2022年7月8日、安倍晋三元首相が演説中に銃撃され死亡した。殺人罪などで起訴された山上徹也被告の供述をきっかけに、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)について指摘されている不当な布教活動などの問題があらためて注目され、政治家とのつながりや被害の実態が明るみになった。
事件から1年。放送局はどのように報道してきたか、そして今後は......。伝える側からチューリップテレビ、読売テレビの2局、そして旧統一教会の問題に取り組んできた阿部克臣弁護士に、それぞれの視点から「これまで」と「これから」を執筆いただいた。
①チューリップテレビ=富山政界と教団のつながりを追及 明らかになっていない事実を取材し続ける
武石浩明氏(報道制作局長)
②読売テレビ=『情報ライブ ミヤネ屋』 被害を訴えている人々の声に耳を傾ける
内田昌宏氏(報道局『情報ライブ ミヤネ屋』チーフプロデューサー)
③再び「空白の30年」を繰り返さないために ――メディアへのお願い
阿部克臣氏(弁護士、リンク総合法律事務所所属)