートされ

【2021年民放連賞審査講評(番組部門:ラジオ教養番組)】新しい時代の教養が問われる
【2021年民放連賞審査講評(番組部門:ラジオ教養番組)】新しい時代の教養が問われる
山本 康一

8月19日中央審査【参加/67社=67本】審査委員長=隈元信一(ジャーナリスト)審査員=おおたわ史絵(総合内科専門医、法務省矯正局医師)、洞口依子(女優)、山本康一(三省堂辞書出版部部長兼大辞林編集部編集長) ※下線はグランプリ候補番組 コロナ禍という史上まれに見る災害に立ちあって、このテーマを取り

【インタビュー 稲垣吾郎さん】ラジオは生活のルーティーン ずっと大切にしたい場
【インタビュー 稲垣吾郎さん】ラジオは生活のルーティーン ずっと大切にしたい場
豊田 拓臣

稲垣吾郎(いながき・ごろう)1973年12月8日、東京都出身。1991年9月9日にCDデビュー。その後、テレビのドラマ、バラエティなどで活躍し、国民的タレントとなった。文化放送では30数年前に夜ワイド内のフロート番組をレギュラーで持ち、現在は1人しゃべりの箱番組『編集長 稲垣吾郎』を担当している。2

【2021年民放連賞審査講評(番組部門:ラジオ報道番組)】大切なのは、どのように伝えるか。
【2021年民放連賞審査講評(番組部門:ラジオ報道番組)】大切なのは、どのように伝えるか。
石井 彰

8月18日中央審査【参加/33社=33本】審査委員長=石井 彰(放送作家)審査員=錦光山雅子(フリーランスライター)、田中早苗(弁護士)、やきそばかおる(コラムニスト) ※下線はグランプリ候補番組 戦争、原爆、震災、原発事故、性暴力、事件事故など、伝えるテーマは多岐にわたった。大切なのは、それをどの

【2021年民放連賞審査講評(番組部門:テレビ報道番組)】多様化する社会問題の現実を詳らかに
【2021年民放連賞審査講評(番組部門:テレビ報道番組)】多様化する社会問題の現実を詳らかに
森 まどか

8月18日中央審査【参加/94社=94本】審査委員長=森まどか(医療ジャーナリスト)審査員=城戸久枝(ノンフィクションライター)、竹内 薫(サイエンス作家)、吉岡 忍(作家) ※下線はグランプリ候補番組 コロナ禍で人と人とのつながりが分断される中ではあるが、人を取材対象に日常を追うことで多様化する社

"隠れたカリキュラム"とメディア~「子どもとメディア」①
"隠れたカリキュラム"とメディア~「子どもとメディア」①
加藤 理

メディアが子どもに与える影響について論じる貴重な機会を与えていただきました。さまざまな角度から子どもとメディアについて考える場にしていきたいと思います。 テレビ・ラジオが子どもに与える影響に対して、社会はとても敏感です。少年犯罪が起こると、メディアの影響ではないかとの指摘がしばしばあがります。198

【放送関連の新刊紹介】『自壊するメディア』『アフタートーク』
【放送関連の新刊紹介】『自壊するメディア』『アフタートーク』
編集部

▼『自壊するメディア』 望月衣塑子・東京新聞社会部記者と五百旗頭幸男・ドキュメンタリー映画監督(現・石川テレビ)の共著。第1章を望月氏、第2章を五百旗頭氏が執筆。後半2章は二人の対話形式で、権力の監視機能を果たせない現在のメディアの再生への途を語り合う。発行=講談社(講談社+α新書)、968円(税込

911の20周年特集にNetflix、AppleTVが参入 「風化」はメディアのせいか~「21世紀メディアはどこへ向かう?」 ②
911の20周年特集にNetflix、AppleTVが参入 「風化」はメディアのせいか~「21世紀メディアはどこへ向かう?」 ②
津山 恵子

今年9月11日、2001年米同時多発テロから20周年を迎えた。 私は、共同通信社ニューヨーク支局の特派員として赴任した2003年から、20周年の今年までほぼ毎年、9月11日には崩壊した世界貿易センター跡だったグラウンドゼロ、そして現在は新しい世界貿易センターに通い続けている。 そして年々、グラウンド

【2021年民放連賞審査講評(技術部門)】「災害情報カメラ収録システム『TOREZO』の開発 ~日本全国に広がる情報カメラ映像の自動送出を実現~」が最優秀
【2021年民放連賞審査講評(技術部門)】「災害情報カメラ収録システム『TOREZO』の開発 ~日本全国に広がる情報カメラ映像の自動送出を実現~」が最優秀
民放連 企画部

