在京テレビキー局 2025年春改編 報道・情報番組の強化目立つ

編集広報部
在京テレビキー局 2025年春改編 報道・情報番組の強化目立つ

在京地上民放テレビキー5社の2025年4月改編がスタートした。好調な報道・情報番組のリブランディングや枠の拡大が目立つとともに、各社が新たなバラエティ番組を立ち上げる。


「新ワク!」をキャッチコピーに掲げ、これまでの枠を超えたワクワクする施策を展開していくとした日本テレビ放送網は、約30年ぶりの土曜朝の改編に加えプライム帯の強化を行い、個人・コア視聴率のアップを図る。『シューイチ』が好調の日曜だけでなく土曜朝にも進出する(土、5:55~9:25/日、7:30~10:25)。また、昼には読売テレビ放送が制作する新番組『サタデーLIVE ニュース ジグザグ』(土、11:55~13:30)を編成、俳優の小澤征悦さんがナビゲーターを務め、生放送でニュースを届ける。プライム帯は水、土、日曜の強化を狙う。水曜は、これまで土曜夜に放送していた『千鳥かまいたちアワー』が、『千鳥かまいたちゴールデンアワー』(水、20:00~21:00)としてゴールデン帯に進出。22時台はドラマ枠を復活させ、恋愛ミステリー『恋は闇』(水、22:00~23:00)がスタートする。土曜には『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』(土、19:56~20:54)と『with MUSIC』(土、22:00~22:54)を枠移動させた。日曜21時からは、6人組男性アイドルグループSixTONESが、ゲストをスタジオに迎えてトークやゲームでもてなし新たな一面を引き出す、スタジオバラエティ『Golden SixTONES』(日、21:00~21:54)がスタートする。

テレビ朝日はオールターゲット戦略を継続し、あらゆる世代のニーズに応えることを目指す。土曜の昼に報道・情報番組を組むほか、アニメ枠を拡大する。平日昼の看板番組『大下容子ワイド!スクランブル』(月~金、10:25~13:00)が、『ワイド!スクランブル サタデー』(土、11:30~13:30)として土曜にも進出。MCは松尾由美子アナと菅原知弘アナが担当する。アニメ枠は水曜23時45分~25時15分に「IMAnimation W」を創設、第27回電撃小説大賞で「大賞」を受賞した『ユア・フォルマ』を放送する。また、日曜の朝にショートアニメとして『コウペンちゃん』(日、8:28~8:30)を組み、視聴者がほっこりできる幸せを届ける。バラエティでは、2024年に3回の特番を放送し、好評を博した『プラチナファミリー 華麗なる一家をのぞき見』(火、19:00~20:00)がスタート。皇族や旧公家、歌舞伎関係者など、華麗なる一家"プラチナファミリー"の暮らしぶりをのぞき見する。また、『見取り図じゃん』(日、24:10~24:40)が、平日深夜のエンタメゾーン「バラバラ大作戦」から"昇格"。同ゾーンでは『ジャイキリダイアン』(火、26:17~26:36)など新たに7番組が始まる。

TBSテレビは、「より多く、幅広く、長く愛されるコンテンツを届ける」をテーマに番組を充実させる。社内指標である「LTV4-59」(4歳から59歳の個人視聴率)では、2024年12月30日から2025年1月5日で、初めてゴールデン・プライム帯1位を獲得。この勢いを4月改編につなげるべく、まずは既存帯番組の強化を図る。司会のホラン千秋さんが卒業した『Nスタ』(月~金、15:49~19:00)は、出水麻衣アナが新たに加入し、井上貴博アナとコンビを組む。安住紳一郎アナが総合司会を務める『THE TIME,』(月~金、5:20~8:00)も3月31日から「あなたと、とことん。あなたとつくる、あなたのニュース」をコンセプトにリブランディングを行う。水曜と金曜のプライム帯はバラエティ番組の流れを意識し、二宮和也さんがMCを務める『ニノなのに』(水、20:54~21:58※初回放送)、気になるの向こう側を調査し視聴者に届ける『知識の扉よ開け!ドア×ドア クエスト』(金、20:57~22:00)の新番組が始まる。新ドラマは、3年ぶり6回目の日曜劇場で主演を務める阿部寛さんの『キャスター』(日、21:00~21:54)や、『私の家政夫ナギサさん』以来、約5年ぶりとなる多部未華子さん主演の火曜ドラマ『対岸の家事〜これが、私の⽣きる道!〜』(火、22:00~20:57)など。

開局61年目に入ったテレビ東京は今期も「人と同じことはやらない。尖った手を打ち続ける」をキャッチフレーズに、平日ゴールデンタイムにタテの流れを重視した新番組を投入する。月曜20時台の『JAPANをスーツケースにつめ込んで!~世界に日本を持ってった~』(月、20:00~20:54)は日本を代表するさまざまな商品を世界各国に持って行き、どう評価されるのかを探る"マーケティング・バラエティ"だ。18時25分からの『YOUは何しに日本へ?』、21時台の『世界!ニッポン行きたい人応援団』とあわせて月曜を"海外に誇る日本"がテーマの三段重ねで視聴者の定着を図る。水曜の『世界を救う!ワンにゃフル物語』(水、19:54~21:00)も「世界」にこだわった。動物たちのスゴ技や激カワ映像を紹介しながら視聴者に癒しを届ける。『どうぶつピース‼』や『ペット大集合!ポチたま』などで培った動物番組のノウハウを進化させ、AIで生成したCGの柴犬が進行するのも見どころだ。このほか、スタートから23年、放送1,150回を超えた経済番組『日経スペシャル ガイアの夜明け』(金、22:00~22:54)をリニューアル。番組の顔である四代目の「案内人」を俳優の長谷川博己さんが務める。

フジテレビジョンは、報道向けの改編説明会は実施せず、番組ごとのリリースを行った。ニュース情報番組『サン!シャイン』(月~金、8:14~9:50)がスタート。メインキャスターを谷原章介さんが務め、視聴者とじっくりと共有する"大人のため"のライブショーを目指す。また、『サン!シャイン』の前時間帯の『めざましテレビ』(月~金、5:25~8:14)は、放送枠を14分拡大。番組は32年目に突入する。新しいドラマも7本始まる。"月9"は『続・続・最後から二番目の恋』(月、21:00~21:54)が、2014年に放送された前作から11年の時を経て帰ってくる。実際の時間軸と同様に前作から11年後を描く。これまでのシリーズ同様、脚本は岡田惠和さんが務める。またバラエティ番組では『かのサンド』(日、10:00~11:15)がスタート。お笑い芸人のサンドウィッチマンの二人と狩野英孝さんが、「サンドウィッチマンの終の棲家を見つける」をコンセプトに散歩をしながら住みたくなる街を探索する。また『千鳥の鬼レンチャン』(日、19:00~20:54)が2時間に放送枠を拡大する。

最新記事