米議会襲撃事件 下院特別委の公聴会8回終了 プライムタイムで高視聴者数

編集広報部

米議会襲撃事件(202016日)を調査する下院特別委員会の公聴会が8回にわたり行われ、FOXニュースを除く地上波各局、ケーブルニュース局が生中継し、高い視聴者数を記録した。

6月9日(初回)と7月23日(第8回)は、政府公聴会では異例のプライムタイム枠での生中継だった。米東部時間の夜8時から11時ごろまで全過程が中継され、初回が約1,940万人、8回目は1,770万人(ニールセン)を記録。CNNMSNBCは公聴会直前にはプレ番組、直後にはポスト番組を組み、それぞれ看板キャスターが全員集合してのオールスター解説を展開した。

2回目から7回目の公聴会は昼間の開催だったためここまでの視聴者数ではなかったが、唯一、大統領首席補佐官マーク・メドウズの元側近キャシディ・ハッチンソンが急きょ証言することになった6月28日は、平均1,317万人を記録。プライムタイム並みの高視聴者数となった。

アメリカの政治がらみの公聴会中継は、いずれも高視聴率を記録することで知られている。過去にも、2018年9月のブレット・カバノー最高裁判事承認公聴会(約2,000万人)、2017年6月のジェームズ・コミー元FBI長官による証言公聴会(約1,950万人)、2019年2月の元トランプ弁護人マイケル・コーエンによる証言公聴会(約1,580万人)などがある。

今回の米議会襲撃公聴会がこれら過去のものと一線を画したのは、その中継スタイルにある。視聴者に正確かつ効果的に調査結果を伝えインパクトを残すため、下院特別委はABC News元社長ジェームズ・ゴールドストンを公聴会中継アドバイザーに雇った。デジタル技術を駆使した新しい中継スタイルを確立しただけでなく、ABCが誇る長寿報道特集番組「20/20」を見ているかのようなインタビュー・スタイルで、視聴者の関心を集めることに成功した。

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