BSデジタル放送25周年! 6局共同キャンペーンを12月31日まで展開――A-PAB記者会見「BSデジタル放送は新時代へ!」

編集広報部
BSデジタル放送25周年! 6局共同キャンペーンを12月31日まで展開――A-PAB記者会見「BSデジタル放送は新時代へ!」

放送サービス高度化推進協会(A-PAB)は11月21日、都内で記者発表会を開き、2000年12月1日にBSデジタル放送が開始してから25周年を迎えることを記念し、NHK、BS日本、BS朝日、BS-TBS、BSテレビ東京、BSフジによる共同キャンペーンを発表した。

開会あいさつでA-PABの加増良弘理事長(BSテレビ東京社長)は、「この25年間、BS各局は地上波とは異なる独自の手法でテレビコンテンツの一翼を担ってきた自負がある。効率的な全国放送で視聴者やクライアントを惹きつけてきた自信もある」と述べ、BSならではの強みを強調。「BSデジタルは新しい時代に入ります。ぜひご期待ください」と呼びかけた。

続いて、NHKとBS民放5社による「BSデジタル放送25周年でスゴイ番組が勢ぞろい! 新時代! 年末はBSの番組を見ようよキャンペーン」として、①BSデジタル放送25周年記念スポット、②NHKの選りすぐりのオススメ番組とBS民放5局の25周年を記念に制作した特別番組、③BS民放5局開局25周年「5局でコラボウィーク」、④NHK(4K・8K)おすすめ番組、について紹介があった。同キャンペーンは、11月23日から12月31日まで展開される。スペシャルゲストとして、「5局でコラボウィーク」に出演する料理家の和田明日香さんと、プレゼンターのNHK・桑子真帆アナウンサーが登壇し、BSの魅力を語った。

さらにNHK専務理事とBS民放5社の社長が登壇(=冒頭写真)。それぞれ自社の人気コンテンツに触れながら、「今後もBS放送で、高品質で多彩なジャンルの番組を展開したい」(小池英夫NHK専務理事)、「25歳になり、一番エネルギッシュな時を迎えている。伝統に寄り添いつつ、新しいIP開発にも取り組んでいきたい」(粕谷賢之・BS日本社長)、「BSメディアはまだまだ大きな可能性がある。信頼できるメディアとして価値あるコンテンツを発信し続けたい」(浜島聡・BS朝日社長 )、「人間に例えれば25歳の若者、まだまだこれから伸びしろがある。立派な大人になれるように、頑張って成長していきたい」(伊佐野英樹・BS-TBS社長)、「前半は借金に次ぐ借金ということで大変苦労をしたが、ようやくここにきて良いチームになってきた。ニッチだが、胸を張って堂々とBSデジタルを頑張っていきたい」( 加増良弘・BSテレビ東京社長)、「オリジナリティにこだわって、25年放送してきた。独自性、BSらしさを前面に出して、企画、編成、制作していきたい」(小川晋一・BSフジ社長)とこれからのBSデジタル放送にかける意気込みをアピールした。

このほか、良質な先進映像作品へ贈られる「ルミエール・ジャパン・アワード2025」、10月1日から24時間放送が開始されたJ:COM BS、10月29日に合同会社を設立したLCB(ローカルコンテンツバンク)についても紹介された。

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