一般社団法人セーファーインターネット協会(SIA)は、インターネット上の偽情報や誤情報の対策を行うファクトチェック機関「日本ファクトチェックセンター(JFC)」を10月1日に設立した。
情報空間の健全性向上のため、インターネットに流通する情報のファクトチェック(事実の検証)を実施する。さらに、その実施結果や参考情報などの発信を行うほか、実践を通じた人材の育成や啓発活動などにも取り組む。そのための体制として▷監査委員会がガバナンス全体の適正性確認や協賛企業等との利益相反チェックなどを行う▷運営委員会が公正性や適正な運営などを評価する▷運営委の下にJFCが定めるファクトチェックガイドラインに基づく検証を行う編集部を置く――を整えた。
JFCの活動は、Googleの慈善事業部門であるGoogle.orgとヤフーが支援し、事務局はSIAが担う。なお、監査委員長には宍戸常寿東京大大学院教授、運営委員長には曽我部真裕京都大大学院教授が就いた。