日本科学技術振興財団などの主催で、科学技術への関心を喚起する優れた映像作品を選奨する「第66回科学技術映像祭」の入選作品が7月11日に発表された。
最優秀賞にあたる内閣総理大臣賞は東日本放送の『テレメンタリー2024 "3.11"を忘れない 93 100人の証言 命をつなぐ津波避難』が受賞した。放送局からの受賞は次のとおり(総理大臣賞も含む)。
【内閣総理大臣賞】
▶テレメンタリー2024 "3.11"を忘れない 93 100人の証言 命をつなぐ津波避難(東日本放送)
【文部科学大臣賞】(全4作品)
▶所さんの目がテン! 折り紙の科学(日本テレビ放送網)
▶SBCスペシャル 本田先生のこころ診察室~発達障害のこどもたち~(信越放送)
▶チャンネル4 終わらないコロナ 後遺症と闘う18歳(テレビ信州)
▶NHKスペシャル ディープオーシャン 幻のシーラカンス王国(NHK)
【優秀賞】(全8作品)
▶フロンティア「ヒトはなぜ歌うのか」(NHK)
▶映像25「私らしく」初のアルツハイマー治療薬と共に(毎日放送)
▶割れた藍瓶 能登半島地震と富山湾(北日本放送)
<上段左から、東日本放送「テレメンタリー2024」、日本テレビ「所さんの目がテン!」、
信越放送「SBCスペシャル」、テレビ信州「チャンネル4」>
同映像祭は1960年から開催している。今回は「一般部門」と「学生部門」の2部門から、それぞれに長編と短編の区分で作品を募集。2024年1月~25年4月に制作・放送されたコンテンツが対象。32機関から46作品が出品され、6月に審査が行われた。前記のほか特別奨励賞(1作品)、学生部門奨励賞(2作品)、新技術振興渡辺記念会理事長賞(1作品)、つくば科学万博記念財団理事長賞(1作品)、科学技術館館長賞(1作品)の全18(重複受賞あり)の受賞事績などは映像祭の公式サイトを参照(外部サイトに遷移します)。
表彰式は7月28日、東京の科学技術館サイエンスホールで行われ、入選作品は科学技術館をはじめ全国各都市の科学館などで順次、上映会を行う。