在京テレビキー5局とNHKは、9月17日(日)―18日(月・祝)、防災推進国民大会2023実行委員会(内閣府、防災推進協議会、防災推進国民会議)が主催する防災イベント「ぼうさいこくたい」に参加する。会場は横浜国立大学。入場は無料。
17日は、12・30―13・30に「6局キャラクターが大集合!いのちを守るクイズ大会」、16・00―18・00に「アナウンサー防災報道シンポジウム『本当に心に響く"呼びかけ"を考える」を展開。18日の10・30―14・30には、各局が30分ずつプレゼンを行う。詳細は同イベントのウェブサイトを参照。
6局は東日本大震災から10年となる2021年3月、共同プロジェクト「キオク、ともに未来へ。」を展開し、それをきっかけに2022年9月に防災プロジェクト「#いのちともに守る」を立ち上げた。今年は3―9月に局の垣根を越えたキャンペーンを展開。関東大地震が発生した9月1日周辺には各局が特別番組やレギュラー番組内で関連企画を放送した。
1日には、TBSテレビが特番『関東大震災100年 あす巨大地震が来たら』(17・50―20・00)を組み、津波や火災から身を守るための実証実験などを行い、備えのヒントを伝えた。テレビ東京は『ガイアの夜明け』(22・00―22・54)で防災の最前線を紹介。地震による建物の倒壊危険度を判定できるアプリを開発した研究者や、水害に対応できる植物を独自開発する親子の挑戦を取り上げた。報道番組などで震災関連企画を展開した日本テレビは、『news zero』で東京都『TOKYO強靭化プロジェクト』などを取材した。
フジテレビは3日、特番『イット!×わ・す・れ・な・い特別編 関東大震災100年の真実』を放送。当時の記録や証言をたどり、東京の街に潜む地震火災の危険性などを考えた。8月31日に『スーパーJチャンネル』で特集を組んだテレビ朝日は、関東大震災を経験した112歳の女性を取材し、地震や津波の記憶を伝えた。NHKは10月1日に特番を組み、6局のアナウンサーによる討論会を実施し、「未来のいのちを守る方法」を考える予定だ。