8月19日・20日中央審査【参加/11社=16件】審査員=民放連技術委員会「技術表彰選考小委員会」委員 技術部門は、民放連会員各社の放送技術に関する開発・改良などにより、民放事業に貢献し、その発展に寄与した事績に賞を贈る。 本年は11社16件の申請があり、民放連技術委員会「技術表彰選考小委員会」が、

【メディア時評】メディアの「強者性」を考える 記者は加害者になっていないか 社会の複雑さと向き合い、耐えて
【メディア時評】メディアの「強者性」を考える 記者は加害者になっていないか 社会の複雑さと向き合い、耐えて
小松 理虔

個人的な体験で恐縮だが、少し前に参加したオンライントーク番組に寄せられたコメントから、メディアの持つ「強者性」について考えてみたい。先日、フリーランスの論者が語り合うイベントに参加した。配信画面のモニターには視聴者からの和やかなコメントが表示されていたのが、突如、思いもよらぬコメントが流れた。「小松

フェイクニュースの生態系に呑み込まれるテレビ
フェイクニュースの生態系に呑み込まれるテレビ
藤代 裕之

フェイクニュースを入手するのはテレビ......。総務省が発行する「令和3年版情報通信白書」に掲載された調査結果は、テレビ業界でほとんど話題になっていないようだ。フェイクニュースはソーシャルメディアの問題として語られることが多いためだろうか。しかしながら、テレビは決してフェイクニュースに無関係ではな

【放送関連の新刊紹介】『踏ん張れ地方局 片隅からのジャーナリズム』ほか
【放送関連の新刊紹介】『踏ん張れ地方局 片隅からのジャーナリズム』ほか
編集部

▼『踏ん張れ地方局 片隅からのジャーナリズム』 著者はRSKホールディングス・RSK山陽放送両社の会長兼社長を務める原憲一氏。ラジオ・ディレクター、テレビ報道記者、海外特派員、ローカル局初の「報道特集」キャスターなど、半世紀にわたる自身の取材・報道活動を振り返り、地方局の報道現場で活躍する後輩の記者

【閲覧コーナー】ラジオ200番組超 テレビ作家が語る『ラジオの残響 ヘビーリスナー聴く語り記』/災害放送の役割を考察『災禍をめぐる「記憶」と「語り」』
【閲覧コーナー】ラジオ200番組超 テレビ作家が語る『ラジオの残響 ヘビーリスナー聴く語り記』/災害放送の役割を考察『災禍をめぐる「記憶」と「語り」』
編集部

ジェンダー平等、ラジオ局の閉局、報道の責任......。メディアのあり方が厳しく問われる今、それらを切実に訴える本が目に留まる。今回は、この半年余りに出版された中から、指標となる本を編集部で選び、紹介する。 ジェンダー視点の番組論 『「テレビは見ない」というけれど エンタメコンテンツをフェミニズム・

放送における「差別・人権」を考える~知識よりも大切なこと
放送における「差別・人権」を考える~知識よりも大切なこと
遠山 昭弘

今回、"放送と人権"に関する原稿を執筆するよう、お話をいただきました。非常に重いテーマであり、私自身、そういった原稿を書く資格があるのかと逡巡するところはあるのですが、せっかくいただいた依頼ですのでお受けすることにいたしました。ただ、あまり硬い文章を書いてしまうと、読んでいただけないのではないかと思

【メディア時評】終戦から76年――子どもたちに戦争をどう伝えるか 自分ごととして考える機会に 体験者の声聞ける今こそ放送が大きな役割
【メディア時評】終戦から76年――子どもたちに戦争をどう伝えるか 自分ごととして考える機会に 体験者の声聞ける今こそ放送が大きな役割
加藤 理

8月15日、今年も平和を祈念し、尊い命を戦争によって奪われた方々を慰霊する日が訪れた。各局では、10日ほど前からニュース番組内の特集コーナーを中心に、戦争に関する話題を取り上げていた。終戦から76年の今年は、戦争の記憶が薄らいでいく中、どのように語り伝えていくことができるのか、どのようにすれば視聴者

【海外メディア最新事情】放送法制の抜本的改革を 英Ofcom政府に提言 オンラインサービスも射程に
【海外メディア最新事情】放送法制の抜本的改革を 英Ofcom政府に提言 オンラインサービスも射程に
入江 晃史

「わが国の放送事業者は、アナログのルールの下で運営されている間は、デジタル世界で競争をすることができない。(中略)今年秋に、21世紀に適合するような放送の将来に関する白書を提示する。(中略)まずは、競争環境の同等性を確保する必要がある。放送事業者は明らかな格差により、不利な状態で競争している。すべて

「民放online」メルマガを配信します
「民放online」メルマガを配信します
編集部

9月1日に創刊した民放連のウェブマガジン「民放online」では、メールマガジンを創刊することとしました。民放各社のみなさんをはじめ、視聴者・リスナーのみなさんに広く読んでいただきたい記事の更新情報を随時お伝えしていきます。 こちらのアドレスもしくは下図のQRコードをスマートフォン等のカメラで読み取

民放ジャーナリズムの再生に向けて
民放ジャーナリズムの再生に向けて
山腰 修三

民放ジャーナリズムの「危機」が指摘されて久しい。とはいえ、その起源、あるいは原因を特定のものに絞ることは難しい。メディア環境の変化、ライフスタイルの変化、あるいは政治的、経済的文脈など、複雑な諸要因が結びつきつつ徐々に進展してきたと見なすべきである。 ただし、「危機」の進展の背後に存在するいくつかの

東京オリンピックが遺した"3つのこれから"~塚田祐之の「続メディアウォッチ」①
東京オリンピックが遺した"3つのこれから"~塚田祐之の「続メディアウォッチ」①
塚田祐之

コロナ禍、1年延期、無観客......。異例ずくめの東京2020オリンピックが閉幕した。開催か、中止か、延期か。最後まで世論が大きく割れた中での開催となったが、205の国や地域、そして難民選手団、合わせて約1万1,000人の選手が参加。開会式の入場行進は2時間に及んだ。 新型コロナウイルスの感染拡大

民放ラジオ統一番組 スポーツの楽しさ伝える
民放ラジオ統一番組 スポーツの楽しさ伝える
編集部

東京2020オリンピックが8月8日、17日間にわたる競技の幕を閉じた。日本のメダル数は金27、銀14、銅17個の計58個と、リオデジャネイロ大会を上回り過去最多に。民放各局は日本選手・チームの活躍を総力を挙げて伝えた。編集部は民放ラジオ統一番組の制作本部を訪ね、熱戦を伝える民放の取り組みを聞いた。

TBSテレビ×スペースマーケット 「逃げ恥」レンタルスペースを現地取材
TBSテレビ×スペースマーケット 「逃げ恥」レンタルスペースを現地取材
編集部

TBSテレビが、人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の舞台を再現したレンタルスペース事業「逃げ恥スペース presented by TBS~私とみくりと平匡と」を、イベントスペースなどの貸し出しを行うスペースマーケット社と共同企画。世田谷区にある同スペースを記者が現地取材した。 閑静な住宅街に突如現

「民放online」創刊にあたって
「民放online」創刊にあたって
編集部

日本民間放送連盟(民放連、会長=大久保好男・日本テレビ放送網会長)は2021年9月1日、ウェブマガジン「民放online」を創刊しました。放送に関するニュースや話題、研究者の論考など幅広いコンテンツを掲載していきます。 民放連は20年4月に事務局内にプロジェクトを設け、広報媒体のあり方の検討に着手し

東京オリンピック国際放送センター(IBC)取材リポート
東京オリンピック国際放送センター(IBC)取材リポート
編集部

民放とNHKは1984年のロサンゼルス大会からJC(ジャパン・コンソーシアム、92年バルセロナ大会まではジャパン・プール)を組織して、共同でオリンピック放送に取り組んでいる。オリンピックは国民・視聴者にとって最大の関心を集めるスポーツイベントであり、JCを組むことで、一つの放送局が独占して放送する他

米NBCにとって五輪は旨味があるのか 視聴はストリーミングにシフト~「21世紀メディアはどこへ向かう?」 ①
米NBCにとって五輪は旨味があるのか 視聴はストリーミングにシフト~「21世紀メディアはどこへ向かう?」 ①
津山恵子

東京五輪が8月8日、閉幕した。米国で五輪放送権を独占するネットワークテレビ局NBCにとって、「成績表」はどう出たのか。まず、視聴者数は過去最低だった。しかし、ストリーミング配信の視聴者は激増し、「五輪の新しい視聴方法」への道筋をしっかりと開拓した。しかも、広告主からだけではなく、ストリーミング配信契

災害対策基本法の一部改正に伴う避難情報変更
災害対策基本法の一部改正に伴う避難情報変更
福島隆史

情報の伝え方、呼びかけ方の見直しを  最近、市町村が住民に対して出す避難情報のうち「避難勧告」が廃止されたことは多くの方がご存知と思う。災害対策基本法(災対法)の一部が改正され、今年5月20日に施行されたことによるものだ。「避難勧告」と「避難指示」は災対法が昭和36(1961)年に制定されて以来60